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2015年12月26日 (土)

大河ドラマ花燃ゆ・(51-6)総集編第四部 後編「二人の再婚」

(45) 二人の夜 〜追い詰められた義兄と妹 まさかの天の采配〜
美和(井上真央)はせい(三田佳子)のもとで糸挽きを習いながら、そこで働く女たちが勉強する手伝いをしていた。その頃、楫取素彦(大沢たかお)のもとに、生糸の値が大暴落しているとの知らせが入る。調べると、粗悪品が混じり、品質が安定していないことが原因であることがわかった。そんな折、美和はある人物に出会う。それはのちに近代農業の父と呼ばれる船津伝次平(石原良純)であった。人々の暮らしを向上させるため、新しい農業法を見つけようと努力を続ける船津の姿勢に、美和も楫取も大きな刺激を受ける。そして楫取は、民間で製糸場を経営する星野長太郎(大東駿介)の協力も得て、生糸の価格を安定させるために組合を創設し、品質管理を行う共同施設を作ろうと奔走する。しかし、阿久沢権蔵(江守 徹)や仲買人などの猛反対を受け…。その頃、東京から楫取の次男・久米次郎(市川理矩)が父に会いにやってくる。久米次郎は、母の寿(優香)を思うあまり、美和に反発。美和は、家を飛び出して行った久米次郎を探しに行く道中で、悪天候で帰れなくなってしまう。やむを得ず、楫取と旅館に泊まることになり…。

(46) 未来への絆 〜打つ手なし! 二人に挽回の道は?〜
美和と楫取が大雨による足止めで旅館に宿泊していた夜、楫取が建設を進めていた生糸の共同施設で火災が発生する。火災はおさまったものの、その騒ぎのさ中に楫取の行方が分からなかったことが大きな問題となってしまう。そして、美和と楫取が同じ宿に泊まっていたことで、二人の仲を疑うウワサが波紋を呼ぶ。阿久沢の一派がさらに攻勢を強め、県庁内での楫取の立場は一層難しくなる。美和は義兄を心配し、家を出て行こうと考えるが…。そんな折、楫取が二条窪で農業をしていた頃に親しくなった中原復亮(堀井新太)が訪ねてくる。楫取の窮状を知った中原は、試験を受けて群馬県庁の職員となり、楫取を助けたいと思う。そしてその頃、西南戦争で捕らえられた捕虜が、中央で収監しきれなくなり群馬にも送られてくることになる。楫取はただ労役につかせるだけでなく、職業技能を身につけさせ、釈放後の自立の道を与えようと考えるが、これも阿久沢をはじめ県の職員や周囲に反対される。美和は自らの足で協力先を探して回り、そして阿久沢の妻・せいにその思いを訴え…。一方の楫取も孤立する中、捕虜たちを前に…。

(47) 姉妹の約束 〜最期まで夫を思う姉に妹は?〜
美和と楫取の熱意が少しずつ群馬の人々に伝わり、様々な取り組みも少しずつ軌道に乗り出した。そんな折、東京にいる久米次郎から美和に手紙が届く。その内容に美和は衝撃を受け、寿の見舞いと久米次郎の真意を確かめることを目的に上京する。寿は心に秘めていた思いを美和に吐露し…。一方、群馬では世界経済の不況の影響で生糸の相場が一気に下落し、騒動となっていた。それは日本経済全体にも影響を及ぼす大きな危機だった。楫取は、群馬の生糸をアメリカに単身渡っている新井領一郎(細田善彦)に急ぎ送り、高品質であることを証明、有力商人のリチャードソン(デビッド・マックフォール)との大口契約を取りつけることに成功する。しかし間もなく、ヨーロッパの生糸の生産が落ち込み、今度は一気に相場が上がる。阿久沢はリチャードソンとの契約をほごにし、大量に売りさばいて利益を得ようとするが、楫取は将来の発展のために信用こそが大事であると説き、安くても契約通りリチャードソンに売ることを主張する。阿久沢と楫取の対決は…! そして群馬での一大事を知った寿は美和を楫取のもとに戻す。それが姉妹の最後に…!

(48) 富岡製糸場の危機 〜世界目指す二人に未来開けるか〜
美和は、ついに女性たちのための学びの場を作った。そこには地元の養蚕農家の女性や、富岡製糸場の女工など様々な人が集い、かつての松下村塾のような活気を見せていた。その頃、萩でも美和の兄・杉 民治(原田泰造)が、松下村塾を再開させ、地元の子どもたちが学ぶようになっていた。楫取も、女子教育の振興政策に力を入れ、美和の学びの場からヒントを得て、女学校の設立を計画する。そうして、美和と楫取は二人三脚で女子教育への取り組みを進めようとしていた。そんな二人を見守るせいや阿久沢は、二人の深い絆に気づく。しかし、亡き妻・寿の遺言で美和との再婚を勧められていた楫取は、美和の人生をしばりたくないと思い…。そんな中、美和たちに富岡製糸場が閉鎖されるという衝撃の知らせが入る! 明治政府は財政再建のため、赤字続きの官営工場を民間に払い下げることを目論み、富岡製糸場にも白羽の矢が立ったのだった。動揺が広がる中、富岡製糸場の存続を求めて楫取は政府に直訴する。そして美和は署名活動を開始した。協力を買って出た学び舎の女性たちとともに、一軒一軒の家を訪ね、富岡製糸場の必要性を訴えて回り…!

(49) 二人の再婚 〜幾多の悲しみの先にたどり着く新展開〜
お互いを思い合いながらも、気持ちを素直に伝えられない美和と楫取。せいや阿久沢らはやきもきし、二人を結びつけようと画策するが、美和と楫取は相手を思いやるあまり、すれ違おうとしていた。そんな中、東京で働く楫取の次男・久米次郎が楫取を訪ねてくる。かつては母・寿を思うゆえに美和に反発していた久米次郎だが、志によって結ばれた美和と楫取の絆を知り、今では二人を応援するようになっていた。そして楫取は、久米次郎の言葉や亡き妻・寿の遺言に背中を押され、ついに心を決める。一方、美和は亡き夫・久坂玄瑞の忘れ形見・秀次郎(大八木凱斗)が正式に久坂家を継ぐことになり、秀次郎とその母の辰路(鈴木 杏)とともに、萩にあいさつに行くことになった。出発しようとしたそのとき、美和は楫取にある言葉を告げられる…! そして驚きと戸惑いを抱えたまま、杉家で久しぶりに兄の民治や兄嫁の亀(久保田磨希)、母の滝(檀 ふみ)に再会。悩む美和は、その迷いを滝に打ち明ける。滝との時間で自分の本当の気持ちに気づいた美和は…! そして、楫取のもとに鹿鳴館から舞踏会の招待状が届いて…!

(50) いざ、鹿鳴館へ [終] 〜ドレスで光の世界へ乗り出し未来王手かける〜
毛利元徳(三浦貴大)・安子(田中麗奈)夫妻のはからいで、鹿鳴館にやってきた美和と楫取。明治政府の伊藤博文(劇団ひとり)らが中心となって文明国としての威信を国内外に示そうと作られた鹿鳴館では、舞踏会が毎夜開かれていた。まばゆい光の中で二人は夫婦としての一歩を踏み出した…。そして楫取はさっそく貴族や有力な実業家たちを相手に、前橋までの鉄道開通の実現に向けて交渉を始めた。美和は婦人たちに向けて、群馬の生糸や養蚕業に携わる女性たちの学び舎について紹介し、身分の分け隔てなく女性が学ぶことの大切さを訴える。半信半疑の婦人たちの中で、のちに津田塾大学を創設し女性教育の先駆者となる津田梅子(知花くらら)が美和の話に関心を持ち…。そして、群馬に戻った美和と楫取にうれしい知らせが次々と舞い込んでくる。せいや阿久沢ら群馬の人々の協力で、これまでの取り組みがさまざまな形で実を結びつつあった。そんな中、楫取はある考えを美和に告げる。その思いを聞いた美和は…。そして、美和は楫取から思いがけない贈り物を受け取る。ついに二人は大きな決断をし、新たな人生を歩み始めた…!


作:小松 江里子
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
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[出演]
井上 真央 (楫取美和)
大沢 たかお (楫取素彦)

原田 泰造 (杉 民治)
優 香 (楫取 寿)

田中 麗奈 (毛利安子)
劇団 ひとり (伊藤博文)
三浦 貴大 (毛利元徳)
大東 駿介 (星野長太郎)
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鈴木 杏 (辰路)
雛形 あきこ (木戸松子)
宅間 孝行 (西郷隆盛)
飯田 基祐 (西郷従道)
相島 一之 (鈴木栄太郎)
上杉 祥三 (三条実美)
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東山 紀之 (木戸孝允)
石原 良純 (船津伝次平)
檀 ふみ (杉 滝)
奥田 瑛二 (玉木文之進(回想))
江守 徹 (阿久沢権蔵)
松坂 慶子 (毛利都美子)
三田 佳子 (阿久沢せい)
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制作統括:土屋 勝裕
    :小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:渡邊 良雄・末永 創・安達 もじり・深川 貴志


本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『花燃ゆ』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。

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