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2016年1月19日 (火)

プレイバック武田信玄・(04)運命の出会い

フィリピン大統領 コラソン・アキノ──。

政権の交代、そこには数々のドラマが潜んでいる。
ましてそれが父と子の間で行われたものであれば、
なおさらである。

戦乱の世にあって、晴信は流血なきクーデターに成功した。
その目に、剛将とうたわれた父・信虎の後ろ姿は
どう映ったことだろう。

武 邦彦(49歳)──。
「ターフの魔術師」と呼ばれた名騎手。現在調教師。

武 豊(18歳)──。
昨年新人最多勝利の新記録を樹立。天才騎手との呼び声が高い。

「非常に難しいからねぇ、
 これからその難しさに向かって子どもが行くってことは、
 今は不安の方が先に、こう……」

一つの道を極めた父、追いつき追い越そうとする子。
そこには、他人には計り知れないせめぎ合いがあり、
父と子、それは時代を越えて、永遠のライバルである。


早馬が、躑躅ヶ崎の館に飛び込んでいきます。

「若殿の命により、お屋形さま、
 駿河国へ追われましてございます!」
報告を受けた大井夫人は、衝撃を受けながらも
どことなく分かっていたようにも見受けられます。

新しい当主・武田晴信を、家臣総出で出迎えます。

かつて平治の乱で源 義朝が着用し、敗走の際に脱ぎ捨てられたものの、
回収されて甲斐武田家に届けられたというものです。
その堅牢さから盾がいらないといわれるのが由来の『楯無』、
甲斐源氏に伝えられてきた家宝であります。

晴信は、その御旗楯無と新羅三郎義光を前に
新しい甲斐を作り上げていくことを誓います。
「『御旗』『楯無』ご照覧あれ!」

甲斐国主の座を晴信が受け継いだことは、
その日のうちに近隣諸国に早馬で知らされていきます。


廃嫡されたと悲観に暮れていた三条の方でしたが、
晴信のクーデターにより、一気に国主の妻という座に返り咲き。
駿河に追われた信虎が、そのままとは思えないと不安にかられますが、
侍女の八重は思った通りになったと非常にゴキゲンです。

そんな三条のお腹の中には、二人目の子どもを授かっていました。

そして晴信は、母・大井夫人に事の次第を報告し、
こういう結末になったことを詫びます。

その上で、これからどうしたいか希望を聞くのですが、
信虎を追って駿河へ行っても喜ばないだろうと
髪を下ろし、俗世を離れて御仏に仕えたいと伝えます。
「そなたは親を越えた」

甲斐国主として気にかけねばならないことは
甲斐国の行く末だけであり、
この母のことは気にする必要はない、と
微笑みながら諭します。


晴信は、甲斐国の運営について重臣たちに伝えます。
この1年間は国内のことを重点的に改革し
他国に攻めるようなことはしないと約束します。

国内の乱れをなくし、国を富ませること。
そのために身分の上下を問わず、
奉行衆などを増やして広く家臣に仕事を与える。

板垣信方は、この1ヶ月間は
晴信にとって苦難に満ちた日々であったため、
国作りの話はそれぐらいにして
今日はゆっくり休むように進言します。

さほどは疲れていない、と言う晴信に
国作りの役割分担は我々で既に決めました、と
明日までの役割を披露。
晴信は安心して休むことが出来ます。


しかし、近隣諸国は
晴信をただの1日も休ませてはくれませんでした。

信虎に対していい顔をして領国へ帰っていった
諏訪頼重と小笠原長時が密かに国境を越え、
甲斐国内に侵入しているという報告が上がって来たのです。

寝間着から着替え、先頭の準備に入ろうとした晴信を
諏訪が放ったラッパが襲撃し、塩津与兵衛が斬られて絶命。
そのラッパは山本勘助が斬り捨て、
晴信は窮地のところを勘助に助けられた形です。

「念のために申しておく。駿河へは我が甲斐の使者として向かえ」
勘助が今川の間者であると見破っているのか
晴信は今日これまでの出来事について
すべてを今川義元に報告せよと駿河に向かわせます。

そして、義元と信虎の様子を探れと命じたのです。

義元が勘助を甲斐に寄越したのは自分の命を狙っているからだ。
そう思っていたことを正直に打ち明け、ニッコリ微笑みます。
「先ほどまでは、な」

出陣した晴信は、ある狭間道で敵の襲来を待ちます。
そこに姿を現した敵兵ですが、
あらかじめ民衆に命じておいた“石つぶて攻撃”で
敵は完全に逃げ場を失い、そこを攻める賢さです。


駿河に戻った勘助は、晴信の命じられるままに
今日一日の甲斐のありのままの姿を義元に報告します。

義元も慈善事業を行っているわけではなく
あわよくば甲斐を切り取り自分のものにしたいと思っているわけで、
勘助に、晴信の周辺に小さな乱れを作るように命じます。
たとえ今は小さな混乱でも、数年後に大きくなるような……。

しかし勘助は、甲斐国内に攻め込まれるようなことが
あっては困るという口ぶりだったので、
義元はふてくされます。
「晴信の家臣は仮の姿、そちの故郷はあくまでもこの駿河」


豪快な倉科三郎左衛門が
里美を連れて躑躅ヶ崎の館を訪れます。

まずは甲斐国主の座についたことを祝い、
倉科の里で会って以来、晴信にゾッコンな里美に
お側近くでお世話させたいと言い出します。

晴信はニッコリしていますが、
信方や甘利虎泰はあきれ顔です。


躑躅ヶ崎の蔵には、さまざまな人質がいて
その中には頼重の息女も含まれています。

頼重の妻として禰々を送り込んだ際、
その代わりとして人質をとったようです。
「女子を人質に取るとは」

面談する、と言って連れて来られたのは、湖衣姫。
その姿を見ると、晴信は「あっ!!」と言いそうになります。
かつて出会い、命を奪われてしまったおここに瓜二つなのです。

晴信は冷静を装いながら、
湖衣姫が置かれている状況を説明します。
人質はことごとく国許に返すようにしているが、
頼重が甲斐領内に攻め入ったため、返すことが出来ない、と。

「父への怒り、この私がいただきまする」
何なりとご処置くださりませ、とけなげに言う湖衣姫を
じっと見つめる晴信。

よる、湖衣姫の元に行くという晴信を
殿の命を狙った頼重の娘ゆえ、
何やら恐ろしいと石和甚三郎は必死で止めます。

「わしは湖衣姫を、是が非でも我がものにするぞ」
そう言われては、甚三郎にはもはや逆らえません。

その日の夜、湖衣姫がいる蔵に向かう晴信ですが、
いるはずの番人の姿が消え、門が開いています。
いくぞ! と晴信と甚三郎は中に飛び込んでいきます。

斬られ倒れていた家臣は、
黒い影が湖衣姫をさらって闇に消えていったと言い、
そのまま息絶えてしまいます。

晴信の、何としても入手したいという
決意に満ちた表情です。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:海老原 哲弥
語り(大井夫人):若尾 文子
──────────
[出演]
中井 貴一 (武田晴信)
紺野 美沙子 (三条の方)
大地 真央 (里美)
南野 陽子 (湖衣姫)
──────────
宍戸 錠 (原 虎胤)
児玉 清 (飯富虎昌)
本郷 功次郎 (甘利虎泰)
──────────
中村 勘九郎 (今川義元)
坂東 八十助 (諏訪頼重)
浜村 純 (倉科三郎左衛門)
──────────
平 幹二朗 (武田信虎)
菅原 文太 (板垣信方)
小川 真由美 (八重)
西田 敏行 (山本勘助)
──────────
制作:村上 慧
演出:重光 亨彦

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