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2016年2月12日 (金)

プレイバック武田信玄・(10)国造り

私たちの身の回りに満ちあふれている音の中には
いかにも日本的なものがいくつかある。

NHK509スタジオ(東京・渋谷)──。

ドラマにとって音楽は、
その時代のイメージを作るために重要な要素である。
中でも、この中国での伝統的な楽器「秦琴」の音色は
まさに戦国時代のイメージそのものである。

「秦琴っていうものなんですけど……ちょっと弾いてみてくれる?
 このビブラートが何とも言えないですよね、
 ワンワンワンワンワンっていうのねえ」
(作曲者・山本直純さん、演奏者・深草アキさん)

秦琴は、桐の板に絹糸の弦を共鳴させる。
この音色が、いま400年前の戦国時代を
思い起こさせてくれるのである。

「じゃあ、そろそろじゃ行ってみるかな。テーマ、M1!」


里美からの知らせを受けて、積翠寺へ急ぐ武田晴信。
寺の入口には、山本勘助が控えていました。

監視を怠っている勘助を叱責し、
奥へ進もうとする晴信を勘助は止めます。
「助け舟はアダになります。湖衣姫様は弱きお方ではありません」


いただかされ、礼儀じゃ、と三条夫人も湖衣姫に催促します。
半ば諦めたように箸でお団子を取り、口に運ぼうとする湖衣姫。
その時、バタバタと音がして
駆け寄ったたきが、そのお団子を口の中に入れてしまいます。

その様子を、目をまん丸くして見つめている八重。
面白そうに、意地悪い表情を向ける三条。
「たきは、毒入りのいしいしと思うたのでござりましょうw」
(※ いしいし……お団子のことを八重はこう表現しています)

毒入り!? と驚愕する三条を横目に
八重はたきに、そのいしいしを全て食べよと命じ
湖衣姫は、たきに代わってお団子を食べていきます。


真田幸隆からの知らせによれば、
小県の弱小豪族たちはこぞって
村上義清側と手を組み始めているとか。

さらに、板垣信方からの知らせでは
諏訪分家の高遠頼継が動き始めているそうです。

板垣には、小県の豪族はもとより
幸隆の動きについてもしっかり調べて報告せよと
甘利虎泰に伝えさせます。


そんな時、今井兵部が諸国の旅から戻ってきました。

今井は、国主が武田信虎の時代
あまりの弾圧に倉科の里へ逃亡した武者で、
信虎追放後に帰還を願い出ましたが、

逃亡せずに国内に残って耐えた者たちの気持ちを考えて
晴信は今井の帰還を認めず、甲斐に足りない物を探しに
諸国を旅せよと申し渡していたわけです。

彼が見つけてきたのは、3人の男です。
金山までの道を作る男、金山を探し当てる男、
そして採取した石から金を多く取る男。

晴信は、この甲斐には
金山はさほどはないと思っていましたが
聞けば、50万両ぐらいはあるそうです。
まずは1年、思う存分試してみることにします。


晴信は、守りの戦から攻めの戦に転じます。

まずは小県の豪族たちを攻めていくわけですが、
絵がうまい弟・武田信廉を
初陣として戦場へ連れて行くことにします。

そして、かねてより申し出があった
里美も戦場へ連れて行きます。
ただコチラの場合は、女武者であることを最大限活用し
戦を有利に運ぶためのコマのひとつです。

ヤーッと敵陣の前を髪乱しながら馬で駆け抜ける里美を
敵兵はおどろくほど単純に目標に定め、追いかけます。
そこを武田本隊が突く、という算段です。

こういったやり方で、
小県の長窪城、伊那の高遠城、福与城、龍ヶ崎城と
素早い動きで次々に陥落させていきます。

戦の合間には、晴信は必ず御勅使川の河川工事を見守り
金山の様子や城下の町作りなどにも目を配ります。


3年後・天文15(1546)年──。

晴信は、鉄砲というものを初めて見ます。
図面を入手した晴信は、勘助に鉄砲を集めよと命じます。

また、国造りの基礎とも言うべき
26箇条からなる甲州法度をようやく作り上げます。
領民や家臣たちが守らなければならないことを
厳しく定めたものです。


晴信と三条夫人にとって初めて女の子を授かりましたが、
その年の暮れにも、湖衣姫に男子が産まれました。


天文16(1547)年・春。

晴信は再び佐久に攻め入り
そのまままっすぐ北に向かいます。

内山城を落とし、
小田井原では上野国から駆けつけた関東管領・
上杉憲政の軍勢と血で血を洗う激戦に勝利。
難攻不落の志賀城を攻め始めます。

しかし、何日かかっても城が落ちず
晴信は内心非常に焦り始めます。

板垣は、このまま村上軍が救援に来なければ
彼らは自刃して果てる覚悟だから
待っていれば落ちる、という立場ですが、

自刃の場を与えて彼らに賛美の声が上がれば
武田の力を侮られることになるので、
何としても城の明け渡しをさせたいわけです。
「勝つことのみを考え人倫の道をはずれよ。
 負けて正義を得るより、勝って不正義を得よ」

小田井原で討ち取った敵の首3,000を集め
志賀城に向けて並べます。

それを見た敵将笠原も、さすがに城を明け渡しますが
降伏した笠原、城兵たちの首をことごとく刎ねます。


天文12(1543)年1月19日、
武田信玄の異母妹・禰々御料人が死去。
享年16。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと72年3ヶ月──。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:渡辺 裕英
語り(大井夫人):若尾 文子
──────────
[出演]
中井 貴一 (武田晴信)
紺野 美沙子 (三条の方)
大地 真央 (里美)
南野 陽子 (湖衣姫)
──────────
村上 弘明 (源助)
宍戸 錠 (原 虎胤)
児玉 清 (飯富虎昌)
小林 克也 (原 昌俊)
本郷 功次郎 (甘利虎泰)
──────────
美木 良介 (馬場信春)
結城 美栄子 (たき)
──────────
平 幹二朗 (武田信虎)
菅原 文太 (板垣信方)
小川 真由美 (八重)
西田 敏行 (山本勘助)
──────────
制作:村上 慧
演出:秋山 茂樹

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