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2016年2月23日 (火)

プレイバック武田信玄・(13)川中島への道

甲斐の国主となって10年、晴信は、内にあっては国造り、
外に向かっては、諏訪、佐久、伊那、小県の平定に力を注いだ。

しかし数多くの戦は信濃、上野などを刺激し
北へ北へと新たなる敵を作っていくきっかけとなった。
戦が戦を呼んだのである。

晴信は、30歳という若さで信濃のほぼ全域を手に入れる。
と同時に、越後という最大の強敵を目覚めさせることになる。

甲府から北へ160km、
やがて晴信はこの地「川中島」で
12年間に渡る死闘を繰り広げることになるのである。


自身の居室で、三条夫人は悲鳴を上げます。
その視線の先には、額から出血している次郎の姿が──。
「庭に落ちました……目が見えませぬ」

すぐにお抱え医師の立木仙元を呼び、次郎を看させます。
どうやらはしかで高熱が続いているようですが、
三条はそんなことを知りたいわけではありません。

次郎は「目が見えませぬ」と言いました。
その目は、これからどうなるのか?

赤いはんてんが黒目の中に入ると気がかり、と呑気に言う立木に
三条はかなりイライラを募らせています。

次郎の目が見えなくなり、武田晴信の気持ちが
なおいっそう諏訪の四郎の方に向かったら
自分としてはどうすればいいか分からなくなるわけです。

三条は次郎の枕元で必死に看病しています。
見舞いに訪れた太郎も、
母を励ましつつ次郎の病気回復を祈ります。


平原城を取り囲んでしばらく経過しますが、
城内から和睦の使者は未だにやってきていません。

晴信は、平原城を攻略できるかもしれない
有益な情報を入手します。
平原城城主・平原左馬助の妻子が
室賀の郷に隠れ住んでいるらしい、というのです。

室賀の郷というのは、上田原よりもずっと奥地で
村上義清のお膝元近くです。
室賀重政という小豪族が治める地であります。

晴信は平原城を取り囲む真田幸隆を急遽呼び出し
平原の妻子を奪えと命じます。

幸隆は敵の使者を装って装束も髪もボロボロにし、
平原の妻子の元に現れます。
平原城は武田の攻撃に持ちこたえられず
平原は自害して果てた、と演技します。

「我が妻に伝えよ、『村上義清殿を頼り、必ず生き延びよ』と」
平原からの伝言だと、幸隆が涙を流してそう声を絞り出すと、
平原の妻は泣き崩れます。

室賀は、平原の妻子を脱出させ
幸隆らに村上へ送り届けさせます。

平原の妻子が室賀の郷から出て
人質として取られてしまったことで、
平原は動揺したか、たちまち平原城は落城してしまいます。


駿河の鉄砲商人・大宮善右衛門が
今川義元の紹介状を持って越後の長尾景虎に会いに来ます。
ただ、その大宮の正体は山本勘助であります。

鉄砲というものは、敵が10丁持てば
自分は20丁持たなければ意味がないと考えています。
景虎は、大宮が今まで誰に何丁売ってきたか
鉄砲を大宮に向けて白状させようとしますが、

それを言わぬが商人にとっての正しき道、と
大宮は口を割りません。
景虎は笑って、大宮に越後への出入りを許可します。


秋になって、晴信は躑躅ヶ崎の屋形に戻ってきます。
そこでようやく、三条夫人から
次郎の目が見えなくなってしまったことを打ち明けられます。

次郎に会いに行った晴信は、目が見えないはずなのに
晴信に気づいて振り返った次郎を抱っこします。

病で目が見えなくなりました、と悲しげに言う次郎。
父は子に優しく諭します。
「目見えぬくらいのこと吹き飛ばせ。目見えずば、心の目を開け」


村上の葛尾城からひと山越えれば、善光寺平です。
川中島を抜ければ善光寺さま、との幸隆の言葉を聞いて
晴信の脳裏に、おここのことが思い出されます。
おここは川中島の出身だったのです。

「おここ、長い間待たせたな。そちの生まれ故郷が分かったぞ」
おここの墓を訪れた晴信は、優しく語りかけます。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:渡辺 裕英
語り(大井夫人):若尾 文子
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[出演]
中井 貴一 (武田晴信)
柴田 恭兵 (長尾景虎)
紺野 美沙子 (三条の方)
南野 陽子 (湖衣姫)
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宍戸 錠 (原 虎胤)
小林 克也 (原 昌俊)
美木 良介 (馬場信春)
児玉 清 (飯富虎昌)
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結城 美栄子 (たき)
矢崎 滋 (立木仙元)
橋爪 功 (真田幸隆)
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宇津井 健 (直江実綱)
小川 真由美 (八重)
西田 敏行 (山本勘助)
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制作:村上 慧
演出:大森 青児

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