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2016年4月29日 (金)

プレイバック武田信玄・(32)わが子幽閉

武田家の悲劇「義信事件」の真相を伝える歴史的事実はほとんどない。

 武田晴信 (河原で太郎を抱っこしながら)
      いきなりだが、太郎の傅役になってもらいたい。
 飯富虎昌 はッ。(平伏)

ただ、伝えられているのは、
太郎義信の傅役・飯富兵部虎昌がただひとり、義信を旗頭に
信玄に対し謀反を企てたということだけである。

信虎・信玄・義信と、三代にわたって武田家に仕えた
赤備え隊の猛将・飯富兵部虎昌。

 武田義信 (目に涙を浮かべ)あの言葉全て嘘かッ!
      そちの正義示せッ!
 虎 昌  (見据え)……。

彼の運命を変えたもの、それは一体なんであったのであろうか。


飯富虎昌の謀反は、武田家家中に
大きな嵐となって吹き荒れております。

その原因は、言うまでもなく武田義信でありまして、
このままでは義信は切腹かもしれない、と
三条夫人は武田信玄の元に弁明に向かおうとしますが、
八重は、三条が信玄の前に立てば
もっと状況は悪くなる、と必死に留めます。


捕縛された虎昌は、信玄と重臣たちが居並ぶ主殿の庭に
引きずり出されます。

虎昌は「盟約を結んだ駿河を攻めるのは不正義」と
その不正義を正すために謀反を起こしたと主張。

しかし信玄は、義信の命に従って謀反を起こしたと見越し
正直に話せば命を助けるとまで言ってくれますが、
あくまでも天の命に従ったまで、と虎昌は立場を崩しません。
信玄は重臣たちを下がらせ、言葉を尽くして説得を続けます。

虎昌の武田家に対する功績は、非常に大きく
今まで忠勤に励み、治水工事の先頭に立って完了させ
そして今は義信の傅役として自ら命を差し出そうとしています。
信玄としては、そんな忠臣の虎昌を死なせたくないのです。

「若殿は何一つ関わりございません! 死を賜りとうございます!」
涙ながらに訴える虎昌に、信玄はフッと引くものがありました。

虎昌に切腹の命を下します。


直後、義信を主殿に呼び出した信玄。

虎昌に切腹を命じたことを告げると、
今回のことは、虎昌はすべて自分の命に従ったまで、と
謀反は自らの計画であったことを認めます。

同席していた三条夫人は悲鳴を上げ
義信を何度も何度も平手打ちします。
そして義信の助命嘆願をするわけですが、
義信にも、そして信玄にもその思いは届いていません。

「我が命欲しくば、なぜ自らの太刀を取り我が前に現れなかった!」
虎昌は、最後の最後まで謀反を起こす気はなく
しかし義信の訴えも見過ごせない生真面目な性格から
その思いを弟・飯富三郎兵衛に託し、自ら死を選んだわけです。

虎昌だけではありません。
虎昌率いる赤備え隊も数多くの死者を出しました。
義信のワガママで、ここまで損失を出してしまっています。

義信は発狂し、切腹切腹と言い出しまして
信玄は義信を監禁します。


三郎兵衛は虎昌の屋敷を訪れ、
妻(三郎兵衛から見れば義姉)のまさに
虎昌に切腹の命が下ったことを伝えます。

まさは三郎兵衛に、八重の処分について聞きます。
考えてみれば今回の悲劇は、八重が虎昌につきまとった
その時から始まったような気がします。

今回も、八重が虎昌邸を内々に訪れ
謀反について密談していた、とまさは証言。

しかし八重が謀反に加担したとなれば、
謀反の疑いが三条夫人に向けられることは必至でして
三郎兵衛としては、めったなことを言わないようにと
まさに忠告することしかできません。


原 美濃守虎胤の介錯により
飯富兵部少輔虎昌は切腹して果てました。

信玄は、義信を東光寺に幽閉します。


永禄8(1565)年10月15日、
飯富虎昌が謀反を企んだとして捕らえられ、
その責任を取らされる形で自害する。享年62。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと49年6ヶ月──。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:渡辺 裕英
語り(大井夫人):若尾 文子
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[出演]
中井 貴一 (武田信玄)
紺野 美沙子 (三条の方)
堤 真一 (武田義信)
古村 比呂 (御津禰)
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池上 季実子 (恵理)
児玉 清 (飯富虎昌)
美木 良介 (馬場信春)
篠田 三郎 (飯富三郎兵衛)
村上 弘明 (高坂弾正)
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橋爪 功 (真田幸隆)
勝野 洋 (大熊朝秀)
内藤 武敏 (岐秀和尚)
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宍戸 錠 (原 虎胤)
浜村 純 (倉科三郎左衛門)
小川 真由美 (八重)
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制作:村上 慧
演出:重光 亨彦

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