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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2016年5月 8日 (日)

大河ドラマ真田丸・(18)上洛 〜父の背中〜

秀吉は、実の母・大政所を家康の元へ人質として差し出した。
それを受けてついに家康は上洛。
関白秀吉の天下統一が目前に迫っていた──。


大坂にいる真田信繁からの書状によると
豊臣秀吉は、真田昌幸を大名として取り立てるのだそうです。
重臣の石田三成が約束した、とあります。

喜びながら昌幸にその書状を見せる信幸ですが、
昌幸は書状を一瞥すると、ポイッと放り投げます。
「気に入らん」

大名の座とは、力づくで勝ち取るものだと考えている昌幸にとって
取ってもいないものを“授ける”形が気に食わないようです。
信幸は、父の力を認めたからこそ大名に、と
話を持ちかけたと説得しますが、昌幸は頑に固辞します。
「上洛はせん!」

出雲の阿国一座の練習が続いています。

それを黙って見学している信繁の視線の先には
姉の松だと思っているお藤の姿があります。

お藤がしょっちゅうくんくんしている匂い袋は
かつて夫の小山田茂誠が作ってくれたものです。
そうと分かっていながら、信繁はただお藤を見つめています。


越後の上杉家から、直江兼続が上田城にやってきます。
その目的は、もちろん上洛しなさい、という勧めです。

秀吉は真田を直参としようとしている、
それを拒んでも豊臣の大軍が押し寄せてくるだけ、と
強く上洛を勧めるわけですが、昌幸は全く動く気配がありません。

上杉景勝から秀吉へ、真田を許すように働きかけているので
ここは何としても上杉の顔を潰さぬようにしてほしいものです。
そのあたりは、見送りに出てくれた信幸にしっかりと釘を刺しておきます。


うそでもいいから頭を下げる。
強い者に従い、もしその力にかげりが見え始めたら寝首を掻け、という
とりの教えに従って、昌幸は重い腰をようやく上げます。


松のことを諦めきれない信繁は、阿国に掛け合って
お藤を引き取ることにしました。

石田屋敷に居候している身分としては
お藤を屋敷内に住まわせることは好ましくないため、
寧にお願いして、きりと同じように侍女として
働かせてもらうことになります。

そんな話をしていたとき、秀吉が寧の居室に飛び込みます。
「決まったぞ、太政大臣! 信長公もなれなかった太政大臣じゃ!」
寧、きり、そしてお藤は、
おめでとうございます! と秀吉に手をつきます。

しかし──。

「……さほど嬉しゅうはない」
茶々の前では本音を出します。
秀吉は、官位が欲しくてここまでやってきたつもりはなく
信長の後を引き継ぐ、という望みがあるだけです。

ただ、諸大名をまとめていくには
それに見合った高い官位が必要なわけで、
天下平定がなれば、
その時は官位を天皇に返上するつもりでいます。


天正15(1587)年2月、昌幸と信繁は大坂に入り
久しぶりに信繁と再会します。

「源次郎、お前ならどう攻める?」
難攻不落を誇る巨大な大坂城ですが、
むしろ大きいと、守りが手薄な場所が必ず生まれます。
昌幸は、それを見つけたいと思っているようです。


いよいよ秀吉との対面の日。
昌幸はウロチョロして、珍しく緊張した面持ちです。

そこにやって来た三成と片桐且元。
秀吉への献上品の検分です。

色使いがとても地味で、
箱だけでも鮮やかなものに取り変えさせます。
そして熊や猪の毛皮も、生臭さがキツすぎるので
なるだけ奥に押し込んでおけ、と三成。

完全に立場をなくしてしまった昌幸です。

そしていよいよ対面ですが、やって来たのは豊臣秀次でした。
三成から真田領安堵が伝えられ、
アッという間に対面の儀が終了──。

すごすごと控えの間に戻らざるを得ませんでした。

このままではいけない、と信繁は茶々に
秀吉に掛け合ってほしいと願い出ます。

上洛が遅れたのは父の落ち度、と認めながら
殿下と対面できなければ上洛した意味がなく、
真田が上田に帰って戦支度をし、
上杉、北条、そして徳川を巻き込んで大坂に攻め込めば
豊臣はひとたまりもないはず、と秀吉を脅すわけです。

それが功を奏したか、翌日
秀吉は昌幸・信幸と対面します。
しかも、三成が血なまぐさいと嫌った熊の毛皮を着て、です。

「その知略と度胸、豊臣の大名として
 これからは儂のために使うてくれ」
秀吉は昌幸が座しているところまで下りて来て
昌幸の手を握り、目をしっかりと見て微笑みかけます。

その後、三成から説明があり──。

日本の国々が一つの国家の下に動いていく際に
万一戦となった時には誰が誰に従って軍勢を動かすか。
それを明確化するために、大名は最寄りの大大名の与力となって
出陣のときはその下知に従うことになりまして、

真田は徳川の与力となることになりました。

武田滅亡後、騙し騙され、裏切り裏切られ
己の全てを懸け、知力の限りを尽くして
死ぬ気でここまでやって来たはずなのに、
挙げ句、たどり着いたのが、秀吉の家来となった徳川の、その家来。

「ワシは……どこで間違った?」
父の背中は、今までに見たことのない寂しさを帯びていました。


「真田安房守が、ワシの前で頭を下げる日が来るとはな」
関白殿下も味なことをしてくれるものよ、と
徳川家康はフッと微笑を浮かべます。


信繁は、昌幸と信幸にお藤と対面させます。
もちろん「松!!」と歓喜するのですが、
お藤にとっては何が何だか分かりません。

昌幸、信幸、きり、信繁の順で
それぞれが松との思い出を語りますが
お藤は何を聞いても思い出せません。

そんなお藤でしたが、
きりが正座を崩して触っていたかかとを見て
お藤の脳裏に何かよぎるものがありました。

「近頃かかとがカサカサになっちゃって!」(きり)
「アラ! それはね、潤いが足りてないのよ」(松)
「寂しさが募ると荒れるって言いますよ」(梅)

あれは主の小山田信茂が武田勝頼を裏切り
茂誠も裏切り者となってしまった後で真田に戻り
松やきり、梅と信繁で茂誠をかくまっていた際に
茂誠の存在に目をつけた信幸を騙すための小芝居……。

「……きりちゃん、私が貸してあげた手鏡、
とうとう返してもらえずじまいでしたよね」

父上! 源三郎!! 源次郎!!!
お藤の中から、松が舞い戻って来ました。


駿府城で、家康に頭を下げる昌幸。

家康の高笑いを、昌幸と信幸は
どのような心境で聞いていたのでしょうか。
ともかく、この時から昌幸は
徳川の与力大名となります。


天正15(1587)年3月18日、
豊臣秀吉の命令で真田昌幸は徳川家康の与力大名となり
昌幸は駿府城で家康と会見する。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと28年1ヶ月──。


作:三谷 幸喜
音楽:服部 隆之
題字:挾土 秀平
語り:有働 由美子 アナウンサー
──────────
[出演]
堺 雅人 (真田信繁)
大泉 洋 (真田信幸)
長澤 まさみ (きり)
木村 佳乃 (藤)
山本 耕史 (石田三成)
新井 浩文 (加藤清正)
片岡 愛之助 (大谷吉継)
──────────
寺島 進 (出浦昌相)
小林 隆 (片桐且元)
中原 丈雄 (高梨内記)
桂 文枝 (千 利休)
竹内 結子 (茶々)
──────────
小日向 文世 (豊臣秀吉)
草笛 光子 (とり)
藤岡 弘、(本多忠勝)
高畑 淳子 (薫)
鈴木 京香 (寧)
近藤 正臣 (本多正信)
内野 聖陽 (徳川家康)
草刈 正雄 (真田昌幸)
──────────
制作統括:屋敷 陽太郎
    :吉川 邦夫
プロデューサー:清水 拓哉
演出:田中 正


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『真田丸』
第19回「恋路」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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