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2016年5月13日 (金)

プレイバック武田信玄・(36)信長上洛

塩──それは人が生きるために欠かせないものである。

塩が取れない甲斐国では、毎年漬け物をつける。
それは戦国の世以来、山国の人たちが
保存のために生み出した生活の知恵である。

山梨県塩山市。
その地名にも関わらず、塩が取れたという事実はない。
しかしいかに塩を大切にしていたかが分かる史跡がある。

臨済宗向嶽寺(こうがくじ)。
室町時代に作られた塀には、万が一に備えて
塩が塗り込められていたのである。

「塩送りなんていうふうなお話もずいぶんありますので
 常日ごろ、やっぱり塩を大事にするという
 国の人の心がけもこの辻塀に叩き込まれていて、
 大量の塩がここで貯蔵されていたんじゃないかと」
(向嶽寺・光木寿康さん)


武田信玄は、駿河攻めを前に
北条氏康へ、そして徳川家康へ家臣を派遣し
まずは今川攻めに至った経緯を説明させます。

北条へ派遣された真田幸隆に、氏康は
真田が北条の立場なら武田と今川と
どちらに味方するか聞いてみます。

縁続きで考えるのであれば、
姫がひとり嫁いだだけの武田家よりも
3代に渡って縁が続いている今川家に味方する。

越後上杉家のことを考えれば、
武田家と力を合わせて撃退しなければならないので
甲斐に味方するのがお得。

天下を考えているのであれば、
駿河は相模から見て西への出口にあたるので
甲斐に味方するのが上首尾。

「山ザルの浅知恵とでも申しておこうか」
氏康は、真田の言葉をそう評価。
もし甲斐が今川へ攻め込むことがあれば
北条は今川に味方し、武田を敵とする、と宣言します。


諏訪勝頼に嫁いだ雪姫が亡くなり
武田家と織田家の縁が切れてしまったので、
信玄と恵理の娘・松姫が信長嫡男である
奇妙丸に嫁ぐという約束が交わされました。

松姫はまだ7歳でありますので、
婚儀自体はまだまだ先の話ではありますがw

そこに、北条家からお梅が
甲府に戻されることになりました。
これで武田家と今川家に続き
武田家と北条家の縁が切れたということです。

一方、徳川家は
今川領を狙うという意味では同志でありまして
今川と武田が同時に駿河に攻め込んで
国を2つに割ろうという魂胆で一致します。

あとは、越後上杉ですが
上杉からも塩止めされてしまうと
武田としてはとても頭の痛いことになってしまいます。


信長は、手中に収めたばかりの美濃で
第13代将軍・足利義輝の弟、足利義昭と
立政寺で対面します。

義輝は既に亡く、現在は第14代将軍が就いておりますが
出家していた義昭が還俗して信長に助けを求めてきたわけです。
信長にとっては願ってもない話であります。

上洛し天下を取る、と宣言した信長ですが、
内容が内容だけに、秘密裏に動かねばなりません。
「特に、武田信玄にはな」


しかし、信長が義昭を奉じて上洛することは
すぐに信玄の耳に入ります。

弟の信廉にも、まずは駿河からと
一歩一歩進んでいくように命じますが
信玄としても、少し急がねばと焦り出します。

信長は義昭を奉じていますので、
“将軍の警護”という名目で大軍を率いています。
その結果、在京国司たちは近江の六角義賢を除いて
他の者たちはほとんどが京から逃亡したようです。

「信長め……京より引きずり戻してやるッ!」
信玄は、持っていた扇を折り
畳に叩き付けます。


義昭は室町幕府第15代将軍の座に就任し
信長は、その後ろ盾という立場です。

この時から天下は急に騒がしくなってきました。

そして信玄は、西の駿河へいよいよ進み出します。


永禄11(1568)年10月18日、
朝廷から将軍宣下を受け、
足利義昭が第15代将軍に就任する。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと46年6ヶ月──。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:渡辺 裕英
語り(大井夫人):若尾 文子
──────────
[出演]
中井 貴一 (武田信玄)
紺野 美沙子 (三条の方)
石橋 凌 (織田信長)
麻生 祐未 (濃姫)
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池上 季実子 (恵理)
美木 良介 (馬場信春)
村上 弘明 (高坂弾正)
──────────
中村 橋之助 (徳川家康)
大門 正明 (市川大介)
河原崎 建三 (梁田政綱)
市川 団蔵 (足利義昭)
佐々木 すみ江 (とら)
──────────
橋爪 功 (真田幸隆)
篠田 三郎 (山県昌景)
小川 真由美 (八重)
杉 良太郎 (北条氏康)
──────────
制作:村上 慧
演出:布施 実

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