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2016年6月 7日 (火)

プレイバック武田信玄・(43)八千年の春

山梨県韮崎市。
甲府盆地の北西に位置するこの町は
武田家と深く結びついてきた。

甲斐源氏の祖、新羅三郎義光から数えて4代目
信義が初めて武田の姓を名乗り
この地に館を構えたのである。

以来時は流れ、武田家の中心は甲府に移るが
信玄の子・勝頼が再びここ韮崎の地に
城を築くことになったのである。

武田信玄と諏訪家の娘・湖衣姫との間に生まれた勝頼。
諏訪の姓を名乗り、信濃国に本拠を置いていた勝頼は
信玄にとって最も頼れる武将に成長していたのである。

嫡男、そして三男を亡くし次男が僧となった武田家。
四男勝頼が、いま信玄の後継者として
大きな光を放ち始めたのである。


主を失った躑躅ヶ崎館の裏方。

裏方に入った信玄は、
かつて父・武田信虎から三条の方へ贈られた
日本の地図が書かれた屏風を見て
京までの遠さを感じています。

そして、三条が京から甲斐に嫁いできた時から
ずっとお世話係を務めてきた浅黄と若狭ですが、
三条の一周忌が終わった後、ふたりともお暇をもらって
京の都に戻りたいという意思表示がありまして、

信玄は快く受け入れます。


徳川家康が上杉輝虎と盟約が結ばれたそうです。
徳川は北条と手を結び、北条は上杉と和睦しているので
武田は、徳川・北条・上杉の三方を囲まれたことになります。

織田信長ですが、今は浅井・朝倉を敵とし
石山本願寺は織田と戦うつもりです。
信玄はこれを活用し、逆に織田を囲めばいいと考えています。


室町幕府第15代将軍・足利義昭ですが、
いくら織田信長の力で今の地位を得たからとはいえ
信長の言いなりになっていることが大層不満であります。

信長も、義昭の不満は少々感じ取っているようですが、
あと数年もすれば日本全国を平定し、
義昭の前に全ての諸大名をひれ伏せさせてみせると豪語。
「その座がお気に召さぬと仰せなら、この二条城から
 今すぐにでもお出ましになられてかまいませぬ」


将軍義昭から、石山本願寺経由で信玄に密書が届けられます。
信長の振舞いが目に余るらしく、諸大名に上洛の要請です。
いよいよ、と気持ちが逸りますが、
おそらくは上洛には2年程度はかかるでしょう。

対徳川、対北条に充分な兵を残し、
上洛の兵を3万、要した期間は半年と仮定した時に
どれだけの金が必要かを試算させます。

山県昌景には、いま織田と戦っている浅井・朝倉と
織田をどう囲んでいくかを打ち合わせさせます。
馬場信春には徳川と戦う上でどういう戦法でいくのかを考えさせ、
高坂弾正には、信玄の側近くで補佐せよと命じます。

「それがしのお役目は……」と不安気な真田ですが、
真田がいればこそ、信玄が思い切って外で戦えるということで
簡単に言えば真田はお留守番でありますw


高坂が愛した、例のナゾの女は「しの」という名らしいですが、
あれはもともと、越後の直江実綱の発案で
海津城に送り込んだスパイであります。

直江の思惑通り、しのは高坂に愛されており
武田から上杉に寝返るように仕組んでおりますが、
直江は今こそ好機だと、
武田の牙城を崩すべく、しのに高坂の命を狙わせます。


夜、咳き込んで目覚めた信玄は近習に
煎じ薬を持って来させ、服用します。

落ち着いた信玄が館内を歩いていますと、
別の近習が居眠りをしています。
その傍らには「荘子」の書物が。

『上古大椿なるもの有り、
 八千歳を以て春と為し、八千歳を以て秋と為す』
長寿の象徴であります。


諏訪勝頼とその嫡男・武田信勝が
躑躅ヶ崎の館で暮らすために入ります。

信玄の後継者として勝頼を呼んだのであれば
勝頼は諏訪家の人間であり、武田の血筋からはちと遠く
勝頼の人柄はともかくとして、
武田家家臣としても難色を示すものがいるのですが、

信勝の後継人として、
勝頼にも一緒に入ってもらうという風にしたほうが
みな納得し、騒ぎが少ないわけです。

もともとは太郎義信が武田家嫡男でありましたので、
そう考えると、ふと寂しい思いにもなります。


高坂と床を並べて寝ていたしのは、
隠していた懐剣を床の下から取り出し
高坂を見つめます。


脚本:田向 正健
原作:新田 次郎「武田信玄」
音楽:山本 直純
タイトル題字:渡辺 裕英
語り(大井夫人):若尾 文子
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[出演]
中井 貴一 (武田信玄)
柴田 恭兵 (上杉輝虎)
大地 真央 (里美)
石橋 凌 (織田信長)
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池上 季実子 (恵理)
美木 良介 (馬場信春)
篠田 三郎 (山県昌景)
村上 弘明 (高坂弾正)
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市川 団蔵 (足利義昭)
橋爪 功 (真田幸隆)
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宇津井 健 (直江実綱)
佐藤 慶 (阿部勝宝)
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制作:村上 慧
演出:田村 文孝

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