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2016年9月 5日 (月)

プレイバック真田太平記・(19)春の嵐

慶長4(1599)年・早春──。

徳川家康と前田利家との会見が近々行われる、との
本多忠勝から真田信幸に宛てた書状が沼田城に届きます。

和解が成るか? 成らないか?
これにより、天下の形勢が大きく変わってきます。
和解が成れば申し分ありません。
しかし和解が成らなければ、豊臣家は2つに分裂です。


2月29日、利家は
加藤清正、浅野幸長の付き添いにより
伏見城の家康に会いに来ました。

病気が続いている利家は、清正に支えてもらいながら
よろよろと廊下を歩いていましたが、
いざ家康を前にすると、主義主張をハッキリと言います。
「この伏見城を出られて向島へお移り願わしゅう」

家康はどんな形で突っぱねるか。
清正、幸長は息を呑んで推移を見守ります。
すると、意外にもあっさり受けてしまったのです。
そしてその後、家康と利家の間で誓紙を取り交わします。


大坂・真田屋敷には、お江が真田幸村を訪ねていました。

利家の命がもう間もないこと、そして
朝鮮出兵に絡む利害関係で新たに石田三成との間に
不和が生じはじめていることを伝え、
幸村には、争いの渦に巻き込まれないように忠告します。

お江曰く、家康が成り行きを窺っていて
何かを待っている様子らしいのです。


3月3日、利家は亡くなります。

三成が前田屋敷に弔問に訪れた時、
好機到来と、清正が三成暗殺に動き出します。

それを知った大谷吉継は、三成を救出しようと
大坂真田屋敷の幸村に使者を送り
前田屋敷に詰めている三成へ
書状を届けてほしいと申し出たわけです。

幸村は快諾し、壺谷又五郎に預けます。


又五郎は石田屋敷に潜入し、
三成の兄・石田正澄に事情を説明した上
前田屋敷に弔問に行った際に渡してほしいと
書状を託します。

その書状を前田屋敷で受け取った三成は
そのまま大坂を脱出し、家康の屋敷に逃げ込んだわけです。
そして、三成を追いかけて
清正と幸長が徳川屋敷に押しかけてきます。

三成と対面していた家康は、
とりあえず三成を隣の控えの間に移し
清正と幸長に会うことにします。

どうしても三成を引き渡してほしいという清正らに
家康はその申し出を突っぱねます。

清正らと三成との諍いは、いわば私事でありますし
家康にしてみれば、助けてほしいと逃げ込んできた者を
引き渡すことはできないというわけです。
「家康が相手になってもようござる」

清正は怒って、幸長は礼儀正しく帰っていきます。

そして隣室の三成に、
こういうふうになったのは三成にも原因があり
まずは清正の怒りを鎮める方が先だと諭します。
家康は、三成の居城・佐和山城に戻って隠居を勧めたのです。

果たして三成はその通りに佐和山で隠居し
家康は、利家との誓紙を無視して伏見に居座ったのです。


幸村は、許しを得て上田城に戻ります。

上田では、父・真田昌幸、母・山手殿、叔母・久野の他に
妹の於菊が幸村を待っていました。
幸村が於菊に会ったのは10年ぐらい前の話なので
とてもとても幼いころでした。
幸村は、大きく美しく成長した於菊に目を細めます。

以前あった、三成の弟と於菊との縁談話ですが
立ち消え、自然消滅となったようです。
溺愛の昌幸としては一安心といったところでしょうか。

於菊は幸村に、乗馬を教えてほしいと言い出します。


幸村に同行し、上田の実家に戻った向井佐平次は、
妻・もよの父である横沢与七の位牌に手を合わせます。

京に向かった向井佐助とは、
結局はすれ違って会えていません。
そして佐平次も、上田には3日程度しかいられません。

佐平次は、苦労をかけてばかりのもよに
感謝の気持ちしかありません。
もよは、今まで押さえていた感情があふれて
佐平次の胸に飛び込んでいきます。


近江・長曽根の忍び小屋に
佐和山を偵察していた佐助が戻ってきました。

その直後、おくにも戻ってくるわけですが
その二人のよそよそしさに、
お江はピーンと何か感じるものがあるようです。

お江はおくにを呼び出し、
佐助の最初に相手をしたことを引きずって
佐助を惑わしてはならないと忠告します。

真田の忍びとして強固な結束があるのに
こういったほころびから結束が崩壊につながるのです。


信幸は、天下の情勢の情報が
忠勝からの書状に頼りっぱなしではいけないと
右近を伏見に向かわせ、情報収集させます。

しかし、沼田に入ってからというもの
これといって働きがない樋口角兵衛は
自分のことについてあることないことを信幸に吹き込む
右近が許せず、伏見への道中で右近を襲撃。

始めは刀を抜かずに説得を試みた右近でしたが、
角兵衛が襲ってきたので、致し方なく刀を抜き
角兵衛の額を切ってしまいます。
額を切られた勢いで、角兵衛は谷底へ転落していきます。


慶長4年の春が、終わろうとしていました。


慶長4(1599)年閏3月3日、
大老・前田利家が大坂の前田邸で病死する。享年62。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと16年2ヶ月──。

(『真田丸』では「(33)動乱」〜「(34)挙兵」付近)


原作:池波 正太郎
脚本:金子 成人
音楽:林 光
タイトル題字:池波 正太郎
語り:和田 篤 アナウンサー
──────────
[出演]
渡瀬 恒彦 (真田信幸)
遙 くらら (お江)
榎木 孝明 (樋口角兵衛)
中村 橋之助 (向井佐助)
中村 久美 (於利世)
岡田 有希子 (於菊)
──────────
中村 梅之助 (徳川家康)

夏八木 勲 (壺谷又五郎)
香野 百合子 (久野)
清水 綋治 (石田三成)
御木本 伸介 (前田利家)
本田 博太郎 (浅野幸長)
范 文雀 (おくに)
──────────
紺野 美沙子 (小松殿)
村井 国夫 (大谷吉継)
竜 雷太 (加藤清正)
小山 明子 (山手殿)
丹波 哲郎 (真田昌幸)
──────────
制作:榎本 一生
演出:小林 信一

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