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2016年10月21日 (金)

プレイバック真田太平記・(32)昌幸死す

慶長16(1611)年3月6日、
後陽成天皇譲位と、後水尾天皇即位の式典に参列するため
5万の大軍を率いて駿府を発った徳川家康は、
3月17日、京に到着。

家康上洛に当たり、
大坂城の豊臣秀頼には上洛の催促はしておりません。
今や政治の中心は、大坂城ではなく
家康が滞在している二条城に移っていたわけです。

入京の催促をしたところで、淀の方が大反対し
秀頼を大坂城から出すことはないでしょう。
秀頼を可愛がっている家康は、いよいよの時には
“手を差し伸べる”度量も必要だ、との考えです。


加藤清正の勧めで、家康に会いたいと思っている秀頼ですが、
会いに行っても行かなくても、
どちらにしても波風が立つだろうなぁと
妻の千姫に漏らします。

そこに淀の方がやって来て、
妻の部屋と言えどもみだりに歩き回るなと注意します。
さらに、高台院が分けた高級菓子を毒味させるなど
淀の方の秀頼への溺愛ぶりがひどくなりつつあります。

淀の方に手を引かれて無理矢理連れ出される秀頼。
千姫は何も反論できず、夫の後ろ姿を見るだけです。
ガッカリした様子の千姫です。


家康が入京して3日後、
秀頼の名代として家康に会いに行っていた
片桐且元が戻ってきました。

家康からの書状を持ち帰っておりまして、
それには、秀頼に上洛の要請が──。
その知らせを受けた京の高台院は
清正と浅野幸長を従えて大阪城に入ります。

そこに家康からの使者が到着し、
もし淀の方に心痛があるならば
家康から大坂城に人質を寄越してもよいとのことで、
周囲の説得もあり、不本意ながら淀の方は同意します。


その知らせは、
大坂城張り込みの草の者からお江に届き、
お江がしたためた書状を
佐助が九度山の真田幸村に届けます。


3月27日、後陽成天皇が攘夷し後水尾天皇が即位。
翌28日、家康と対面すべく秀頼が京へ向かっていました。

それを、民衆に紛れて
山伏の格好をして見送る幸村と佐助。
その姿を、信之家臣の鈴木右近が目撃します。
「……左衛門佐さまじゃ」

そして、二条城に於いて
家康と秀頼の対面がようやく成ったわけです。

しかしその裏で、よからぬ動きが。
加藤家の料理人・梅春として入り込んでいた
甲賀忍びに、清正に飲ませよと毒薬を手渡したのです。
「2〜3日後に効き始め、死に至るのは2ヶ月後」


大坂城に、対面の儀の報告に上がる清正。
額に汗をかき、多少ふらつきながらの登城です。

清正は、家康に秀頼への愛情を示したことで
家康は豊臣家に危害を加える存在でないことを
改めて淀の方にアピールします。

そして、もし不穏な動きが出たのなら
それは徳川家が仕向けたものではなく
豊臣家自身から出た動きであることを忠告。
「清正の最期の言葉として心に刻みおきくだされば」

夕方、屋敷に戻った清正ですが
吐血して倒れてしまいます。

うろたえる家臣たちを制し、
家督相続を済ませたら速やかに家康に報告せよと厳命。
少しでも遅れれば、加藤家は
お取り潰しになるおそれがあります。


上田領内にあった、表向きは呉服屋の
甲賀山中忍びの隠れ小屋を発見した馬場彦四郎。
(彦四郎も実は甲賀忍び)

上田から立ち退かせるため、店に火をかけ
主人の喜六らを斬り殺します。

報告を受けた信之は、この火事の延焼により
家を失った者には家を与えることにしますが、
火をかけて店の者3人を斬り殺せた刺客は凄腕だと
彦四郎を見つめてつぶやきます。


九度山でのんびり暮らしていた真田昌幸ですが、
厠に立とうとして卒倒します。
山手殿は、医者をと命じる幸村を制し、
そのまま穏やかに送り出そうとします。

「左衛門佐、わしに夢を見させてくれ。
 わしの見果てぬ夢をの」

上州と信州の小国の大名ながら
戦国の世を奔放に生きた昌幸が
6月4日、九度山配所で65年の生涯を閉じました。

昌幸の死は、佐助によって
まず下久我の忍び小屋にもたらされます。
さらに伏見真田屋敷の右近は、急使を上田へ走らせます。


慶長16(1611)年6月4日、
紀州九度山で真田昌幸が病死。享年65。

慶長20(1615)年5月7日、
大坂夏の陣にて真田信繁が討ち死にするまで


あと3年11ヶ月──。

(『真田丸』では「(38)昌幸」付近)


原作:池波 正太郎
脚本:金子 成人
音楽:林 光
タイトル題字:池波 正太郎
語り:和田 篤 アナウンサー
──────────
[出演]
渡瀬 恒彦 (真田信之)
草刈 正雄 (真田幸村)
遙 くらら (お江)
香野 百合子 (久野)
中村 橋之助 (向井佐助)
中村 久美 (於利世)
──────────
中村 梅之助 (徳川家康)

竜 雷太 (加藤清正)
多々良 純 (梅春)
山本 耕一 (片桐且元)
本田 博太郎 (浅野幸長)
──────────
紺野 美沙子 (小松殿)
津島 恵子 (高台院)
小山 明子 (山手殿)
岡田 茉莉子 (淀君)
丹波 哲郎 (真田昌幸)
──────────
制作:榎本 一生
演出:大原 誠

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