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2016年11月29日 (火)

プレイバック真田太平記・(43)小松殿人質

京・下久我の忍び宿に、お江が戻ってきました。

真田幸村のことを聞かれますが、
お江が何も答えないところを見ると
討ち死にしたのか、とみな落胆します。

みな、とは言っても、
多数所属していた真田の草の者たちも
今ではわずかになってしまいました。


徳川による戦後処理はすさまじく、
大坂方に味方した武将の落ち武者狩りは言うに及ばず
その家族に至るまで捕らえられて累が及びます。

高野山・蓮華定院に潜んでいた
幸村の妻・於利世と2人の娘たちも捕らえられます。

上田城の真田信之も
徳川方として息子たちを送ってはいますが、
実弟が戦に加担しているので、何らかの形で
処罰される対象になるかもしれません。


家康の元に呼ばれた滝川三九郎。

三九郎は、大坂夏の陣で家康を守り続け
幸村が突撃してきた際も、
最後まで残って槍でやり合いました。

家康は、我先に逃げ帰った徳川家旗本を非難し
その分、三九郎のその行為を賞賛するわけですが、
望みの品を取らせる、と満面の笑みです。

1万石か? 2万石か? と家康は聞いていきますが、
三九郎が欲したのはただひとつ。
亡き兄・幸村の妻子の身を
自分に預からせて欲しいと言い出すわけです。

始めこそ難色を示す家康でしたが、
三九郎のことを思えば、うんと言わざるを得ません。
「それらのもの、三九郎に預ける」
ははっ、と家康に頭を下げる三九郎です。

将軍・徳川秀忠は、三九郎のこの行為に立腹。
しかし三九郎は真田昌幸の娘婿ですので
当然と言えば当然です。
「どこまで真田一族、わしに盾を突く気か」

秀忠の怒りは、信之に向かいます。


樋口角兵衛は、甲賀忍びの頭・
伴 長信と慈海に助けられていました。

慈海の命に従って大坂城に入りはしましたが、
幸村の命を奪うべく振る舞ったというよりも
幸村のために戦っただけです。

しかし、結果的には幸村は討ち死にし
その分、将軍の覚えめでたく
角兵衛はこのたび、
尾張徳川家へ仕官の道が開けました。


元和元(1615)年7月7日、
徳川将軍家は武家諸法度を制定。
中央集権の土台作りに着手します。

10月10日、家康は江戸城に入ります。

対面に訪れた信之に、
今後も徳川家に仕えてくれと言葉をかける家康。
「沼田がよいか? 上田がよいか? ……上田がよかろうのう」
この時の対面が、信之が家康を見た最後となりました。

12月7日、江戸幕府の許可が下りて
信之は上田城に戻ります。


上田城のもよの家に、
摂津の百姓・徳之助という男がやってきました。

なんでも瀕死の向井佐助から頼まれたらしく
母・もよが縫ってくれた小袖を
佐助の形見として届けて欲しいということでした。

もよからの知らせを受け、信之は徳之助と対面します。

本来であればすぐにでも届けてやるのが
人情というものでしょうが、畑仕事を空けるわけにも行かず
一段落がついた冬場にようやくやってこれたというわけです。
その律儀さに、もよと信之は感服します。


摂津へ帰る前に、別所の湯につかりに来た徳之助。
そこには先客として、お江が入っていました。

徳之助は、命を落とした足軽の形見を届けにきただけだというのに
国の殿様が会ってくれて、しかも礼を言ってくれるなんて
予想だにしていなかっただけに大喜びでして、
殿様がよいと国もよいですなぁ、と嬉しそうです。

ただ、話を聞いて行くと
届け先が「もよ」という母親の家、と知り
お江は、佐助の落命を知るわけです。


信之のところに、小野お通からの贈り物が届けられます。
ひとつは、六文銭の真田家家紋入りの羽織、
そしてもうひとつは、幸村の遺髪と刀です。

お通は将軍家はもとより宮中にまで顔が効く人なので
敗将の遺品など、本来であれば手に入るわけがないのに
己の危険を冒してまでそれをどこかで手に入れて
上田に送ってくれたようです。


元和2(1616)年正月21日、
家康は鷹狩りの途中で突如倒れ
駿府城内に運び込まれます。

将軍秀忠は江戸から急いで駿府に向かいます。

家康の寿命を考えたとき
もう数年もなかろうと予測できますが、
今まで家康が守ってくれた信之のことは
秀忠の世になれば、風当たりは強まるでしょう。

信之はそれを覚悟しなければなりません。

4月17日、家康は75歳の生涯を閉じます。


幕府から、真田信吉に沼田城を任せることに、
そして真田信政には江戸出仕となりました。

続けて、幕府の急使が上田城に入ります。
病気の小松殿に、江戸へ来いとの命令です。
いわば、人質なのです。

信吉や信政は、母が病身であるのを知りながらと
将軍家の仕打ちを恨みますが、
小松殿は、笑って江戸に向かいます。

お江は、上田城門前で小松殿の輿を見送りますが、
城門まで見送りに出てきた馬場彦四郎の姿を見つけます。
彦四郎は、形は真田家家臣でも
実は甲賀忍びのひとりなのです。


信之は、妻も子どもも
上田から奪われた、という気持ちで
いっぱいになっています。

それどころか、父も弟も甥も
徳川に奪われてしまいました。

信之は孤独感に襲われていました。


(『真田丸』では「()」〜「()」付近)


原作:池波 正太郎
脚本:金子 成人
音楽:林 光
タイトル題字:池波 正太郎
語り:和田 篤 アナウンサー
──────────
[出演]
渡瀬 恒彦 (真田信之)
草刈 正雄 (真田幸村)
遙 くらら (お江)
榎木 孝明 (樋口角兵衛)
中村 橋之助 (向井佐助)
──────────
中村 梅之助 (徳川家康)

香野 百合子 (久野)
福田 豊土 (慈海)
待田 京介 (伴 長信)
──────────
紺野 美沙子 (小松殿)
中村 久美 (於利世)
三浦 浩一 (滝川三九郎)
丹波 哲郎 (真田昌幸)
──────────
制作:榎本 一生
演出:永野 昭

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