大河ドラマ真田丸・(51-4)総集編第四章「日本一兵(ひのもといちのつわもの)」
徳川と豊臣の衝突は、決定的となった。
風雲急を告げる中、信繁は父、兄と共に、下野犬伏にいた。
真田の生き残りを懸けた大勝負が、今、始まる──。
(32)応酬 〜家康覚醒・vs三成〜
上杉景勝(遠藤憲一)、宇喜多秀家(高橋和也)など有力大名たちによる政権運営が始まる。家康(内野聖陽)と三成(山本耕史)は、お互いに宴(うたげ)を開いては、自分の陣営の大名を増やそうと躍起になる。加藤清正(新井浩文)や伊達政宗(長谷川朝晴)も徳川に傾き、次第に三成の形勢は不利に。信繁(堺 雅人)や大谷吉継(片岡愛之助)がいさめるのも聞かず、三成はある行動を起こす。
(33)動乱 〜関ヶ原への誓い〜
秀吉の遺言をことごとく無視し、自らの影響力を強めていく家康。三成は家康を討つため伏見城下の徳川屋敷を急襲することを決意するが、暗殺計画は本多正信(近藤正臣)に漏れてしまう。正信は諸大名に危機を訴え屋敷の守備に駆けつけるよう呼びかけ、徳川につくかどうかを試す。一気に形勢不利となった三成を救うため、信繁は、昌幸(草刈正雄)のもとを訪ね、思いもよらぬ提案を行う。
(34)挙兵 〜七将襲撃・ガラシャ走る!・直江状上杉征伐・三成の涙・清正との誓い・ついに関ヶ原〜
家康暗殺に失敗し謹慎することになった三成。それでも収まらない清正らは三成襲撃を計画する。信繁は伏見城下での武力衝突を恐れ、きり(長澤まさみ)に上田へ帰るよう指示するが、きりは玉(橋本マナミ)のもとに身を寄せる。信繁は、信幸(大泉 洋)と協力して三成を守ろうと立ち向かう。そして、家康は会津の景勝を攻めることを決意。いよいよ、関ヶ原の戦いが迫る!
(35)犬伏(いぬぶし) 〜真田家の物語で最も有名な逸話 犬伏の別れ〜
上杉攻めのための徳川軍に従っていた真田家に大坂で三成や刑部が打倒家康のために挙兵したという報(しら)せがもたらされる。どちらに味方すべきか、信繁、信幸、昌幸の三人は下野国・犬伏(いぬぶし)の地で白熱した議論を戦わせる。一方、きりは三成らの人質となっていた玉を救出に向かう。そして、三人が下した結論とは?
(36)勝負 〜上田合戦・関ヶ原!〜
昌幸と信繁は、信幸と別れ、徳川勢を迎え撃つために上田城へ。途中、昌幸と信繁は沼田城に立ち寄るが、稲(吉田 羊)は思いがけない行動に出る。一方、信幸は家康から上田攻めの先ぽうを命じられる。初陣の秀忠(星野 源)は本多正信とともに兵を進める。徳川勢を撃退しつつ、しかし信幸とは戦わないために信繁は一計を案じる。そして佐助(藤井 隆)が衝撃の知らせを届ける。
(37)信之 〜助命嘆願〜
関ヶ原での西軍敗北により徳川に降伏した信繁と昌幸。信幸と忠勝(藤岡 弘、)による、家康への必死の助命嘆願により、高野山への流罪と決まる。しかし、その代わりに家康が信幸に命じたのは厳しい条件であった。一方、大坂に立ち寄った信繁は、三成と刑部の最期について知ることになる。そして高野山に向かった信繁たち一行を待ち構えていたのは…。
(38)昌幸 〜さらば昌幸〜
紀州九度山村に幽閉となった昌幸と信繁ら一行。昌幸は信之を通じ何度も赦免を願い出るが、家康はそれを無視して着々と天下取りを進めていく。一方、一つ屋根の下で共に暮らすことになったきりと春(松岡茉優)。信繁ときりの信濃での思い出話を聞き、春は思い悩む。やがて月日が経ち、死期を悟った昌幸は、ある夜信繁に、徳川と豊臣が将来激突した場合の策を授ける。
(39)歳月 〜謎の使者〜
信繁は、春らとの九度山での暮らしを満喫していた。信之にも、赦免嘆願はもう不要だと答える。ただ、父としては長男の大助(浦上晟周)をどのように育てるべきなのかに悩んでいた。一方、かつて信繁がルソンに逃がしたたか(岸井ゆきの)が、海外の珍しい紐(ひも)を持って訪ねてくる。信繁はその紐を見てあることを思いつく。そんなある夜、謎の人物が突然現れ、信繁を迎えに来たと告げる!
(40)幸村 〜伝説名将真田幸村誕生〜
九度山での生活を楽しんでいた信繁のもとへ、宇喜多秀家の家臣だった明石全登(小林顕作)が訪ねてくる。大坂城で徳川家康を相手に戦ってもらいたいと信繁に懇願する。信繁は断るが、そこに現れたのは…。そして豊臣秀頼(中川大志)と茶々(竹内結子)が苦境に立たされていることを知った信繁に、きりは…。大きな決断を迫られた信繁は、息子の大助を呼び、くじを引けと迫る。
(41)入城 〜妻の覚悟・大坂入城〜
豊臣秀頼に味方することを決意した幸村。しかし、牢人たちが大坂城に集まっていることを知った家康は、九度山の見張りを増やすように命じる。幸村は、脱出のための策を練る。一方、信之には家康からの出陣命令が届く。信之は、二人の息子の初陣にしようとするが、稲から、ある提案がなされる。そして、大坂城に向かった幸村は、茶々と運命の再会をする。
(42)味方
幸村は、久しぶりに茶々との再会を果たす。一方、家康は、幸村が大坂方に加わったことに大きな恐れを抱き、出陣を急ぐ。大坂城に集まった牢人たちの中には、後藤又兵衛(哀川 翔)、毛利勝永(岡本健一)、長宗我部盛親(阿南健治)らがいた。豊臣秀頼は幸村に総大将になってもらいたいと願っていたが、又兵衛や勝永らは激しく異議を唱える。そこで、幸村は一つの策を提案する。
(43)軍議
徳川軍が大坂城に迫る中、茶々は幸村と密かに会い、ある願い事をする。一方、秀頼の御前で五人衆を集めての軍議が開かれる。幸村だけは、家康のいる京へ攻め込むことを主張するが、みな反対する。次第に勝永は幸村の意見を認めるようになるが、又兵衛だけは籠城すべきだと猛反対し続ける。そして、ついに秀頼が決断をくだすときが訪れる…。
(44)築城 〜築城真田丸砦! 大坂冬の陣〜
幸村は、大坂城の最大の弱点となる南側に出城を造ることを思いつく。しかし、同じことを考えている男がもう一人いた。さて、織田有楽斎(井上 順)と大蔵卿局(峯村リエ)は、牢人(ろうにん)衆を決して信じようとしない。豊臣家の態度に業を煮やした又兵衛と勝永は、大坂城を出ると言い出す。しかし、そのとき秀頼は…。一方、信之の命を受けて松(木村佳乃)が大坂に向かっていた。
(45)完封 〜日本一の兵〜
幸村が築いた真田丸砦(とりで)に、家康は大きな脅威を感じる。徳川軍の中には、信之の2人の息子たちや、景勝らの姿もあった。幸村は、大助らとともに徳川軍を挑発。苛立った一部の徳川兵は一気に真田丸を落とそうと攻めかかる。しかし、そのことを知った家康は激しく憤る。真田丸では、又兵衛や勝永、盛親らの牢人(ろうにん)衆が待ち構えていた。
(46)砲弾
幸村が築いた真田丸砦(とりで)を攻めあぐねる家康は、幸村に10万石の領地を約束するなどさまざまな調略に乗り出す。有楽斎らの強い勧めで秀頼は和睦を決意するが、幸村は有楽斎の言動には裏があるとあやしむ。幸村は、意を決して茶々への直談判に挑む。一方、家康の陣にはイギリスから取り寄せた大砲が到着。運命の砲弾が、大坂城に向けて放たれる!
(47)反撃
茶々は、幸村の反対を押し切り、家康との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の寛大な態度に、きりは大きな不安を感じる…。結局、大坂城の外堀を埋め、真田丸砦(とりで)を破却することが決定してしまい、幸村は激しい衝撃を受ける。もはや戦うすべを失った又兵衛や勝永らの、豊臣家への怒りが頂点に達する…。
(48)引鉄(ひきがね)
豊臣と徳川の和睦の後、真田丸は取り壊され、大坂城は堀も埋め立てられてしまった。幸村は起死回生を狙い、家康をわなにかけるよう佐助に命じる。佐助は、もし家康暗殺に成功したら夫婦になって欲しいときりに告げ徳川の陣へ。家康との頭脳戦が展開する中、幸村は不思議な型の銃を手に入れる。一方幸村からの書状を読み、その真意を悟った信之は、大坂へ向かうと言い出す。
(49)前夜
幸村からの書状を読んだ信之は、幸村が死を覚悟していると直感し大坂行きを決意する。一方、豊臣方と家康との最終決戦~大坂夏の陣~がいよいよ始まる。幸村は又兵衛や勝永とともに策を立てる。徳川軍をくいとめるのは道明寺。しかし、豊臣方の策はことごとく漏れていた…。ついに幸村は、春を城から出すことに。そして、きりには最後の使命が…。
(50)疾風 [終]
豊臣と徳川の決戦が始まった。大坂城を出て、野戦に持ち込む幸村だったが、形勢は圧倒的に不利。死を覚悟する茶々に、幸村は「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」と諭す。やがて勝永らの活躍により戦況は一転、豊臣方は徳川軍を次々と撃破する。だが秀頼のもとに、幸村が寝返ったといううわさが広がる…。幸村は、家康ただ一人に狙いを定め、一騎で突き進んでいく!
作:三谷 幸喜
音楽:服部 隆之
題字:挾土 秀平
語り:有働 由美子 アナウンサー
──────────
[出演]
堺 雅人 (真田信繁(幸村))
大泉 洋 (真田信幸(信之))
長澤 まさみ (きり)
木村 佳乃 (松)
山本 耕史 (石田三成)
新井 浩文 (加藤清正)
松岡 茉優 (春)
吉田 羊 (稲)
藤本 隆宏 (堀田作兵衛)
藤井 隆 (佐助)
片岡 愛之助 (大谷吉継)
──────────
遠藤 憲一 (上杉景勝)
斉藤 由貴 (阿茶局)
中川 大志 (豊臣秀頼)
寺島 進 (出浦昌相)
井上 順 (織田有楽斎)
中原 丈雄 (高梨内記)
小林 隆 (片桐且元)
今井 朋彦 (大野治長)
阿南 健治 (長宗我部盛親)
近藤 芳正 (平野長泰)
高橋 和也 (宇喜多秀家)
星野 源 (徳川秀忠)
岡本 健一 (毛利勝永)
──────────
小日向 文世 (豊臣秀吉)
竹内 結子 (茶々)
藤岡 弘、(本多忠勝)
高畑 淳子 (薫)
鈴木 京香 (寧)
哀川 翔 (後藤又兵衛)
近藤 正臣 (本多正信)
内野 聖陽 (徳川家康)
草刈 正雄 (真田昌幸)
──────────
制作統括:屋敷 陽太郎・吉川 邦夫
プロデューサー:清水 拓哉・吉岡 和彦
演出:木村 隆文・清水 拓哉・田中 正・小林 大児・
土井 祥平・渡辺 哲也・保坂 慶太
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『真田丸』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
| 固定リンク
「NHK大河2016・真田丸」カテゴリの記事
- 大河ドラマ真田丸・(51-4)総集編第四章「日本一兵(ひのもといちのつわもの)」(2016.12.30)
- 大河ドラマ真田丸・(51-3)総集編第三章「栄枯盛衰」(2016.12.30)
- 大河ドラマ真田丸・(51-2)総集編第二章「表裏比興(ひょうりひきょう)」(2016.12.30)
- 大河ドラマ真田丸・(51-1)総集編第一章「波瀾万丈(はらんばんじょう)」(2016.12.30)
- 大河ドラマ真田丸・(50)疾風 [終](2016.12.18)
コメント