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2017年3月17日 (金)

プレイバック秀吉・(20)軍師の条件

信長は、安土城を飾る全ての軒瓦に緊迫を施した。
『安土城出現』
日本のルネサンス・安土桃山文化の開花である──。

織田信長の思想を象徴するこの城は
装飾、構造の特異性において
日本の建築史上、類を見ない。

宣教師フロイスによれば、この城はヨーロッパの
最も壮大な城に匹敵する豪華で完璧な建造物であり
海外にもその名を馳せた。

完成から焼失までわずか1年あまりの幻の城。

安土→岐阜 75km
  →清洲 100km
  →岡崎 140km
  →伊勢 75km
  →北庄 135km
  →敦賀 75km
  →京都 60km
  →堺  100km
  →播磨 150km

琵琶湖に面した安土城は水路を使えば京までわずか1日たらず。
さらに、近畿・東海・北陸の3文化圏の中央に位置した。

天下を見渡す豪壮華麗な安土城。
夢まぼろしのごとく消え去ったが、
その意志は秀吉の大坂城へと受け継がれるのである──。


別所長治が謀反の疑いがある、と
おねに銭の用意を命じる羽柴秀吉ですが、
「備前宇喜多のお福殿にお願いなされたら?」と
おねは取り合いません。

あほう! と秀吉は怒鳴りますが、
「あほう?」とおねにムッとされて
秀吉は顔を引きつらせたままぎこちない笑いです。


三木城では、竹中半兵衛に代わる
秀吉の軍師として登場した小寺官兵衛が
裏切りの疑いがある長治を問いただしますが、

その言葉が失礼極まりなく、
長治は、このような非礼は初めてだ、と怒ってしまいます。
同席していた蜂須賀小六は、病床の半兵衛に
官兵衛の暴走ぶりが心配だと吐露します。

官兵衛のことを笑いながら、
半兵衛は上月城が心配だ、とつぶやきます。

そんな話をまさに今しているとき、
官兵衛が入ってきました。
「吉報でござる。宇喜多直家が上月城を攻撃致した!」

宇喜多は必ず毛利に使者を送って援軍を請う。
そうすれば信長は大軍を率いて播州に攻め込んで
毛利を一気に責め潰すチャンスだ、といいたいのです。

しかし半兵衛は、薬湯を飲みながらガッカリした表情です。
「お館様は……来ぬ」


信長は、巨額の資金と直属の兵士6,000を
秀吉に与えて播磨に急行させます。
これで、秀吉の軍勢と合わせて1万余。
しかし、5万の毛利勢と比べればあまりに少なすぎます。

そして、ついに別所長治の謀反──。

秀吉の陣地には、
尼子勝久と山中鹿介が来て援助を秀吉に請います。
半兵衛と官兵衛は、上月城攻撃の策でも
尼子家のことでも意見が対立します。

そんな官兵衛が連れて来た小西弥九郎が
“土産”と称して持って来た大きな大きな箱。
開けると、中からお福です。
「備前人形にござりまする〜」

お福は、宇喜多直家は上月城攻めに
25,000の兵を出陣させることを秀吉に伝えます。
これは毛利との約定があるので仕方ないことなのですが、

毛利につくか織田につくか迷っている宇喜多は、
秀吉が上月城を落とした時には、
宇喜多は手間取って上月城に到着できず──という
シナリオを描くことで、織田と毛利との中立を約束します。

宇喜多はお福の思うがまま、だそうですが、
その前に、秀吉がお福の思うがままになっています。
湯殿で背中を流してくださりませ、というお福に
秀吉はうさぎ跳びでお福の後をついていきます。


三木城攻めでは、お福の言う通り宇喜多は中立を守りますが
毛利は5万の大軍で攻めかかってきました。
秀吉は、三木城の別所攻めに苦戦し窮地に追い込まれます。
一方、上月城も毛利の大軍に包囲されています。

秀吉は、援軍を請うべく小六を安土城に送ります。

播磨攻めは任せろなどと大口を叩いた秀吉が
この体たらく、と信長は一周しますが、
それでも嫡男織田信忠を総大将とする大軍を播磨へ送ります。


官兵衛はあくまでも700足らずの尼子は見捨てよと主張し、
半兵衛はあくまでも尼子は助けよと主張します。

援軍として送られた信忠は、父・信長の言葉として
わずか700の尼子に関わるのは秀吉の気持ちの脆さ、と指摘し
播磨を平定したければ尼子に関わらずに見捨てよと命令します。

しかし、咳き込みながらも半兵衛はそれに猛反発。
いま尼子を見捨てれば、各地の小大名たちが
織田は冷酷だ、と気持ちが離れていくことにつながり
中国地方の平定はほど遠いものになってしまうのです。

「優しさこそ最大の武器、人の道にござる」
分かった、と秀吉は答えます。


城を抜け出し、安土に戻った秀吉は
信長に尼子を助けて欲しいと懇願しようとしますが、
信長は全く聞く耳を持たず。
隣に座していた徳川家康によって外に連れ出されます。

信長に代わり、家康が“信長の命令”として
「これ以上の上月城攻めは愚策。急ぎ撤退し、合流して
 三木城の別所長治を討伐せよ。上月城攻めの任を解く」
と伝えます。

秀吉は長らくそれには答えず、家康を睨みつけていましたが
ご返答を、と促されて、ついに頭を下げます。
「……畏まって候」


失意のまま安土の羽柴屋敷に戻った秀吉は
なかとおねが大根を切りながら、
秀吉のことを噂しているのを目撃します。

「女子を作り遊ぶのも、よい仕事をするため」
「あの子は仕事だけは大したもンだ」
そんな話を聞きながら、秀吉は
仕事を一生懸命に頑張るからな、と涙を流します。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (小一郎)
細川 直美 (さと)
岡本 健一 (仲蔵)

市原 悦子 (なか)

村上 弘明 (明智光秀)
斉藤 慶子 (吉乃)
高瀬 春奈 (お福)
小西 博之 (小西弥九郎)
織本 順吉 (佐久間信盛)
篠田 三郎 (丹羽長秀)

伊武 雅刀 (小寺官兵衛)
上條 恒彦 (斎藤利三)
大仁田 厚 (蜂須賀小六)
誠 直也 (石川数正)
段田 安則 (滝川一益)
──────────
玉置 浩二 (足利義昭)
西村 雅彦 (徳川家康)
野際 陽子 (美)
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古谷 一行 (竹中半兵衛)

渡 哲也 (織田信長)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:真銅 健継

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