2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 恐怖 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(185) »

2017年3月21日 (火)

プレイバック秀吉・(21)命の重さ

戦うばかりが能ではない。

調略、同盟を結び、互いの領土の安全を保証する。
その時、戦国大名は往々にして人質を差し出した。

徳川家康は、その少年期を人質として過ごし
信長の妹・市が浅井長政に嫁いだのも、一種の人質であった。
「わたくしはあなた様の妻にございます」

天下布武を達せんとする織田の勢力、
しかしそれは、数々の人質によって支えられていた。

明智光秀は伊丹有岡城・荒木村重のもとに長女・さよを嫁がせ
新参・小寺官兵衛も最愛の息子・松寿丸を
秀吉に差し出し忠誠を示していた。

いったん事あらば、それは人質の死を意味する。
彼らはいわば、身を守る術も無く
戦いの最前線に置かれたのである──。


天正6(1578)年10月。
播磨で毛利の大軍と向き合っている秀吉の元に
恐るべき重大な報告が上がります。

これが本当なら我々は孤立してしまう、と
小一郎でさえ狼狽えるほどの重大な報告とは、
「荒木村重……謀反」

村重はキリシタンなので
一向門徒の突き上げに遭ったかもしれませんし、
恩賞への不満があったとも思われません。
いずれにしても、足利義昭と毛利の策謀かもしれません。

竹中半兵衛は、村重が立て籠る伊丹有岡城に
小寺官兵衛を向かわせ、真偽を確かめさせます。
話が本当なら、殺されてしまうかもしれませんが
だからこそ、同じキリシタンである官兵衛を送り込むのです。

真なら、いち早く撤兵せねば命に関わりますし、
偽なら、撤兵してしまうと臆病者の誹りを免れません。


村重謀反の噂を聞き、
いち早く近江坂本から有岡城に入った明智光秀は
謀反が本当だと知ると、まずは高山右近らを
村重から引き離して安土に連れ帰ります。

そして、官兵衛が有岡城に入り、説得に当たります。


信長に安土城に呼ばれた秀吉は
右近らを村重から引き離した光秀の功績を褒め
明智勢の与力とするように命じます。

一方で秀吉には、
有岡城に入ったまま出てくる気配のない官兵衛の
嫡男・松寿丸を殺せ、と命令します。


羽柴屋敷に戻った秀吉は、
おねに松寿丸を連れてくるように言いますが
知らぬ存ぜぬを繰り返し、
松寿丸を引き渡そうとしません。

殺気立った秀吉と、何としても守ろうとするおねが
珍しく夫婦で大げんかです。

なかがさとと一緒に、生まれたばかりの赤ん坊を見せに
尾張中村に帰ったという話を長助に聞き、
急いで後を追いかける秀吉。

半兵衛は、この長浜近辺で
最近6〜7歳ぐらいの男の子が亡くなったかどうかを
長助に調べさせます。


中村に戻った秀吉。
竹阿弥と手をつないで寝ているなかを叩き起こし
松寿丸の居場所を問いつめますが、
なかは頑として口を割りません。

オレは羽柴秀吉じゃぞ! と怒鳴っても
なかは秀吉を2発平手打ち。
小さい子どもを殺すなら、私の前で腹切ってみろ、と
あくまでも松寿丸を隠し通します。

それには、秀吉が信長に呼ばれている間に
半兵衛に頼まれたことがあったわけです。

官兵衛を有岡城に向かわせたのは自分なので
もし官兵衛が裏切ったとすれば、
松寿丸は自分が手をかける。
秀吉には手を汚させない、と。

秀吉は涙を浮かべ、黙って家を出て行きます。


小一郎は、おたきがいる遊女屋に行き
石川五右衛門に有岡城行きを打診します。
有岡城に行き、官兵衛がどうしているのかを
調べてもらいたいわけです。

竹筒に入った銀1本を手土産に渡しますが、
オレはやらねえぞ! と五右衛門は断ります。
有岡城と言えば織田を裏切った村重の城で
警護は厳重、捕まれば生きては戻れないでしょう。

しかしおたきが銀2本! と言ったばかりに
それを小一郎が承諾したことで
交渉は成立してしまいます。


半兵衛は、どこからか探して来た幼子の首を桶に入れて
信長の前に参上します。

その首を改めずに信長は、もし官兵衛が生きていたなら
松寿丸の命は酷いことをした、とつぶやきます。

そして自分の命があと1年、
来年の雪は見れないだろうと考えている半兵衛に
来年の雪を見よ、と励まして出て行きます。


秀吉は、珍しく出社拒否です。

体調不良ではありませんが、
行きたくないという気持ちが前面に出過ぎて
顔もゆがんでしまいます。


村重の有岡城から連れ帰った娘のさよを
一族の荒木秀満に再婚させたことを報告する光秀。

信長は、それほどに儂が恐ろしいか、と問うと
は、と光秀はコクリと頷きます。
「そうか……あのサルまでも儂に嘘をつきおって」

ちょうどその時、秀吉が信長の元に駆けつけます。
どうしても、松寿丸は本当は生きているのだと
正直に打ち明けたかったようです。

子どものいない秀吉は、一晩でも一緒に暮らすと
他人の子どもであっても可愛くて可愛くて
そんな子どもに手をかけることなんて出来ない、と。

その責任を取って切腹を、と
懐刀を出そうとして光秀に止められます。
信長は、正直に言ったことで秀吉の罪を許します。
「サル! 死ぬのは天下統一の後にせい」


有岡城近くで食糧を運ぶ雑兵を倒して意識を失わせ
代わりに食糧を運ぶ五右衛門。
雑兵たちが鍋に群がる中
五右衛門はひとり石牢に向かい、官兵衛を見つけます。

「なんじゃありゃ……。な……なんか変だぞ」
その姿を咎められた瞬間、五右衛門は
雑兵たちを斬りつけながら有岡城から逃げ出します。


雪積もる中、安土城の中庭で土下座するなかは
1枚の紙きれを信長に渡します。
官兵衛は、有岡城で生きている、という内容です。

松寿丸を匿ったのは自分だから
存分にご処分を、と頭を下げるなかですが、
信長は、湯に入るとよい、と言葉をかけて行きます。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (小一郎)
赤井 英和 (石川五右衛門)
涼風 真世 (おたき)

市原 悦子 (なか)

村上 弘明 (明智光秀)
有森 也実 (ひろ子)
斉藤 慶子 (吉乃)
細川 直美 (さと)
川上 麻衣子 (おかつ)
田村 英里子 (たま)
中村 あずさ (おまつ)

伊武 雅刀 (小寺官兵衛)
大仁田 厚 (蜂須賀小六)
松岡 昌宏 (森 蘭丸)
上條 恒彦 (斎藤利三)
──────────
野際 陽子 (美)
──────────
古谷 一行 (竹中半兵衛)
財津 一郎 (竹阿弥)

渡 哲也 (織田信長)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:柴田 岳志

« 恐怖 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(185) »

NHK大河1996・秀吉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 恐怖 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(185) »