プレイバック秀吉・(24)左遷寸前
一本の矢はたやすく折れるが、三本束ねると強い。
名将・毛利元就の三人の息子たちは、
三本の矢が如く結束して中国地方に強い勢力を誇った。
信長軍団にとって、今や毛利は最大の敵。
その難敵に対するのが、我らの羽柴秀吉。
播磨の姫路城に本拠を構えた秀吉は、
旗色を鮮明にしない武将たちの中で苦戦していたが
ついに、ある条件付きで備前の大名
宇喜多直家を味方につけようとしていた。
2万の兵を手に入れ、戦線を大きく前進させる。
宇喜多調略は、毛利攻めの決定打であった。
その条件は、領主直家を殺さず
領地も取り上げないという寛大なもの。
しかし信長がこの条件を許すはずがない。
危険な賭けに出た秀吉……さあどうなる──!?
最近のコメント