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2017年4月11日 (火)

プレイバック秀吉・(27)三成登場

戦国の息吹を今に伝える書状の数々。
当時の時代背景、ひいてはそれを書いた
武将の人柄をしのばせる貴重な資料である。

これは、1593年(文禄2年)
56歳の秀吉がおねに送った手紙である。
拾は、後の秀頼誕生の知らせであるが、
一旦最後まで書いてから、行間も書き足している。

くり返し、子の無事成長を祈る秀吉の姿が目に浮かぶ。

ところで。

「大河ドラマ「秀吉」では、秀吉の正室の呼称を
 「ねね」ではなく「おね」としています。」

これは現存するおね自筆の書状。
最後に署名がある。

“袮”
「ね」、あるいは「ねえ」と呼ぶ。
それに“お”をつけて「おね」または「おねい」とする。

秀吉も“寧”と手紙に書いている。
よって近年「おね」説が有力となっている。

手紙に歴史あり──!


天正10(1582)年2月・長浜城。

なかは、手習いを始めました。
羽柴秀吉は、まずは自分の名前から教えようと
なかに筆を持たせ、秀吉も手を添えて
ひらがなで大きく「ひてよし」と書かせます。

「手紙、書くでね」
なかはとても嬉しそうです。

別室では前田利家が興奮気味に裸になって
秀吉子飼いの家臣たちとともに陽気に踊っております。
なんでも、能登七尾城主になったことを
若者たちが祝ってくれているのです。

加藤清正、福島正則らが踊り狂う中に、
よい若武者ぶりに成長した石田三成の姿もあります。
三成はいつも、秀吉のようになりたいなどと
いじらしいほど秀吉を慕っているのです。

その三成、実母のおかつのことを
母であると忘れるように努めています。
自分にとっての母はおねひとりである、と。
だからおかつにも、子であることを忘れて欲しいわけです。

その方が、三成としては
あの集団の中で動きやすいのかもしれませんが、
おかつはちょっぴり寂しさを感じています。


長浜から安土の方向の空が、真夜中だというのに
まるで夕焼けのように赤く染まっております。

心配するなかに秀吉は、誰かが
大きなたき火でも焚いておる、と安心させようとしますが、
三成はあまりに正直に、バカ正直に叫んでしまいます。
「お館さまの行く末に何やら不安の兆しのような……!!」

秀吉は三成を足蹴にしますが、
それでも安土に行って様子を見て来るという三成に
いらぬ、とは言えず、とりあえず向かわせます。


高野山金剛峰寺では、信長を呪い殺すため
秘密の祈祷が行われているようです。

千 宗易は、その情報を羽柴秀長に流すわけですが、
そんな宗易は、堺を出た時から何者かにつけられています。
宗易は信長の茶頭でありながら、狙う人物はいるのか?
秀長はさんざんに考えますが、なかなか思いつきません。

「嫌われておりましてな。安土に呼ばれることも少のうなりました」
密議はこっそりと、茶室で行われることも多く
その茶室にいる宗易は、数多くの秘密を知る立場にあります。

それはさておき、堺でも安土方向の空が
真っ赤に染まったことが話題になっておりまして、
セミナリオでは、南蛮人がつぶやいたそうです。
「南蛮の占いによると、大王が殺される兆し」

信長はいま、咲き誇る花であり
「花は咲いたら散りますよってなぁ」とつぶやく宗易に
本当に花が散るのなら、誰かが次の花を咲かせねばならぬと
秀長は宗易を見据えてつぶやきます。


安土城に赴いた三成は、かつて秀吉がやったように
庭に出ようとする信長に草履を懐から出して置くのですが、
いつも左足から履く信長のことを考えて配置していた秀吉とは違い
ポンポンと少し雑に置いただけです。

秀吉はそんな風には置かなかったぞ、と信長は言いますが、
実は三成も左足からのことは知っていながら、
信長から直接言葉が欲しくて雑に置いたと言うのです。
三成には、ちょっと計算高いところがあります。

信長は、国が滅びる様を見せようと
三成を甲斐に同道させることにします。


秀吉は、宇喜多八郎と
羽柴秀勝を従えて姫路城に入ります。

毛利攻めの前に宇喜多勢の姿勢を
確かめておく必要があったのです。


3月、織田・徳川連合軍に武田勝頼は攻め滅ぼされます。
家康は駿河一国を与えられ、滝川一益は70万石の大名に。

信長から酒を取らされて、なんとか飲み干せた光秀ですが、
口が軽くなって、武田攻めでは懸命に働いたとつぶやきます。

「お前が何を働いたのじゃ」
武田攻めで働いたと言えるのは滝川一益と徳川家康だけで、
丹波平定にかまけて中国への援軍を忘れ、秀吉に苦戦を
強いている光秀は、何の働きもしていないと言いたげです。

信長は怒りに任せ、光秀をたたきのめします。
光秀の脳裏に、磔にされた美の
「天下を……」の声が響き渡ります。


4月末、城の周囲を広い沼地に囲まれた
備中高松城攻めに取りかかります。
カラカラに晴れていたのですが、雨が降り出します。
季節柄、梅雨でしょう。

高松城を攻めあぐねていては、いずれ毛利の大軍がやってきて
背後に大きな敵を抱えることになってしまいます。
そうなる前に、高松城を何とかしたいところです。

「水攻めに如かず」
小寺官兵衛は提案します。
川を塞き止め、頑強なほど堤を作るとすると
佐吉の計算によれば400万もの土嚢が必要になります。

蜂須賀小六は、その土嚢はどこから運ぶのだ、
その土嚢を誰が運ぶのだ、と大笑いですが、
秀吉は、土嚢を銭と米で買ってやれば
農民が喜んで次から次へと運んで来ると言います。

土を銭で買う……そんな大将は恐らく初めてでしょう。
そう感心する秀長に、三成も同調します。

お館様に何かあったら、次に天下に号令するのはオヤジ様!
そう叫んで、秀吉に怒られますが、
秀吉はそう言われたことが泣くほど嬉しかったのです。

あの、運命の日まであとひと月です。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (小一郎)
細川 直美 (さと)
岡本 健一 (仲蔵)

市原 悦子 (なか)

村上 弘明 (明智光秀)
中村 あずさ (おまつ)
川上 麻衣子 (おかつ)
高瀬 春奈 (お福)
松岡 昌宏 (森 蘭丸)
段田 安則 (滝川一益)

西村 雅彦 (徳川家康)
大仁田 厚 (蜂須賀小六)
伊武 雅刀 (小寺官兵衛)
──────────
渡辺 徹 (前田利家)
野際 陽子 (美)
──────────
仲代 達矢 (千 宗易)

宍戸 錠 (本多正信)

真田 広之 (石田三成)

渡 哲也 (織田信長)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:佐藤 幹夫

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