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2017年4月21日 (金)

プレイバック秀吉・(30)信長、死す

「天正十年六月二日 早暁」

本能寺を取り囲む明智光秀の軍勢。

磔にされ、串刺しにされる母・美。

織田信長に平手打ち去れ、足蹴にされ、
殴りつけられる光秀。

千 宗易、妻・ひろ子、徳川家康、おね、羽柴秀吉の顔。
信長の顔。

「母御前……敵は、本能寺にあり──!」


本能寺への道を、無数の明智の軍勢が続きます。

本能寺では、警護兵が何事かと恐る恐る外に近づきますが
水色桔梗の紋の幟旗を発見、ただならぬ雰囲気を察知します。

「明智光秀様か、何事じゃ」
新總を確かめる間もなく、寺の外からは無数の雄叫びが上がり
そこでようやく、光秀が信長に反旗を翻したと理解します。


信長の寝所でも、森蘭丸が駆け込んできて
攻め手は光秀だと知らせます。
「惟任日向守! 光秀じゃと……」

家臣は、一刻も早く女の格好をして
夜陰に紛れて逃げるように勧めますが、
光秀は緻密な男だし、13,000の兵で取り囲めば
もはやここで戦うしかない、と信長は覚悟します。

表に出てきた信長は、弓矢で応戦します。
次々に矢を放ち、敵を一人ひとり倒していきますが、
多勢に無勢、限界が……。

そのうち、信長の弓のつるが切れてしまいます。


同じ時刻、備中高松では
羽柴秀吉が日の出に手を合わせて拝んでいます。
「母ちゃん! 秀吉は今日も元気健康です!」


本能寺。
それでも何とか応戦していたものの、
鉄砲隊によって次々と倒されていき
信長は、寺の奥に戻ります。

敵兵は寺の内部にまで侵入し
蘭丸たちが防いでいます。

信長は、後ろを振り返らず奥に奥に進んでいきます。


本能寺に忍び込んだ石川五右衛門とおたきは
名茶器38点を見つけますが、木箱に火が燃え移ったものもあり
手に取ろうとしても熱くて持てません。

そこに、信長が奥に歩いて行くのが見えます。
五右衛門は、信長の最期を見届けて秀吉に聞かさなければならないと
信長の後を追いかけますが、蘭丸たちに阻まれます。

慌てて逃げ出す五右衛門とおたきです。


そのうち、蘭丸たちも銃撃で倒れたことを察知した信長は
刀を抜き、『敦盛』を舞います。

人間五十年
 下天のうちを くらぶれば
  夢まぼろしの ごとくなり
 ひとたび生を得て
  滅せぬものの あるべきか

「神か……神が死ぬか」
刀を首に当て、頸動脈を切り裂きます。


宗易は頭を丸めます。

そこに徳川家康と本多正信がズカズカ入ってきて
昨晩、本能寺に入って光秀のことを何も申し上げなかったことは
異心ありか異心なしかを宗易に問いつめますが、

そうなると分かっていて、光秀に「逆心、ご辛抱なさいませ」と
火に油を注いだ家康に、異心ありか異心なしかを逆に問いつめ
家康はニヤリとするしかありません。

「ときは今……ちょうど今ごろにございましょうな」
宗易もニヤリとします。


本能寺の焼け跡で、信長の遺骸を探し続ける光秀。

これ以上探して見つからなければ、
どうにかして本能寺を抜け出して
京のどこかに潜んでいる可能性も考えねばなりません。


秀吉の陣に、恵瓊がやってきます。

前日、高松城に入って城主・清水宗治と
対談してきたのだそうです。
宗治は、城内にこもる兵たちの命を助けてくれるなら
切腹をしてもいい、と秀吉の提案を受け入れます。

信長が出陣してきて、戦が終わっていたら大問題、と
蜂須賀小六はいい顔をしませんが、
5国譲渡に城主切腹、これ以上の無理難題を押し通せば
織田家の誠意が問われる、とここで手打ちにすることにします。

「清水宗治殿、今宵切腹ではお受け致しませぬか」
石田三成は恵瓊に言いますが、
羽柴方に、切腹を急がせる理由があるのか、と
恵瓊は急に不快な顔になります。

秀吉は三成を下がらせ、急ぎはせんと答えて
恵瓊の疑いをなくすよう笑顔で対応しています。


信長の最期の地を見ておこう、と
宗易は本能寺にやってきます。

光秀を見つけると、本能寺の火で沸かした
茶を点てましょう、と光秀にふるまいます。

「初めて……茶の味を知った」
グイッと飲み干した光秀が、ぽろりとつぶやきます。


長浜城で秀吉の留守を守るおね、なかたち。
そこにも本能寺の変の報が飛び込んできます。

明智の軍勢が北国街道添いに長浜に向かっていて
まもなくここに到達するので、落ち延びましょうと
おかつがおねに進言します。

信長が光秀に殺された、という知らせに
なかは信じられないという表情を浮かべます。
「秀吉は大丈夫か? おかしなってしまうんでないかい?」

一家、そして家臣たちは農民姿に扮して
城を脱出して逃げることにします。

城を枕に討ち死にしないで、逃げ出すということは
秀吉の名を汚すことにもなりますが、
その秀吉が、何かあったら逃げろと言っていたのです。
上の命には従わなければなりません。


6月3日、深夜。

三成が張り巡らせていた網にひっかかったようで、
不審人物が捕らえられます。
彼が錫杖の中に忍ばせておいた密書を三成が見つけ
羽柴秀長に届けます。

密書を読み進めるうち、みるみる顔が険しくなる秀長。
三成は「おやじさまに」と、秀吉を呼んでくることにします。

差出人は光秀、受取人は小早川隆景、
6月2日に発信の密書です。

京・本能寺で光秀が信長を謀殺したという内容に
最初は全く信じない秀吉でしたが、
信長の茶匠・長谷川宗仁からも同様の書状が届けられます。
「取り急ぎお知らせ致し候。御あるじ殿、前右大臣、織田……」

力なく、書状を落とす秀吉。
それを拾い、秀長が続きを音読します。
「織田信長公、六月二日早暁、
 明智光秀殿御謀反により本能寺にて討死に……」

狂ったように暴れる秀吉です。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (小一郎)
赤井 英和 (石川五右衛門)
涼風 真世 (おたき)

市原 悦子 (なか)

村上 弘明 (明智光秀)
有森 也実 (ひろ子)
細川 直美 (さと)
岡本 健一 (仲蔵)
川上 麻衣子 (おかつ)
松岡 昌宏 (森 蘭丸)

西村 雅彦 (徳川家康)
大仁田 厚 (蜂須賀小六)
小西 博之 (小西行長)
今福 将雄 (溝尾庄兵衛)
上條 恒彦 (斎藤利三)
──────────
伊武 雅刀 (小寺官兵衛)
中条 きよし (安国寺恵瓊)
──────────
仲代 達矢 (千 宗易)

宍戸 錠 (本多正信)

真田 広之 (石田三成)

渡 哲也 (織田信長)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:佐藤 幹夫

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