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2017年5月 9日 (火)

プレイバック秀吉・(35)美しき刺客

「一同、大儀である」
ははッ、と平伏する織田家家臣団──。

権謀十策、天下を制す。
清洲会議に於いて、秀吉は巧みに主導権を握り
自らが信長の後継者となる第一歩を踏み出した。

信長や光秀が遺した領地の分配についても
秀吉は、ライバルであった柴田勝家をはるかに凌ぎ
(秀吉:70万石・勝家:6万石)
巨大な力を得ることに成功する。

京都・大徳寺。
秀吉はここで信長の葬儀を
絢爛豪華、史上最大の規模で主催した。

これは、秀吉こそが織田家のナンバー1、
実力者であると宣言する、
いわば一大デモンストレーション。

この葬儀への出席を、柴田勝家は断固拒否する。
誇り高き名門のプライドは、秀吉に膝を屈することなど
絶対に許さなかった。

信長の死より半年余り、今まさに龍虎相見えんとす──!


「秀吉は、頭がええのう」
珍しく、継父・竹阿弥が秀吉を褒めます。
それはもちろん、心から褒め称えたというのではなく
ほとんどがバカにした、いわゆる皮肉っているわけですが。

というのも、羽柴秀吉は織田信長の葬儀を大徳寺で執り行った日
『惟任光秀退治記』を都と周辺の人々に配布して回ったのですから
民衆は、秀吉はいつ柴田勝家を討つのか、と
楽しみに待っているというではありませんか。

竹阿弥は、秀吉は勝ちすぎると評します。
勝ち過ぎて傲慢になると、人間ろくなもンにならぬ、と。


信長の妹・お市は、清洲会議の後
勝家に嫁して越前北の庄城に入ります。

しかし、夫勝家が秀吉と対立し
ゆくゆくは戦になるのではないかと考えると
お市の心の中は穏やかではありません。


もう一人、秀吉に腹を立てている人物がいました。
勝家の与力・前田利家です。

利家は勝家の名代として山崎城に秀吉を訪ね、
勝家と秀吉の間に仲直りの道がないか模索しますが
今の秀吉を見れば、秀吉に歩み寄るなどもってのほかで
いずれ戦になるのは避けられない、と覚悟します。

秀吉も、頑に自分の味方にならない利家を見て
特にこだわるそぶりも見せず、永遠の別れを告げます。

山崎城から帰って来た利家ですが、
妻のおまつは、このまま勝家についた方がよいか
秀吉の味方をした方がよいかを考えます。

どうやら、秀吉についたほうがよさそうです。
しかし利家が受け入れるはずもありません。


羽柴・柴田両軍は、賤ヶ岳でついに激突します。

羽柴秀長軍は、秀吉軍が来るまで時間稼ぎをするつもりのようです。
勝家としては、利家軍がいたら
秀吉がくる前に一気に秀長軍を叩き潰したいところ、
利家は勝家の元に馳せ参じていません。

勝家は利家の息子・利長に父を呼びにやりますが
息子の声にも頷かず、利家はただ黙って座しています。

「府中城に帰る」
利家は、そうつぶやくと全軍に撤退を命じます。


利家が府中城に帰ったことで、柴田軍は総崩れとなります。
府中城に利家が戻ったと言っても、
勢いづいた秀吉軍が大軍で攻めかかって来ると思われます。
おまつを先頭に、籠城の準備に取りかかります。

が、いま利家を追えば必ず牙を剥いて来る、と
分かっている秀吉は、軍勢で追うことはせず
平装で単身、府中城に乗り込みます。

みな、秀吉がやってきたことに驚き、
秀吉本人だと誰も信じませんが(^ ^;;)

死に装束で出てきた利家ですが、秀吉に手をつきます。
「あなた様は、まこと大きい男になられました」
「あなた様は、この秀吉の終生の友でござる」
笑い合う秀吉と利家です。

おまつは、茶漬けをかき込む秀吉に
お市の命はどうするかを聞きますが、
秀吉は険しい表情を向けます。
「死んでいただく」


勝家とお市、茶々、お初、小督は
最期の一日を家族で過ごします。

お市は、絶世の美女とうたわれた自分の
美しさを受け継いだ茶々に、
その美しさで秀吉を、羽柴家を
滅ぼしてしまえと密命を下します。

城外では、ほとどきすの鳴き声が聞こえてきます。

夏の夜の
 夢路はかなき あとの名を
  雲井にあげよ 山ほととぎす  勝家

さらぬだに
 うちぬる程も 夏の夜の
  夢路をさそう ほととぎすかな 市


翌日、秀吉は
勝家とお市が自害した北の庄城に入ります。

そこには、茶々ら三姉妹が平伏していました。

「今日よりこの羽柴筑前が、お前の父に」
笑顔を見せる茶々を、秀吉は見つめます。

秀吉の悲劇は、これから始まるのでした。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (秀長)
細川 直美 (さと)

財津 一郎 (竹阿弥)

松 たか子 (茶々)
頼近 美津子 (お市)
岡本 健一 (仲蔵)
中村 あずさ (おまつ)

中尾 彬 (柴田勝家)
渡辺 徹 (前田利家)
──────────
市原 悦子 (なか)

真田 広之 (石田三成)

仲代 達矢 (千 宗易)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:柴田 岳志

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