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2017年5月19日 (金)

プレイバック秀吉・(38)黄金の茶室

金箔瓦に金箔の壁、絢爛豪華な室内装飾。
大坂城は、まさに黄金の城だった。

天正13(1585)年、
秀吉は家康をはじめ主だった大名・公家たちに
なんと黄金5,000枚、銀30,000枚を配ったという。
これが世に言う、秀吉の金賦(くば)り。

このような時に使われたのが、
日本史上初の金貨にして世界最大を誇る天正大判。
このドデカイ金貨1枚で、米なら95俵、まんじゅう10,000個、
こんにゃく30,000丁、酒が一升瓶で3,100本、山いも25,000本、
ろうそく4,000本、炭500俵、足袋170足、畳600帖……が買えた。

これほどの黄金を、秀吉はどうやって手に入れたのだろう。
当時の日本は、各地の戦国大名たちの
鉱山開発による空前のゴールドラッシュ。
天下人・秀吉は、それらの金・銀山を独り占めにできたのだ。

この莫大な黄金を使って、秀吉が造ったものとは──?


天正13(1585)年・冬──。

九州の島津(薩摩)と大友(豊後)が
国境近くで小競り合いを続けているらしく、
豊臣秀吉はいったん撤兵するように命じます。
もし従わなければ成敗する、と。

なかは、
徳川家康と決着がついていないのに九州に戦に行くとは、
心配で心配で風邪でもおちおち寝ていられません。

普段はなかの側にいるさとと、秀吉に仕える仲蔵は
夫婦であっても同じ城内にいても
なかなか顔を会わせる機会がないのですが、

徳川家康を懐柔するため、
さとを人質として徳川に送るという考えがあり
竹阿弥やともたちは、遠回しに秀吉を批判します。

しかしそれは、秀吉は全く与り知らぬことで
豊臣秀長が言い出したことらしいのです。
俺はそんなことをしないから安心せえ、と
さとと仲蔵に微笑みかける秀吉です。


徳川家家臣の石川数正が、徳川家を出奔し
秀吉の家来になりたいと大坂城にやってきました。
秀長は、数正が本当に徳川を裏切ってやって来たのか
豊臣の内情を調べるために派遣されたのかを吟味します。

数正がやって来た、という知らせを聞いて、
大喜びの秀吉は、数正に和泉14万石を与える約束をして
家康が秀吉に降伏した際、数正をくれと打診するから
いったんは徳川家に戻れと言いますが、

三成は間者を放って、
数正が秀吉に内通していると噂を流させてしまったため
もう駿府には戻れません。
大激怒して三成を足蹴にする秀吉です。


秀長は千利休に、娘・お吟をもらう代わりに
黄金の茶室を造るように命じます。

茶室、天井、柱、襖、茶釜、茶碗など全てを黄金色にし
天下万民を仰天させる茶室を──。
「千利休! わび茶でのうては利休の茶にあらずと申すか!!」

お吟は、黄金の茶室など下品極まりなく
自分のために茶の道を外れないようにして、と願うばかりです。


12月21日、秀吉は四国征伐に協力した
毛利の小早川隆景と吉川元長と対面しますが、
その時、秀長の号令で黄金の茶室が披露されました。

光り輝く黄金の茶室。
遠くから離れて見ても、まばゆいばかりの茶室です。
隆景と元長も圧倒されて、言葉も出ません。

「この茶室こそ秀吉の夢であった!」
秀吉は、自分の考えを曲げて
黄金の茶室を作ってくれた利休に
頭を下げて礼を言います。

そして、この茶室を使って
秀長とお吟の祝言が執り行われました。


秀長による、さとの徳川への輿入れが
家族が、そして秀吉が反対する中
強引にも進められようとしています。

さとが家康の妻となれば、秀吉と家康は義兄弟となり
徳川家も秀吉の身内となるので、誰も文句は言えなくなります。
さとの涙ひとつで、日本の民が救われるのです。

さとと竹阿弥は大坂城を飛び出し、
石川五右衛門のところに駆け込みます。


一方三成は、なかに「ご出馬を」と頭を下げます。

つまり、さとを助けるためには
なかが人質として徳川に渡るしかないと言っているのです。
家康も、秀吉が大切にしている生母が人質としてくれば
よもや無下には扱うまい、という考えのもとなのです。

秀吉はそれを聞いて、お前には情はないのかと
三成を足蹴にして抵抗しますが、
さらになかに決心を迫る三成。

こくりと頷くなかです。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (秀長)
赤井 英和 (石川五右衛門)

財津 一郎 (竹阿弥)

松 たか子 (茶々)
細川 直美 (さと)
岡本 健一 (仲蔵)
三国 一夫 (秀次)
川上 麻衣子 (おかつ)
涼風 真世 (おたき)

西村 雅彦 (徳川家康)
誠 直也 (石川数正)
香山 美子 (お京)
──────────
市原 悦子 (なか)

宍戸 錠 (本多正信)

真田 広之 (石田三成)

仲代 達矢 (千 利休)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:加藤 拓

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