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2017年6月 2日 (金)

プレイバック秀吉・(42)淀の子、誕生

平成7年度のGNP国民総生産は
491兆円であった。
国の総生産力を初めてはじき出したのは
秀吉が実施した『太閤検地』である。

全国の田畑の面積を測り、
その収穫高を特定するという大プロジェクト。

それに加え、農地がない商家などは
屋敷の広さを同じ広さの田んぼに置き換え
商いの生産力を米の収穫高として割り出した。

例えば鉄砲鍛冶屋。
36坪という敷地面積を農地面積に置き換え
1畝(せ)6歩(ぶ)と記している。

このようにして10年の歳月をかけて、検地帳7,000冊が
秀吉の元に届けられ、全国の総石高、GNPを得た。
その結果、天正19(1591)年の日本総石高は1,857万石、
1石が10万円として、1兆8,000億円!

秀吉が把握した国力、それは
現代のGNPの270分の1であった──。


末世とは
 べつにはあらじ 木の下の
  さる関白を 見るにつけても

天正19(1591)年。

聚楽第南外門の白壁に、豊臣秀吉の政道を批判する
落書き(落首)があるのが発見されます。
そんなことを知ってか知らずか
新たに築城した淀城で、秀吉は踊りまくります。

三成に呼ばれた秀吉は、
急な病を得た豊臣秀長の見舞いに大坂城に戻ります。
そこには、同じく病床に伏しているなかと、
母の見舞いをと帰国を命じられた旭姫(さと)がいました。

久々の家族の再会も、淀の懐妊に話題が映って
淀にうつつを抜かしている秀吉に呆れるなかが放つ悪口に
シラけムードがただよいがちです。

そして、落首の咎で石川五右衛門の子・りゅうを捕らえ、
耳を削ぎ鼻を削ぎ、殺されたことを三成に報告を受けます。
なかは大声を上げて泣き崩れ、秀吉は
「わしが謝らねば」と五右衛門探索を三成に命じます。


りゅうの骨を探し出し、壺に入れて
秀長が五右衛門の住む長屋に持って行きます。

自分はもちろん、秀吉もなかも知らないところで
この事件が起きた、と膝をつき五右衛門に頭を下げます。

そしてゆっくりと立ち去って行く秀長ですが、
おたきはぽつりとつぶやきます。
「サルの子……殺してやる」


淀の子が誕生しました。
男の子です。

それを秀吉の口からおねが聞いた時、
一瞬表情が強張りますが、
怒っておらぬか? と秀吉が尋ねると、
おねは首をふります。


おねとなかは淀の産所に向かいます。

生まれてきた子は豊臣の子、と
三成は引き渡すように強く言いますが、
言えば言うほど淀は強く抵抗します。

そのうち子が泣いてしまい
なかが代わりに抱いてあやして泣き止ませますが、
その子を今度はおねが抱き、
そのまま産所を出て行ってしまいます。

「私の……私の子にござりまする!」
淀の悲鳴が響き渡ります。


なかとおねは、秀吉の指示通り
淀川沿いの汚い長屋を子の捨て場所に選びます。
そう、五右衛門たちが住んでいた長屋です。

おたきの怨念渦巻く場所では捨てられない、と
おねは断固として拒否しますが、秀吉は聞き入れません。
五右衛門の子が死に、秀吉の子が産まれたいま
何かしら儀式をしておかないと秀吉の気がすみません。

「悪者になろうよ、秀吉」
なかは、悪事を働いたのはりゅうだから
殺されたのは仕方ない、出会いがあれば別れもあるのだからと
秀吉を必死に励まします。

秀吉の子は、お棄(すて)と名付けられました。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
高嶋 政伸 (秀長)
赤井 英和 (石川五右衛門)

財津 一郎 (竹阿弥)

松 たか子 (淀)
細川 直美 (さと)
川上 麻衣子 (おかつ)
深浦 加奈子 (とも)
涼風 真世 (おたき)

渡辺 徹 (前田利家)
中村 あずさ (おまつ)
八代 亜紀 (おせん)
──────────
市原 悦子 (なか)

真田 広之 (石田三成)
──────────
制作統括:西村 与志木
演出:柴田 岳志

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