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2017年6月27日 (火)

プレイバック秀吉・(48)五右衛門、釜ゆで

希代の大泥棒・石川五右衛門は実在した。

スペインの商人=アビラ・ヒロンが書いた「日本王国記」。
石川五右衛門“Ixicava goyemon”の名も、その最期が
残酷な釜茹での刑であったとの記録がある。

五右衛門の悲惨な末路が、
権力に完全に立ち向かった賊として人々の心をとらえた。
そして五右衛門伝説は今もなお語り継がれてゆく──。


文禄2(1593)年8月、京・三条河原──。

大きな足場が組まれ、
その中央に大きな大きな釜が設置されました。
そしてその釜の下には、
薪やわらなどが積み上げられています。

そうです。
天下の大盗賊・石川五右衛門をひっ捕らえて釜茹でにするのです。

朝鮮出兵を批判した罪で、見せしめの意味合いもあります。
そして釜茹でといっても湯ではありません。油です。
人を油で釜茹でにするというのは、前代未聞のことです。

設置の様子を見に来た石田三成ですが、
前代未聞のことでありながらギャラリーが少ないからと
懐から出した銭を放り投げて観客を集めるように男たちに命じます。

北政所おねは、兄弟同然に育ってきた五右衛門を
釜茹でにすることに反対を唱えますが、
三成は全く聞く耳を持ちません。

さらに、歩いて行こうとするおねをともが行く手を遮ります。
なんでも、関白・豊臣秀次の行状について不安があると
秀吉に言ったとかで、秀吉が秀次のところに行っているそうです。
とも曰く、わざわざ太閤の手を煩わせることではない、と。


五右衛門が、様子を見に来ました。

人相書きがあるというのに、それも恐れず
出歩いていることをおせんは咎めます。
それでも様子を見ずにはいられないのです。

ただ、三成はその群衆の中に五右衛門が
潜んでいることぐらいとうに知っています。
捕らえたおたきを使って、五右衛門をおびき出そうと
わざと見てみぬふりをしているのです。

おね、淀、産まれて一年のお拾(後の秀頼)、
まつ、お福ら女たち、そして徳川家康が見守る中、
三成のおたきへの尋問が始まります。

朝鮮から戻った船から、朝鮮兵の切り取った耳が入った
大きな壺を盗んだのは何故かと問われ、おたきは答えます。
「3人の子が朝鮮の兵に囚われ殺され、恨みを晴らしとうて!」

これはもちろんウソ。
三成からそう言え、言えば五右衛門は助けると
脅されて言わされているのです。
群衆たちから、恨みを晴らせ! と声が上がります。

そこに、いたたまれずに出てきた五右衛門は
たちまち兵たちに捕らえられますが、
戻ってきた豊臣秀吉によって、柵の外に出されます。


男には子があり、訳あって殺してしまった。
そして自分の子・鶴松は、その子に手を引かれて冥土に旅立った。
お拾が生まれ、ちょうど一年。
無事に一年過ごせたことを喜び、女の罪を許そう……。

「どこへなりとも立ち去るがよい!」
秀吉は命じ、民衆の喝采を浴びます。

一件落着──誰もがそう安堵した時、
放免されたおたきは、秀吉の朝鮮出兵を真っ向から批判。
そして五右衛門もまた、秀吉の前に現れ
面と向かって反対を唱えます。

母ちゃん(=秀吉の母・なか)に会いてえよォ!
そう言った五右衛門は、釜の前に行っておたきの縄を切り
抱き合ったあと、五右衛門は釜の中に自ら入ります。
そしておたきも、追いかけるように釜の中へ。

キャーッという悲鳴が上がります。

五右衛門はおたきを抱え上げ
なるだけ長い時間生きさせようとしますが、
それも力尽き、両者とも油の中へ沈みます。

「わたくしも……人殺しにございまする」
おねと秀吉は、涙を流します。


脚本:竹山 洋
堺屋 太一「秀吉」「鬼と人と」「豊臣秀長」より
音楽:小六 禮次郎
題字:森繁 久彌
語り:宮本 隆治 アナウンサー
──────────
[出演]
竹中 直人 (秀吉)
沢口 靖子 (おね)
赤井 英和 (石川五右衛門)
涼風 真世 (おたき)

松 たか子 (淀)
中村 あずさ (おまつ)
深浦 加奈子 (とも)
ビート キヨシ (長助)
川上 麻衣子 (おかつ)
高瀬 春奈 (お福)
八代 亜紀 (おせん)

西村 雅彦 (徳川家康)
──────────
真田 広之 (石田三成)
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制作統括:西村 与志木
演出:佐藤 幹夫

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