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2017年7月23日 (日)

大河ドラマおんな城主直虎・(29)女たちの挽歌

碁盤に向き合っている徳川家康。
そこに瀬名が飛び込んできます。
「井伊から書状が参りました」

上杉と手を結ぶことなどで、戦をここで止めるという
考えはないか、と直虎は言ってきています。
家康は瀬名に、手紙を持ってきた傑山に伝言を頼みます。
「すぐには返事は出来ぬが、考えておく」と。


永禄11(1568)年3月──。

寿桂尼が机に突っ伏していました。
「我がむくろ、艮(うしとら)に葬るべし。
 死してなお今川の家を守らん」

尼御台ともおんな戦国大名とも異名をとった寿桂尼は
今川家混乱の最中、ついに帰らぬ人になりました。

長年にわたり、男たちにとっては
時に敵となり時に味方になった女であり、
女たちにとっては、敬愛と畏怖を
同時に覚えさせるような女でありました。

井伊直虎にとっては、
恐らくその全てでありました。
直虎は、今川仮名目録を手に
せめてもの供養をと読経をして送ります。

寿桂尼の死により、その遺志を引き継いで……という
前向きな空気はどこにもなく、
駿府はもう終わりだ、という気配が立ちこめるほどで。
武田が攻め込んでくるのはもはや時間の問題だ、と。


直虎が書状を送った徳川ですが、
直虎が言うように上杉と手を結ぶことが
徳川にも利があると感じた家康は
家臣たちの説得に当たり始めますが、

ちょうどそのころ、武田からも
手を結ばないかという誘いがきたのです。

武田は北から、徳川は西から今川領に攻め込んで
大井川を境に、西を徳川、東を武田が切り取る、という話を
甲斐の山県昌景から徳川重臣・酒井忠次が受けてしまっていまして、
上杉と通じる話は断念せざるを得なくなった、というわけです。

徳川方の常慶がやって来て、井伊はそれでも今川方として
戦をするつもりなのか、と確かめにやってきたのでした。

徳川に味方しないのか、と圧力をかけられ、
できればそのように、と言った直虎。
「では人質に、虎松君の母君をいただきとうございまする」
非情の宣告です。


直虎が余計なことをしたおかげで人質の話になり
失策にも程がある! と、しのはひととおり直虎に文句を言った後
すでにその話を受け入れる覚悟を固めます。
井伊の内情も理解できるのです。

人質の話をすれば醜い大人の世界を見せることになるので
息子の虎松には、母は嫁ぐことになったということにしておきます。

申し訳ない、と頭を下げようとする直虎のおでこに
手をペチンと置き、力づくでも謝らせないようにするしの。
自分が嫁ぐ(人質にゆく)ことを、
井伊の為に上手く使ってくれ、と直虎に頼みます。


決心が固まったかを確認に来た常慶に
直虎は、しのを常慶の実家・松下家に送ることに決めたと伝えますが、
聞き届けてもらいたいことがある、と約束を求めます。

いやいやそんなことを言える立場か、と言おうという常慶に
直虎は姿勢も崩さず、常慶を見据えて言い放ちます。
「ならば、井伊は武田と結ぶがよいか?」

その聞き届けてもらいたいこととは、
もし徳川が攻め入ってきた時には
井伊は何も言わずに無条件で城を明け渡すが、
今後一切、徳川に兵を出さない。

井伊が欲しているのは、井伊谷と気賀の地で
喜びに満ちた日日を送れればそれでよろしい。
井伊が目指すのは、民百姓を一人たりとも殺さぬこと──。

表向きは今川方として戦支度に入らなければなりません。
中野直之にはその準備と、奥山六左衛門には虎松のお守りを命じます。


武田の山県昌景は、今川氏真のところに出向き
今川家は上杉と手を結んでいる、ということで
遠江領をそっくりそのまま武田に引き渡してくれれば
そのことは忘れてやってもいい、と武田信玄の言葉を伝えます。

ただ、朝比奈泰勝はその対面の席に乗り込んで来て
家臣である酒井の首を持ってきて放り投げます。
山県に調略された首だ、と言って、和睦を破っているのは
今川か武田か主に問うてみよ、と迫ります。

「は。ではさように致しまする」
山県は朝比奈を一瞥すると、そのまま退席しますが
これで今川と武田の決裂は表沙汰となってしまいます。
これはすべて、何としても戦に持ち込みたい信玄の画策です。

どうにか戦を避けたいという氏真の努力は
水の泡となってしまいました。

氏真は、上杉や北条とともに戦えば
いくら武田とはいえ勝てるかもしれないと
戦準備に入ります。
「内通者が出れば、ためらわず斬れ」


死の帳面──デスノートに書き記した井伊直虎の名。
寿桂尼が最後に仕掛けたワナが、動き始めました。
井伊に、戦国史上まれに見る数奇な運命が
迫っていました。


作:森下 佳子
音楽:菅野 よう子
題字:Maaya Wakasugi
語り:中村 梅雀
──────────
[出演]
柴咲 コウ (井伊直虎)
高橋 一生 (小野但馬守政次)
財前 直見 (祐椿尼)
貫地谷 しほり (しの)
市原 隼人 (傑山)
ムロ ツヨシ (瀬戸方久)
菜々緒 (瀬名)
矢島 健一 (関口氏経)
三浦 春馬 (井伊直親(回想))
──────────
尾上 松也 (今川氏真)
阿部 サダヲ (徳川家康)
──────────
松平 健 (武田信玄)
浅丘 ルリ子 (寿桂尼)
小林 薫 (南渓和尚)
──────────
制作統括:岡本 幸江
プロデューサー:松川 博敬
演出:福井 充広


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』
第30回「潰されざる者」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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