2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 学生に戻った気分 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(203) »

2017年9月26日 (火)

プレイバック葵 -徳川三代-・(25)秀頼上洛

大御所徳川家康の朝廷に対する姿勢は止むところを知らず
後陽成天皇のお世継ぎ問題に介入し、
公家衆と女官の密通スキャンダルを暴き、彼らを追放させ
強引に政仁親王の立太子を決定させた。

さらに家康は息女・市姫が逝去すると
一方的に天皇退位の時期を延期させ
ご立腹の天皇は体調を崩すほどであった──。


市姫を亡くしたばかりの徳川家康は
側室や子どもたちを集め、
自分よりも先に死ぬなと諭します。

そしてお万が産んだ2人の男の子のうち
弟の鶴千代を、市姫を亡くしたばかりのお梶に
養育させてはどうか、と提案。

お梶は太田道灌の子孫でもあるし、
お梶は頭も良く気配りも上手なので
そこを見込んでの話であります。

兄の松平頼将は、弟をかばって
自分がお梶の子になってもいいと言い出しますが、
家康は、ゆくゆく水戸城主になる鶴千代にも
母親代わりの女性が必要である、と説き
「長幼の序」を守れ、と諭します。


名古屋城築城が始まりますが、人夫が集まりません。
福島正則のように、不満タラタラの大名もいるわけです
そんな大名たちを帰国させ、家康は
兵馬を整えてから討伐軍を差し向ける! と脅します。

その家康の恫喝に恐れをなした諸大名は
結果的には二十余万人が名古屋に集まり
無事に落成します。


お江は徳川秀忠とともに家康に対面し、次男・国千代に
所領と許嫁の斡旋を家康に依頼します。
お江の希望としては、どうしても織田信長の血筋を
残したい気持ちが強くあるようです。

家康は秀忠の話を聞いているのかいないのか
さほど興味はなさそうです。

対面が終わり、部屋を出て廊下を歩いていく家康は
秀忠に苦々しい顔でつぶやきます。
「もっと……他で子を作れ!」


慶長16(1611)年2月、後陽成天皇は突如として
政仁親王の立太子節会(せちえ・祝賀会)を差し止めます。
これは後陽成天皇生母の新上東門院と
政仁親王生母の中和門院の対立に端を発しております。

それにも関わらず、家康は
3月6日に駿府を出発し、17日に二条城に到着。
そして大坂城の豊臣秀頼に、二条城での面会を求めます。

めっそうもない! と淀殿は要求を突っぱねますが
秀頼は、豊国神社に詣でた後で、
そのついでに二条城に立ち寄ることにします。

念のため淀殿は吉凶を占わせますが、
3度占って3度とも「大凶」が出ます。
片桐且元は、それを曲げて「吉」が出たことにします。
でなければ、家康の機嫌を損ねてそれこそ大凶になり得るからです。


3月28日、秀頼は二条城へ出発します。
家康との対面については
福島正則、加藤清正、浅野幸長が護衛につき
さらには北政所も同行しての対面です。

家康は祝いの盃をくいっと傾けると、
それを本多正純に秀頼へ渡させます。
一瞬だけ受け取りを躊躇しますが、
家康からの盃を受け取り、酒を呑みほします。

4月2日には、その返礼として
家康九男・松平義利と十男・頼将を大坂城に派遣して
秀頼と千姫に対面させ、
徳川家と豊臣家のしこりは消えたに違いありません。

ちなみに天皇家との関わりですが、
家康は4月12日に宮中に参内し、
第108代 新天皇即位の儀を見届けたそうです。


5月7日、秀忠乳母・大姥局の部屋子だった
お静が秀忠の子を産みます。

一旦は宿下がりをさせたのですが
哀れに思った秀忠が再び江戸城中に呼び戻し、
情けをかけていたわけです。

秀忠は、今は江戸城中に入れることもはばかれるため
しばらくは城外で不遇の時代を送ることになる、と
幸せを待つ、という意味も込めて「幸松」と名付けます。


秀頼との対面を終えた家康は、
想像以上に立派に成長しているその姿を見て
逆に徳川家の磐石さを危ぶんでおります。

秀忠嫡男の竹千代は勉学嫌いで
次男国千代は父母の愛に育ったせいか軟弱者。
こうなったのは家臣たちの養育方法が間違っているからだ、と
竹千代の廃嫡をちらつかせて叱咤します。

とはいえ、いざお江が竹千代と国千代を連れて来ると
家康はいつもの好々爺に戻り、
竹千代に菓子を与えると、共に菓子に手を出そうとする
国千代に厳しい表情を向けます。

「国千代控えよ。そちは竹千代に仕える家臣となる身分ぞ」
とっさのことで動けない国千代に、下がっておれ! と
大声を出して手で払う素振りを見せる家康。
「長幼の序」を徹底し、形で示したのです。

場の空気は非常に張りつめ、物音一つしません。

国千代は黙って下がり、しゅんとして今にも泣き出しそうです。
わが子に怒鳴りつけた家康に驚愕する秀忠とお江。
家臣たちも同様に表情を硬くします。

そんな中でした家康のくしゃみは
大きく大きく広間に響き渡るのでした。


作:ジェームス 三木
音楽:岩代 太郎
題字:ジェームス 三木
──────────
[出演]
西田 敏行 (徳川秀忠)
尾上 菊之助 (豊臣秀頼)
三林 京子 (阿茶局)
田村 亮 (藤堂高虎)
石倉 三郎 (青山忠俊)
石田 太郎 (大久保忠隣)
渡辺 いっけい (本多正純)
──────────
神山 繁 (本多正信)
保坂 尚輝 (大野治長)
苅谷 俊介 (加藤清正)
蟹江 敬三 (福島正則)

津川 雅彦 (徳川家康)
──────────
中村 梅雀 (語り・水戸光圀)
──────────
草笛 光子 (高台院)
樹木 希林 (お福)
林 隆三 (土井利勝)
小林 稔侍 (片桐且元)
小川 眞由美 (淀殿)
岩下 志麻 (お江)
──────────
制作統括:川合 淳志
演出:重光 亨彦

« 学生に戻った気分 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(203) »

NHK大河2000・葵 -徳川三代-」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 学生に戻った気分 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(203) »