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2017年12月11日 (月)

最近の大河ドラマの傾向

日本史的にとても大きな事件というものがいくつもあります。
戦国時代に限定して言えば、例えば「桶狭間の戦い」だったり
「本能寺の変」だったり「関ヶ原の戦い」だったり。

で、大河ドラマの主人公がその事件に関わっていなくても
これまでのドラマでは、ここぞ脚本家の腕の見せどころ!! と
主人公抜きに詳細に描いて1話分を消化したり、あるいは
無理矢理にでも主人公をねじ込ませて関わりあるように仕立てたり。

だから無理矢理感だけが後味悪く残ってしまうことも多々。

しかし最近のドラマでは“あえて”サラッと描く、あるいは
全く描かずナレーションでサラリと流す。
そういう描かれ方が多くなってきました。
まぁ、本来であればそれが全うなんでしょうけどね。

昨年の『真田丸』にしても、関ヶ原の戦いに向かう徳川秀忠を
その前段階で信州で食い止めた、という関わりはあるものの
実際の関ヶ原の戦い本戦では真田はまったく戦っていないため
佐助が関ヶ原の報告をした、という扱いで終わってしまいました。

今年の『おんな城主直虎』でも、本能寺の変において
敦盛舞って自刃シーンがあって、というような
通常のドラマで描かれる織田信長の姿もありませんでした。
ま、信長と直虎とは直接の関わりはないので、そりゃそうだなのですが。

今後もこういう描かれ方が標準スタイルとなっていくのですかね。
無理矢理な演出がない分、いち視聴者であるオイラは大歓迎ですが
演じる役者さんたちにとっては、自刃シーンがなくオールアップを
迎えるという、ちと物足りない感じがあるかもしれませんね。

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