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2018年3月18日 (日)

大河ドラマ西郷どん・(11)斉彬暗殺 〜西郷! 時はない〜

島津斉彬は篤姫に、嫁ぎ先が将軍家であることを言い渡し
将軍御台所としての厳しい教育を受けさせていました。
そうして斉彬は、篤姫を御台所にするために
徳川13代将軍・家定との対面を果たしたのです。

脇には老中・阿部正弘が控え、家定との対面をフォロー。
家定が聞いているのかいないのかは分かりませんが、
篤姫との婚儀を進めていくことになりました。

しかし、彦根藩主の井伊直弼は、
斉彬が姫を御台所に押し上げようとしている話を知っていて
家定がそれを望むはずがない、と釘を刺しています。

将軍継嗣問題は、
直弼が、血筋として最も正統な紀州藩主の徳川慶福を推挙し、
幕政を根本から改革しようとする斉彬は、篤姫を家定の御台所とし
英邁の誉れ高い一橋慶喜を推挙していたのです。

この「南紀派」と「一橋派」が、そもそもの斉彬と直弼の対立の発端です。


薩摩藩江戸屋敷で、西郷吉之助と相撲を取って楽しんでいた虎寿丸が
息を荒くして倒れ、病床に伏していましたが、
数日後、あっけなく亡くなってしまいました。
斉彬はこれで、5人の子どもを失ったのです。

我が子を失ったばかりだと言うのに、2日後に行われる
水戸藩の徳川斉昭と越前藩の松平慶永との宴は予定通りとし
日日迫り来る列強の脅威に立ち向かうために、
斉彬は働き続けたのです。


薩摩藩記録所では、
文政7年の宝島の件が載っている記録を
斉彬の弟・島津久光が読みたいらしく、
大久保正助は探すように求められます。

それを手渡す時、正助は勇気を振り絞って
自分の思いのたけを久光に伝えます。

虎寿丸が亡くなったいま、
千年の騒動を思い出し暴挙に出ようとする輩もいるが
それを鎮められるのは久光である、と。


徳川斉昭、一橋慶喜、松平慶永との会談が始まりました。

篤姫を家定の御台所にしても、家定にその能力がなければ
世継ぎは万に一つも、どう努力してもできません。
篤姫を御台所にするお役目は、次期将軍を
慶喜にしてもらうために篤姫から伝えてもらうことなのです。

ただ、慶喜本人は将軍になりたいなどと言ったことは一度もなく
全くもって迷惑な話ではあるのですが
日本の難局を乗り切るため、斉彬としても引き下がれません。

「俺は付き合いきれぬ!」
慶喜は怒って出て行ってしまいます。

飲み直し、と品川宿の磯田屋に入って行く慶喜ですが
その姿を彦根藩の長野主膳がしっかりと見ていました。


斉彬が倒れ、藩内に動揺が広がっています。

吉之助は滝に打たれ、護摩を焚き
斉彬の回復を祈ります。

斉彬は寸でのところで一命を取り留めました。

お由羅の呪詛調伏の痕跡を探そうと
大山格之助と有村俊斎が屋敷の床下に潜っていますが
なかなか見つからないものです。

吉之助は、斉彬が倒れた場面を思い出し調理場へ。
斉彬に出された食事の焼き魚を持って
品川宿の磯田屋へ向かい、左内に対面します。

斉彬が毒を盛られたらしい、という話をしていると
立ち聞きをしていた慶喜が乱暴に入ってきます。
「聞き捨てならぬ。俺も危うく毒を食うところだったのか」

吉之助は、恥を忍んで
焼き魚に毒が含まれていないか左内に調査を依頼します。

見ていてください、と焼き魚に棒を差し込み
しばらくたって抜き取ってみると……。
「やはり砒素(ヒ素)です」

砒素は鉱物で、銀に反応します。
無味無臭の上、色もないので、混入されても分かりません。

お毒味の後に屋敷内の誰かが
砒素を混入したということになります。
ということは、虎寿丸にも同様に砒素を少しずつ盛られ
幼子であれば少量であっても致死量に達してしまいます。

という話をしていて障子を開けると、お面を被った武士が
酔ったフリをして部屋を間違えたと立ち去ろうとしますが、
その武士からは酒の匂いがしません。

それを指摘すると、左内を人質に逃げて行こうとします。
話す言葉にも、薩摩なまりがあります。
「まさか、大殿さまとお由羅の方さまの……」


吉之助は、高輪の薩摩藩下屋敷に向かいます。
下屋敷には、斉興とお由羅が生活しているのです。

大殿さまがお呼びじゃ、と屋敷に誘導され
斉興とお由羅の前に連れてこられる西郷。
薩摩の菓子が提供され、食うように催促されます。

吉之助がとまどっていると、
お由羅が菓子の一つをほおばります。
何ともありません。
毒など持っていないのだから、何もならなくて当然なのです。

吉之助は、お由羅の仕業だという
確固たる証拠があったわけではないのです。
これ以上自分たちを詮索すると、容赦はしない。
斉興に言われて、屋敷を追われます。

「二度とそん顔を見せんな!」
斉興の怒鳴り声と、お由羅の高笑いを受けながら
吉之助は唇をかみしめます。


斉彬の元に戻った吉之助ですが、
斉彬に足蹴にされてしまいます。
「この大バカ者! この大事なときにお前は何をしておるのじゃ!!
 時がないのが分からんのか、わしは命など惜しゅうはない!」

命に換えてもやらねばならんことがあるのじゃ、と
珍しく吉之助に激昂します。
斉彬が吉之助を側に置く理由、それは
吉之助と同じ、斉彬も大バカ者だからです。

民のための国を作りたい……。
斉彬の思いを、吉之助はしっかりと受け止めます。


安政元(1854)年閏7月24日、
斉彬の子・虎寿丸が夭折。

明治10(1877)年9月24日、
西南戦争で西郷隆盛が討ち死にするまで


あと23年2ヶ月──。

(大河ドラマ『翔ぶが如く』では第6回「庭方役拝命」〜第7回「篤姫お輿入れ」付近)
(大河ドラマ『篤姫』では第15回「姫、出陣」〜第16回「波乱の花見」付近)


原作:林 真理子
脚本:中園 ミホ
脚本協力:三谷 昌登・小林 ミカ
音楽:富貴 晴美
タイトル映像・題字:L.S.W.F
語り:西田 敏行
──────────
[出演]
鈴木 亮平 (西郷吉之助)
瑛太 (大久保正助)
風間 俊介 (橋本左内)
北村 有起哉 (大山格之助)
高橋 光臣 (有村俊斎)
渡部 豪太 (西郷吉二郎)

堀井 新太 (村田新八)
徳井 優 (山田為久)
──────────
北川 景子 (篤姫)
松田 翔太 (一橋慶喜)
高梨 臨 (ふき(およし))
又吉 直樹 (徳川家定)
津田 寛治 (松平慶永)
戸田 菜穂 (喜久)
青木 崇高 (島津久光)
小柳 ルミ子 (由羅)
藤木 直人 (阿部正弘)
──────────
鹿賀 丈史 (島津斉興)
南野 陽子 (幾島)
佐野 史郎 (井伊直弼)
伊武 雅刀 (徳川斉昭)
渡辺 謙 (島津斉彬)
──────────
制作統括:櫻井 賢
    :櫻井 壮一
プロデューサー:小西 千栄子
演出:津田 温子


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『西郷どん』
第12回「運の強き姫君」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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