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2018年3月 6日 (火)

プレイバック山河燃ゆ・(17)パールハーバー

カクテ日米国交ヲ調整シ合衆国政府ト相携(あいたずさ)エテ
太平洋ノ平和ヲ維持確立セントスル
帝国政府ノ希望ハツイニ失ワレタリ

モッテ帝国政府ハココニ合衆国政府ノ態度ニ鑑ミ
今後交渉ヲ継続スルモ妥協ニ達スルを得ズト認ムルノ外ナキ旨ヲ
合衆国政府ニ通告スルヲ遺憾トスルモノナリ──

極東国際軍事裁判所。
通詞の天羽賢治は、マイクに向かって発します。
「1941年、昭和16年12月8日、
 日本はアメリカ合衆国に対して奇襲攻撃を行いたり」


1941(昭和16)年
(ハワイ時間)12月7日7時55分・(日本時間)12月8日3時25分

勤める加州新報でラジオに耳を傾ける賢治。
「臨時ニュースです。日本軍がハワイの米軍基地を空襲
 停泊中の戦艦『オクラホマ』『カリフォルニア』などに
 被害が出た模様」

賢治は事実関係の確認に向かいます。


日本とアメリカが戦争になるわけがない、と
頑に言っていた天羽乙七ですが、
次男の天羽 勇が血相を変えて家に帰って来て
ラジオ放送を日本語に通訳してニュースを伝えます。

そして結婚式を挙げたばかりの
チャーリー田宮と井本梛子のふたりにも
真珠湾攻撃の急報が知らされます。


加州新報編集長の松井竹虎は、日系人にとって
我が社の新聞が今日ほど必要になったことはない、と
正確な事実をより早く伝えることに
全力を尽くそう、と言います。

そこに休暇を返上して梛子が加わります。

原稿書きから印刷に回して、ようやく一段落ついたとき
FBI捜査官が松井を連行しようとします。
新聞社の編集長だから危険分子の疑いがある、
というのが松井の逮捕理由なのだそうです。

せめて納得いく説明を! と賢治は求めますが
もしここで無理をして賢治まで連行されてしまっては
それこそ加州新報の存続問題に関わります。

何かの時はカリフォルニア州立大の教授を頼れ、
と言い残して松井は連れていかれます。

ついでFBI捜査官は、今日と明日の
新聞の発行を停止せよ、と賢治たちに通告します。
加州新報だけではなく、日本語の新聞すべてが対象です。
アメリカ政府の命令なので、従わざるを得ません。

賢治が懸命に書いた社説も、記事も
全てが無駄に終わります。


日本からアメリカへ向かっていた天羽 忠と三島典子ですが
乗っている船が反転して逆方向に向かい出した、と耳にします。
船長が、日本とアメリカが戦争を開始したと知らせを受け
日本に戻ることを決断したためです。

忠がロビーに駆けつけると、
船長からの「急告」が掲示されていました。
『本船は日本政府の命令で横浜へ引き返す
 理由については政府より通知あり次第知らせる』

典子は、アメリカに渡れず賢治と会えないと知って
甲板に出て泣き崩れます。


アメリカ側の発表として日米交渉継続中に
日本軍が宣戦布告なく、いきなり先制攻撃をしてきたと
言い回っているようです。

それを島木文弥から聞いた東郷茂徳はとても驚きます。
東郷は、ワシントン時間午後1時に対米通告を
ハル国務長官に手渡すように手配していたはずです。

アメリカ側のデマである可能性もありますが、
いずれ事実は判明する中で、デマを流すかどうか。
デマの可能性よりも、日本大使館で
何か不測の事態が起きた可能性の方が高そうです。

だまし討ちはアメリカの最も嫌う方法です。
日本側の最後通牒がワシントンに到着する前に
帝国海軍がパールハーバーを攻撃していたならば
日本側には弁解の余地はありません。

取り返しのつかない汚点を残した、と
東郷は厳しい表情です。


日本海軍がお気に入りでよくお茶菓子を振る舞っていた
海軍おばさんとのニックネームで親しまれた日系人の女性が
スパイ容疑でFBIに逮捕されますが、
取り調べが元で留置場で自殺を図ります。

賢治は、このことも事実は事実として
新聞できちんと公にすることを考えていますが
畑中エミーは、それはFBIを批判することにもなるし
賢治の身が危なくなるのではないか、と心配しています。

そして加州新報の印刷担当の職員たちからも
この件を記事にするのはやめてほしいと声が上がります。

他の新聞社が伝えないからこそ
書く意味がある、と賢治は主張しますが、
ジャーナリストとしての主義主張よりも
彼らにとっては一日の生活なのです。

平時であればアメリカが新聞社を
閉鎖したりすることもないでしょうが、
今は戦時下です。
社が閉鎖されて給料が出なくなった方がおおごとです。

それでも賢治は、記事にするつもりです。


昭和16(1941)年12月8日、
ハワイ真珠湾にあった米海軍の歓待と基地に対して
日本海軍が攻撃をする。

昭和20(1945)年8月15日、
日本がポツダム宣言を受諾し第二次世界大戦が終結する。


あと3年8ヶ月──。


山崎豊子 作『二つの祖国』より
脚本:市川 森一・香取 俊介
音楽:林 光
──────────
[出演]
松本 幸四郎 (天羽賢治)
大原 麗子 (三島典子)
多岐川 裕美 (畑中エミー)
川谷 拓三 (川辺庄平)
堤 大二郎 (天羽 勇)
柏原 芳恵 (天羽春子)
手塚 理美 (マリー田宮)
篠田 三郎 (三島啓介)

沢田 研二 (チャーリー田宮)

島田 陽子 (井本梛子)

鶴田 浩二 (東郷茂徳)
──────────
内藤 武敏 (松井竹虎)
柳生 博 (白浜)
渥美 國泰 (東条英機)
高森 和子 (ひさ)
津島 恵子 (天羽テル)
児玉 清 (島木文弥)

三船 敏郎 (天羽乙七)

西田 敏行 (天羽 忠)
──────────
制作:近藤 晋
演出:村上 佑二

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