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2018年3月23日 (金)

プレイバック山河燃ゆ・(22)荒野のパーティー

1942(昭和17)年・夏、マンザナール収容所。

常時監視下に置かれ、軟禁状態の日系人たち。

日系人たちは、アメリカに裏切られたという
ショックから立ち直りつつありましたが、
多くは無気力無感動になり、刹那的行動に出るものも。
特に10代20代から出ている現状は憂慮すべきことです。

収容所内でも警察の仕事を担う警備担当もいるのですが
なにせ本物の警察ではないためあまり力は発揮できず、
最終的には自分のことは自分で守るしか方法はないようです。

ラジオを組立てて番組を楽しみたいために
部品を盗んで来い、と言われ使いっ走りに使われた天羽 勇は
途中で警備に見つかってしまい、何も盗れずに戻ってきました。
さんざんにバカにされる勇。

夜遅くに帰宅して、父・天羽乙七に説教を食らいますが
父は父で収容所に入ってから何もしていません。
父さんこそ毎日何をしてるって言うの、と言われて
何も言い返せないのが厳しいところです。

その直後にインフォメーション・セクションから帰宅した
天羽賢治にも、クリーニング屋で働くことを提案されますが、
人のことより自分のことを考えろ、と言って寝てしまいます。


収容所に入れられた日系人ですが、孤独死と言いますか
誰にも看取られずに亡くなってしまった人が出てきました。

今までは遺体処理の担当の人が担っていた業務も
その人が結核にかかってしまい、担当不在になります。
賢治は収容所所長に、医者並みの
月19ドルに給料を上げてもらい公募をかけます。

その仕事に応募したのは、父・乙七でした。
乙七としては思うところあって選択した職業でしたが
勇やテルは大反対です。
「情けない? そげな気持ちはリトルトーキョーを出るときに捨てて来た」


翌朝、チャーリーは出社して来た賢治をつかまえて
勇が盗みを働こうとしていたことを話します。

未遂だったこともあり、チャーリーは
おおごとにするつもりはありませんが、
計画している収容所内ダンスパーティに
勇も来るように賢治に伝えます。

チャーリーはそのままFBIのローンパイン支所に赴き
賢治の動向について報告しています。
1世にも2世にも理解がある。
どんな、誰が近寄ってくるか分からないので
チャーリーは注意して見ておくように言われます。


その、計画していたダンスパーティですが
突然、管理部から中止のお達しが出ました。
パーティに向けての不穏な動きがあるようで
安全が保証できないため、ということです。

天羽春子はシンキングバード(歌姫)に選ばれておりまして
そのステージで歌声を披露できるはずでしたが、
そのチャンスも失われてしまいました。

土砂降りの雨に打たれながらしょんぼりする春子を
見つけた賢治と畑中エミーは、春子を励まそうと
エミーの伴奏で美しい歌声を聞かせてもらうことにします。


その帰り道、賢治とエミーは
男たち4人の集団とすれ違います。

その男とは、アメリカに対して反感心を持つ日系人で
賢治がインフォメーション・セクションに就職したことで
賢治もその男たちの標的となってしまうのです。


山崎豊子 作『二つの祖国』より
脚本:市川 森一・香取 俊介
音楽:林 光
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[出演]
松本 幸四郎 (天羽賢治)

島田 陽子 (田宮梛子)
多岐川 裕美 (畑中エミー)
堤 大二郎 (天羽 勇)
柏原 芳恵 (天羽春子)
かとう かずこ (井本広子)
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沢田 研二 (チャーリー田宮)
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大木 実 (井本虎造)
山田 吾一 (畑中万作)
津島 恵子 (天羽テル)

三船 敏郎 (天羽乙七)
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制作:近藤 晋
演出:伊豫田 静弘

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