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2018年4月24日 (火)

プレイバック山河燃ゆ・(31)太平洋戦線

1944(昭和19)年11月。
アメリカ軍が乗り、フィリピンのレイテ島に向かう船が
航行を続けています。

船内では「明日はできないかもな」などと笑いながら
アメリカ人兵士がトランプなどに興じていますが、
その中を天羽賢治たちが通っていくときに
髪の色が違う少尉だ、と足を引っかける兵士あり。

賢治たちは、戦争の縮小、停止を行うために
最後の決戦と日本が目論むレイテ島で
日本軍に降伏を促すビラを作成し配布する準備に入ります。

>犬死はやめ給へ。
>生きて今後の日本につくし給へ。
>夜ひるの別なく此の紙をふり、一人づつ來給へ。
>連合軍は優遇する。

そんな中、船酔いで寝ていた日系語学兵をめぐり
アメリカ人兵士のロッド曹長が侮辱する行動をとり
賢治たち語学兵たちともみ合いになるという
事件が発生します。

該当の軍団は甲板に集められます。

「日本軍に撃たれる危険性」
「日本軍と間違われて味方に撃たれる可能性」
日本語の通信や情報を得るという重要な語学兵は
戦地で2つの危険にさらされているのです。

アメリカ人兵士たちは彼らを守らなければならないのに
それを侮辱したロッド曹長は、
即座に2等兵へ降格処分となりました。
個人の思い込みで行動に走った罪は、予想以上に重いです。


出航前、ツールレイク収容所で
ヨーロッパ戦線で戦死した陸軍上等兵に殊勲十字章を授与され
それに同席した天羽乙七は、隣に座る賢治に
お前は生きて帰って来い、と言葉をかけます。

賢治はそんなことを思い出しながら、
甲板から夕日を眺めています。


広島の海軍監督官事務所には
チャーリー田宮と離婚し、父・井本虎造とともに
日本に帰国した井本梛子が働いていました。

そんな梛子にも、一部から批判の声があります。

元夫はアメリカ市民としてアメリカ軍兵士として
アメリカのためにどこかで戦っている現状に
わずか半年で離婚したのがスパイ行為の
ためではないのかと見られているのです。

梛子には、アメリカ兵に向けて
戦争をやめて帰郷したくなるような
ラジオ放送の依頼がかかりますが、
梛子は断り続けます。

今は日本国民として日本に対して忠誠する
その義務を果たしているつもりですが、
自分が生まれ育ったアメリカを裏切るようなことは
自分にはできないのです。

その断り文句で話が通じるのであれば、
自分は兵士には向かないから
戦地には行かないという理論が通る、と
話を持って来た男は梛子を平手打ちします。

そんな失意の梛子を待っていたのは
天羽 忠からのハガキでした。
梛子は天羽家の郷里の叔母に賢治の消息を知らせていたらしく
叔母から話を聞いた忠が梛子に礼状を書いたのです。

満州に駐在していた忠たちは、太平洋戦線の戦局悪化から
第23師団の旭兵団として台湾に派遣されています。


レイテ島に入った賢治は
積極的に日本軍の投稿を呼びかける放送を続けています。

そんな賢治の元にチャーリーが現れ
手こずっている捕虜(将校)の処分を依頼されます。
賢治は捕虜を尋問し、彼の過ちによって
数百人の部下が死んでしまったことを知ります。

これ以上被害を拡大しないためにも、
投降行動の協力を求めますが、捕虜はあくまで抵抗し
賢治には真の日本男児の気持ちなど分かるまいと
さっさと殺せ、と暴れ出します。

賢治は捕虜を散髪させ、
投降を促すビラに使うために写真を撮るか
それとも投降活動に協力するかの二択を迫ります。

捕虜は涙を浮かべて頭をうなだれます。
賢治は捕虜が協力すると分かると
医師に診察させて治療を勧めます。
「貴様……恨むぞ」


旭兵団がフィリピンまで
南下してきているという情報が
賢治たちに入ってきます。

旭兵団、第23師団といえば、熊本や鹿児島からの日本軍です。
満州駐在の精鋭部隊をフィリピンにまで回すと言うことは
それだけフィリピンが圧倒的不利な状況であるわけです。

兵団がフィリピンに到着する前に
叩き潰すことでアメリカ軍の意見は一致します。
「忠……お前はこの輸送船に乗っているのか」


忠が乗った船は、和やかな雰囲気に包まれていますが
突然魚雷の攻撃を受け、船内は大混乱に陥ります。
浸水する船倉から甲板に脱出するのが精一杯です。


昭和19(1944)年12月、
満州に駐屯していた旭兵団(第23師団)が台湾に派遣され
ついでフィリピンのルソン島に行先を変えて進出する。

昭和20(1945)年8月15日、
日本がポツダム宣言を受諾し第二次世界大戦が終結する。


あと8ヶ月──。


山崎豊子 作『二つの祖国』より
脚本:市川 森一・香取 俊介
音楽:林 光
──────────
[出演]
松本 幸四郎 (天羽賢治)

島田 陽子 (井本梛子)

矢崎 滋 (伊佐新吉)
綿引 勝彦 (鬼頭軍曹)
──────────
沢田 研二 (チャーリー田宮)
──────────
大木 実 (井本虎造)

三船 敏郎 (天羽乙七)

西田 敏行 (天羽 忠)
──────────
制作:近藤 晋
演出:村上 佑二

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