バス停について本気出して考えてみた(230)
終点停留所の旅“たそがれ”第197弾です。
今回はF岡県F岡市の
S原バス停をご紹介します。
電話ボックス。
ケータイやスマホが主流である今どきでは珍しい存在でしょうか。
テレホンカードなんて存在はもはや旧札並みの珍品となり、
硬貨使えますって言っても、それが10円か100円硬貨のどちらかで、
1円5円50円500円硬貨は使用できないし、
通話中にブザーが鳴ったらとか緊急の場合にはとか、
こと細かく説明しなければならない時代でしょうか。
ましてや黒電話と同じ、プッシュ式ではなくダイヤル式であれば
電話の掛け方さえもレクチャーしないといけないかもしれません。
ふと、この電話ボックスを目にした時
そういえば幼いころ、この折戸がバスみたいでおもしろくて
意味なく電話ボックスに入って
ひたすら扉を開閉していたことを思い出しました。
夜間は上部の照明が点灯するので、
明かりに集まる虫や、それを捕まえて食べるつもりのクモが
クモの巣をはったりと環境はいいとは言えませんでしたが、
格好の遊び道具であったことには間違いありません。
ともかく、夜間にも照明が点いているので
コンビニほどの防犯上の役割はないにせよ
あぁ、帰って来た、と思える明かりであることは間違いなさそうです。
といったわけで、S原です。
F岡市中心部の区間でバス通学していた24年前、
単純にこの行先を見ただけでは
どんな終点なのかは想像もできませんでした。
うーん、ここに初めて来たのはいつだっただろう?
こちらも転回場がいい味出してます。
時刻表も、
通常使用されるであろうフォーマットではなく
お手製。
取材当時(2017年9月)は
平日は「M渕ゆき」「S良営業所ゆき」、
土日祝日は「M渕ゆき」でしたが、
現在は「S良営業所ゆき」のみの運行です。
ここからM渕に向かうには、
「S良営業所ゆき」に乗ってU野のりかえ?
やはり山のふもとというか
奥地にまで分け入ってくれるので
登山口への地図が設置されているのはうれしいところ。
まぁオイラはインドア派なので
登山はからっきしダメですけど(笑)。
すずしげ。
こんな環境がとても好きです。
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