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2018年6月16日 (土)

プレイバック山河燃ゆ・(46)限りある生命(いのち)

天羽賢治は部長に転勤願いを提出します。
仕事がイヤだ というのもひとつの理由、と言う賢治に
昨晩、エミーの乱行を目の当たりにしている部長は
本当の理由が「奥さんだな」と理解します。

部長も昨晩のパーティでのエミーの乱行を目撃しているのです。

現に部長の妻も、始めこそ日本がイヤだと
ヒステリックになりましたが、時間が解決したのか
今では寺社仏閣めぐりを楽しんでいるほどです。
しばらくしたら治る、と楽観的です。

賢治は、酒に頼る一方のエミーのためにも
そして理想を追い続ける賢治が、原爆問題の議事録からの削除など
到底考えられずに仕事がイヤになったことから帰国を決めたのですが、
部長としては、いま賢治がいなくなる方が大問題であります。

1週間の猶予を与えられます。


帰国したいと打ち明けた賢治に、チャーリー田宮は
エミーのアルコール中毒の原因が井本梛子にあると推測し
梛子なら広島に帰ったよ、と伝えて
エミーの心配を少しでも取り除こうとします。

梛子は見た感じ結核のようで、それを聞いた賢治は
広島の日赤病院に看護婦として勤める井本広子に電話しますが
大きな病院で精密検査を受けろと広子が勧めても
梛子は聞いてくれないからと口添えを頼まれてしまいます。

部長に与えられた1週間の猶予で広島に行くことを決め、
エミーに広島出張になったとウソをつきますが、
エミーは広島にいることを知っていて、
賢治と梛子が……と考えるとまたも酒に走ってしまいます。


広島についたら真っ先に日赤病院に向かい
梛子の様子を広子に聞き出します。
ドクターは口が堅く、詳細は分からないのですが
被爆したことを考えれば、血液病の可能性が高いようです。

賢治は広子に連れられて
梛子が療養している広子の自宅に向かいます。

賢治がエミーに、広島に出張すると言ったと梛子に伝えると
エミーは賢治が梛子に会いに行ったことを分かってると言います。
梛子が東京を離れる際、エミーには二度と東京には戻らないと
約束をしているのです。

東京へ戻る賢治は、梛子に
くれぐれも検査だけは受けるように念押しします。

「ケン……さよなら」
賢治の背中に、梛子は語りかけます。


賢治はそのまま広島の旅館に入ります。

お座敷の奥からチャンカチャンカと
芸妓による宴会の音が漏れ聞こえておりまして
仲居も「羽振りのいいお客さんが入ったんですよ」と笑っています。

実はその羽振りのいいお客さんというのが
天羽 忠と伊佐新吉でありまして
財界人と対面して営業をかけています。

忠はどうやらペニシリンを大量に買い占めて
商売にしようと考えているようです。
それはカンに頼ったわけではなく、
全て情報から得た決断だったわけです。

日本がアメリカに戦争で敗れたのも、情報戦という意味で
日本の行動がアメリカ軍側に解読されてダダ漏れだったわけで
そこが大きな原因である、と忠は主張します。

新吉はトイレに行こうと座敷から廊下に出たところ
見慣れた顔が別の部屋に入っていくのを目撃します。
その客のことをそれとなく仲居に聞いてみると
「天羽さんという米国軍人」だそうです。

宴会後の弟と、宿泊客の兄が対面します。

賢治は忠に、アメリカに帰ると告白しますが
勇とともにクリーニング屋をやると言ったって
エミーには不向きだと忠による率直な感想です。

そこに広子から、
梛子が倒れて病院に搬送されたとの知らせが届きます。


梛子を診察した医師によれば、白血病の疑いが高いです。
梛子が広島駅で被爆したことを考えて、
数値が89,000にも上昇していればかなり危険な状況です。
今まで不調を訴えなかったのが不思議なぐらいです。

医師の診断は、余命1年。
的確な治療方法がなく、
患者から死への恐怖を取り除いてあげることしかできません。


梛子を見舞った賢治は、東京裁判判事のハルに
借りていた本を返すように頼まれ
帝国ホテルのハルに届けに行きます。

ハルにとっても梛子は大いなる助っ人だったようですが
どうやら梛子は結婚準備のために広島に帰ると言って
退職していったようで、ハルはそれを残念がっていました。

梛子はハル判事も尊敬していますが
ハルの妻のことを買っていたようです。
ハルの妻はとても重い病気を持っていまして、
それを聞いたハルが帰国したところ、妻は怒ったそうです。

「人類に撮って大切な仕事の最中なのに
 私の病気ぐらいで帰ってはいけない。
 仕事が終わるまで私は死にません」と。

その話を聞いた梛子はとても感動して
妻に手紙まで送ってくれたのだそうです。

そしてハルは、モニターを勤める賢治にも
日系二世だけに大変でしょうね、と労りますが

賢治が公正な審理に自信をなくし、疲れ果て
モニターを辞めたがっていると知ると
嵐が過ぎ去るのを待て、と判事なりの言葉で激励します。
「天羽さん、決して逃げてはいけない」

ハルの言葉に胸打たれた賢治は、涙を流して頷きます。


夜、東京代々木のワシントン・ハイツに戻ると
エミーはお手伝いさんを数名雇って
引っ越しの準備をさせていました。

酒をあおるエミーから酒を取り上げる賢治ですが
エミーは、出張とウソをついて
夫が梛子に会いに行っていることぐらいお見通しなわけです。
しかも予定を数日オーバーしての帰宅に、激怒しています。

賢治は、エミーに出張だとウソをついて
家を出たのは弁解の余地はない、と謝り
梛子が白血病であと1年の命だと伝えると
やはり幼なじみのことだけに、エミーの表情がサッと変わります。

帰国を決めていた賢治は、部長やハル判事の説得を受け入れ
裁判を終えてからアメリカに帰国したい、とエミーに伝えます。
その1年が、梛子の残された1年とリンクしてしまったエミーは
「やっぱり梛子が好きなのよ! もうたくさん!」と暴れます。

心配荘に見つめるアーサーを
賢治は抱きかかえることしかできません。


山崎豊子 作『二つの祖国』より
脚本:市川 森一・香取 俊介
音楽:林 光
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[出演]
松本 幸四郎 (天羽賢治)

島田 陽子 (井本梛子)

かとう かずこ (井本広子)
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沢田 研二 (チャーリー田宮)

多岐川 裕美 (天羽エミー)
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矢崎 滋 (伊佐新吉)

西田 敏行 (天羽 忠)
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制作:近藤 晋
演出:佐藤 幹夫

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