2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 大河ドラマ西郷どん・(35)戦の鬼 〜龍馬暗殺 西郷の謀略〜 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(250) »

2018年9月18日 (火)

プレイバックいのち・(21)新たなる旅立ち

突然の浜村直彦の来訪──。

シアトルで別れてから2ヶ月、
ひとり津軽に帰って診療所の仕事に打ち込む高原未希は
直彦の来訪の意味を計りかね、とまどっていました。
とはいえ、未希は直彦との久しぶりの再会を喜びます。

急な往診とぶつかり、外出しなければならなかった未希を
直彦は帰りまで待ってくれていました。

未希を諦めきれない直彦は、未希を説得に来たのですが
村人たちに信頼され、一人ひとりに言葉をかけて回る未希を見て、
農村医療を目指すという強い意志があるだけに
未希を無理矢理東京に連れ出せない、と悟ったのです。

未希はこの村に必要だし、未希はこの村を愛している。
未希をこの村に残した方が、双方が幸せなことなのです。
早急に結論を出さなくても、と中川邦之は表情を曇らせますが
未希にとってはすでに結論が出た話なのです。

東京に帰る直彦を、中川佐智、工藤清吉、工藤イネとともに
未希は見送ります。


直彦を送って来た邦之は、結婚を断った未希に
診療所のことは自分に任せて結婚すべきだと説得しますが、
直彦の結婚相手は多くいますが、自分のやろうとしたことは
自分にしかできないことだ、と研究に打ち込む覚悟です。

説得を続ける邦之ですが、未希の決心が揺るぎないものだと分かると
もう二度と直彦との結婚のことは言わない代わりに
自分にも未希がやろうとしている仕事を
手伝わせて欲しいと名乗り出ます。

そんな話をしているとき、
村人のひとりが産気づいたという知らせを受け
未希はすぐに支度をして往診に向かおうとするのですが、
今度は目の前で佐智がお腹を押さえて苦しみ出します。

邦之は、往診は自分が行くから
佐智をよろしくと未希に頼み、慌てて出て行きます。

清吉は、人さまの診察はできるけれど
身内となると何もできないもんだな、と笑いますが、
そんな清吉は、緊急時にどうすればいいか
イネに教わっていたのにいざとなると何もできません。


往診から邦之が戻ってきました。

家に入る前に一瞬ためらう邦之ですが、
中から元気な赤ちゃんの声が聞こえて
家の中に飛び込みます。

「私は足が悪いけど、赤ちゃんが産めた。母親になれた」
元気な男の子の誕生に、夫婦で喜びます。

誕生の知らせを受け、中川本家から
父の中川修造と母の中川トキが高原家にやってきました。

未希もアメリカから戻ったことだし、そろそろ弘前に戻って
商店街の空き店舗の場所に病院を開業したらと考える両親に
邦之は、ここに残ることを宣言します。

弘前に帰って来いという両親、帰らないという邦之。
まずは帰って話し合おうという両親、
帰っても主張は変わらないという邦之。

このままお互いの主張が平行線を辿れば
邦之と佐智は中川本家と絶縁状態になるかもしれず
そういう苦労を佐智に詫びる邦之ですが、
佐智はそんなに心配していません。

せめて子どもの名前は中川の両親が決めてくれた
『誠』にしましょうね、と優しくなだめます。


岩田剛造の娘・典子が大やけどを負ったようで
邦之に診療所を任せ、岩田家に往診に向かいます。

どうやら帰りの遅い剛造を心配して、みそ汁を作っていたとき
手を滑らせて煮立ったみそ汁を足に浴びてしまったそうで、
慌てて帰宅した剛造は典子を叱りつけますが、
そもそもこんなことができる年ではない、と未希は典子をかばいます。

そして今度は、近所の男の子が剛造の息子・竜夫に殴られたそうで
未希は消毒の手当てをして帰すのですが、
物置に隠れる竜夫を見た瞬間、剛造は竜夫に手を上げようとして
それも未希が、手荒なことはしないで! と竜夫をかばいます。

竜夫は日ごろから家事を手伝っておりまして
近所の男の子たちから「女子みてえだ」とバカにされたことで
ケンカになったようなのです。

未希は、親の手伝いをしているのだから竜夫はえらいんだ、と諭し
そんなことを言うおともだちは気にするな、と教えます。
しかし最終的に、片親だから村人が迷惑しているという話は
初子の誤診を見抜けなかった未希にくるわけです。

せめて典子のケガがよくなるまで、
高原家で診させてほしい、と剛造に詫びます。


昭和31年の暮れ、未希が抱いていた農村医療の夢は
邦之の協力によりようやく実現の手がかりをつかみ始めていました。
それは当時の村医者にとって大きすぎる夢ではありましたが、
未希の胸には明るい火がともる思いでした。

間もなく邦之が弘前に戻り、
未希に思いがけない不幸が襲います。

診療所よりも雪深い場所へ往診に出かけた未希でしたが、
猛烈な吹雪に遭遇し、力尽きて座り込んでしまいました。
そして木の枝に掴まって身体を支えようとした瞬間
そのまま坂道を滑り落ちてしまいます。


帰りの遅いことを心配した清吉はじめ
剛造や津田平吉、信吉ら村人たちが手分けして未希を探します。


薄れゆく記憶の中で未希は、やれるだけのことはやった、
戦後10年を悔いなく生きたという
充足した気持ちに満ちあふれていました。

自分の後は邦之が継いでくれるであろうし
佐智も、夫も子どもも持てたという達成感で
いっぱいだったのです。


作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
三田 佳子 (高原未希)
石野 真子 (中川佐智)
渡辺 徹 (中川邦之)
──────────
大坂 志郎 (工藤清吉)
赤木 春恵 (工藤イネ)
内藤 武敏 (水田教授)
手塚 理美 (水田玲子)
──────────
伊武 雅刀 (岩田剛造)
吉 幾三 (八木金太)
役所 広司 (浜村直彦)
──────────
制作:澁谷 康生
演出:枡田 豊

« 大河ドラマ西郷どん・(35)戦の鬼 〜龍馬暗殺 西郷の謀略〜 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(250) »

NHK大河1986・いのち」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 大河ドラマ西郷どん・(35)戦の鬼 〜龍馬暗殺 西郷の謀略〜 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(250) »