プレイバックいのち・(24)結婚式
高原未希と岩田剛造の結婚は、周囲の反対の中で
剛造が未希への気持ちをハッキリさせたことから
ここ高原家では認められることになりましたが、
工藤イネは最後まで、剛造の母・岩田テルとの仲や
2人の子どもの母親になる苦労を心配して
首を縦には振りませんでした。
厳しい口調で諌めるイネの言葉も、
未希には取り越し苦労にしか思えませんでした。
未希は、剛造とともにイネの入院先の病院を訪れます。
高原未希と岩田剛造の結婚は、周囲の反対の中で
剛造が未希への気持ちをハッキリさせたことから
ここ高原家では認められることになりましたが、
工藤イネは最後まで、剛造の母・岩田テルとの仲や
2人の子どもの母親になる苦労を心配して
首を縦には振りませんでした。
厳しい口調で諌めるイネの言葉も、
未希には取り越し苦労にしか思えませんでした。
未希は、剛造とともにイネの入院先の病院を訪れます。
昭和32(1957)年、高原未希は岩田剛造との結婚を決意。
しかし、落ちぶれたとはいえ大地主の後を継いだ未希と
かつての小作の剛造との結婚には反対者も多く、
容易なものではありませんでした。
岩田竜夫と典子の兄妹を家に送り、食事の支度を済ませて
高原家に戻った未希。
いろりではなくストーブをいれましょ、などと言って
未希は話をはぐらかしますが、口を開いたのは村中ハルでした。
ハルは、工藤清吉やイネ、中川邦之や佐智らが結婚に賛成して
これではいけない、自分だけでも反対しなければと思って
あわてて東京から津軽へかけつけたのですが、よくよく聞けば
結婚の話すらしていない有り様だったのです。
薩摩を中心とする新政府軍は、
天皇の軍として京の守りを固めていました。
一方、都を追われた旧幕府軍は、
大坂城から御所へ向けて進軍を開始。
そして慶応4(1868)年1月2日、
両軍が鳥羽と伏見で相対したのです。
1月3日夕刻、鳥羽伏見の戦いが始まりました。
高原未希は、雪深い村に向かって往診に出かけますが
その帰り道、猛吹雪に遭遇し遭難してしまいます。
工藤清吉をはじめ、岩田剛造や津田平吉たちは
松明を持って猛吹雪の夜道を歩いて未希を探します。
佐智が飼っている柴犬のチビと一緒に探す剛造は
途中でチビがいなくなったことに愕然とします。
意を決して単独で探し回る剛造は
吹雪く音の合間からチビの吠える声を耳にします。
その声を頼りに近づくと、チビがいました。
そしてそのそばには、確かに人が倒れています。
それが未希であると察知した剛造は駆け寄り
必死に救護します。
vol.254・ゲーム実況やってみた
(パーソナリティ:Kassy)
第254回放送です。
YouTubeといった動画なら、こういうのは面白いと思うんですけど
それをラジオ番組でやってしまおうってんだから、Kassyもついにイカr
※公開が遅くなりましたことをおわび申し上げます。
今回のListening Pointは……
うぉーっ!
番組に関するご意見・ご感想は、
この記事のコメント欄へお願いいたします。
突然の浜村直彦の来訪──。
シアトルで別れてから2ヶ月、
ひとり津軽に帰って診療所の仕事に打ち込む高原未希は
直彦の来訪の意味を計りかね、とまどっていました。
とはいえ、未希は直彦との久しぶりの再会を喜びます。
急な往診とぶつかり、外出しなければならなかった未希を
直彦は帰りまで待ってくれていました。
未希を諦めきれない直彦は、未希を説得に来たのですが
村人たちに信頼され、一人ひとりに言葉をかけて回る未希を見て、
農村医療を目指すという強い意志があるだけに
未希を無理矢理東京に連れ出せない、と悟ったのです。
未希はこの村に必要だし、未希はこの村を愛している。
未希をこの村に残した方が、双方が幸せなことなのです。
早急に結論を出さなくても、と中川邦之は表情を曇らせますが
未希にとってはすでに結論が出た話なのです。
東京に帰る直彦を、中川佐智、工藤清吉、工藤イネとともに
未希は見送ります。
土佐の山内容堂の建白を受け入れて、将軍徳川慶喜は大政奉還を断行。
大政奉還をされて困るのは、しばらく政治から遠ざかっていた
呑気な公家たちでありまして、そんな彼らに政治力などあろうはずもありません。
いずれ慶喜たちに助けを求めてくるに違いありません。
その時に、政治の中心に徳川が入り込めば全ては丸く収まるのです。
慶喜は大政奉還によって逃げただけ、と見る西郷吉之助は
息の根を止めるまで叩き潰すと息巻きます。
大政奉還を、容堂を介して進言させたのは坂本龍馬でして
龍馬は、そんな吉之助と袂を分かちます。
帰国の準備に取りかかっているはずの浜村直彦から
農村医療の実習でウエナッチの診療所に出向いている高原未希に
急いでシアトルに戻ってきて欲しいという知らせが入り
理由も分からぬまま、未希はシアトルに戻ります。
シアトルに戻った未希に、直彦は
自分の母校の恩師に会っておいて欲しいと言います。
ワシントンの学会に参加していて、直彦と会うために
わざわざシアトルに立ち寄ってくれたそうなのです。
パーティに出席し、水田教授と令嬢の水田玲子を
直彦に紹介してもらった未希ですが、
水田教授との会話で、農村医療を目指していた直彦が
東京の母校の胸部外科専任で医師になる予定だと知ります。
そのショックで、未希の表情から笑顔が消えます。
水田教授の言葉が耳に入ってきません。
それに、直彦と親しげに話す玲子の存在も気になります。
高原未希にアメリカへの自費留学が決まりました。
村の人たちにようやく認知されるようになった診療所を
閉めなければならず、未希は二の足を踏んでいましたが
浜村直彦が所属する同じ大学で勉強できることが
未希にとっては大きな理由であることは間違いありません。
ともかく、中川家から
中川邦之と佐智夫婦の荷物を高原家に戻すことになりました。
運搬は、中古の大型トラックを買って仕事に精を出す
八木金太の役割です。
邦之への診療所の引き継ぎも、その人柄が村人に受け入れられ
未希は8月に津軽を出立し
アメリカ合衆国のシアトルに渡航することとなりました。
慶応2(1866)年6月、第二次長州征伐が始まります。
「長州は必ずや征伐する」
幕府は10万の大軍を率いて
わずか3,500の長州軍に襲いかかったわけですが、
長州は薩摩から入手した最新鋭の武器で奇襲を仕掛け
数で勝る幕府軍に次々と勝利していきます。
そして、その戦の最中、
総大将たる第14代将軍徳川家茂が亡くなり
窮地に立たされた幕府は朝廷に働きかけて
休戦を余儀なくされたのです。
岩田剛造の妻・初子を誤診して死なせたというショックから
津軽の家を出奔した高原未希でしたが、
上京して恩師の坂口一成・美代夫妻や村中ハルに会って
ようやく平静を取り戻し、津軽に帰る気持ちになっていました。
未希の姿を発見した工藤イネは歓喜し
未希が家出の間、工藤清吉・イネのためにも
中川邦之に言われてしばらく里帰りしていた中川佐智も
ニッコリ微笑んで未希を出迎えます。
帰って息つくヒマもなく、
外来患者の診察と往診で大忙しです。
vol.253・働き方改革 (後編)
(パーソナリティ:Kassy)
第253回放送です。
前回の内容を受けて、逆に改革によって出てきたマイナス面と、
諸外国ではどういう状況かを参考程度でご紹介します。
※公開が遅くなりましたことをおわび申し上げます。
今回のListening Pointは……
ブラック!
番組に関するご意見・ご感想は、
この記事のコメント欄へお願いいたします。
岩田剛造の妻・初子の病気を
当時の農民に多かった脳浮腫と診断した高原未希でしたが、
大学病院での精密検査により、慢性の腎臓炎であると判明。
未希の初歩的な見落としが明らかとなりました。
1日でいいから帰らせて欲しい、と
台風の嵐に無理に帰宅したのですが、
岩田テルは、この台風でできるだけのりんごを収穫し
また落下しても損傷ないように木の下に藁をしいています。
初子は、今日から入院しなければ衰弱している身体ですが
テルがそんな苦労をしていて自分だけ休むわけにはいかないと
嵐の中を飛び出していきます。
剛造はそれを止めませんが、正直猫の手も借りたいのです。
「じゃああたしが代わりにやればいいんでしょ!」
未希は初子を引き止めに飛び出して行きます。
薩長同盟が成った、わずか2日後──。
深夜、風呂に入っていたお龍は
外で大人数が駆けて行く音を聞き
風呂の中から外の様子を伺います。
捕り方です。
ハッ、と気がついたお龍は、ひとまず着物を1枚羽織り
酒を呑んで寝ている坂本龍馬を起こしに座敷に向かいます。
「ほんまに役人かえ?」
ダルそうに起き上がった龍馬は、多勢の役人たちに
鉄砲一丁で応戦します。
龍馬に言われて逃げ出したお龍は、
そのままの格好で薩摩藩邸へ。
何者じゃ? と怪訝な表情の薩摩藩士に必死な形相で
早く西郷吉之助に取り次いで欲しいと伝えます。
最近のコメント