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2018年10月 5日 (金)

プレイバックいのち・(26)嫁姑

昨晩の誕生日パーティがあって
岩田家と高原家はいっそう近づけた印象です。

工藤イネは、昨晩の御礼も兼ねて
村中ハルが東京で買ってきた牛肉の味噌漬けと
自分が作ったイカの塩辛を岩田テルに持ってきます。

これまでのように影に隠れてコソコソと
高原未希を助けたりするとテルはたちまち不機嫌になりますが、
筋目を立てればご機嫌なわけで、イネは
今後はその戦法でテルを立てながら援助します、と笑います。

毎日を慌ただしく過ごしている未希と、かつてのように
ゆっくり話せないからいたって仕方がない、と
ハルはもう東京に帰る準備を始めます。

そんな時、運送の八木金太が、金もけっこう貯まって来たことだし、
東京に出てハルのように事業を始めようかと考えているようです。
ただ、何の仕事をどこでするのか、という問いに対しては
「ハルさんと相談しながら」とか分からないとか、全くの未定です。

ハルは、みんな東京目指して地方からやってくるけれど
店を出す土地も高くなり、できる商売も限られてくる中で
そんな簡単に利益を出せる環境ではない、と突っぱねます。

トラック事業だって、津軽だからこそここまでやってこれたのです。
そこでハルは、禁太の会社に資本を出すことを提案します。
津軽の田舎にも街ができ、企業が来れば、物流が盛んになるので
会社を大きくして仕事をたくさん受けた方が未来は明るいわけです。


昭和32(1957)年9月、未希たちが暮らす村と
2つの隣村が合併して町となり、それを機会に
国民健康保険勢条例が公布され、
念願の国保が実施されることになりました。

これが、未希の人生にとって大きな節目になったわけです。

そして、合併したばかりで町立病院がない地域なので
高原医院が町の嘱託医になることが決まりました。

個人経営の村医者が費用が高すぎてできなかった
無料でのレントゲン診療を町から予算をもらって実施したり
血圧足底の巡回医療もでき、校医にもなれるので
小中学生の健康管理もできるようになります。

しかし、これにより未希と中川邦之は急に忙しくなり
少しずつ、岩田家での家事も疎かになりつつあります。
今まで農作業を手伝わなくても不満を言わなかったテルは
嫁っ子の資格ねえな、と吐き捨てるように未希に言います。

しかも、レントゲンの集団検診となると
昼間は農作業に追われている町民たちのことなので、
検診はどうしても夜間に行わなければなりません。

そうなると、食事や子どもたちの面倒は未希ではできなくなります。
食事はイネの手を借り、子どもたちの面倒は高原家に頼むしかなく、
これよりもさらに家事ができなくなる可能性があります。
未希は申し訳なさそうに頭を下げて詫びます。

そして、待望のレントゲン検診の日。
未希が家に帰って来たのは夜11時でした。

テルが怒るのも無理ないですが、
剛造は、そんな未希をいたわり、励まします。
未希はわがままで仕事をしているわけではないのだから
未希が多忙な分、自分たちで補うしかないとテルを説得します。

テルは不機嫌そうに魚を焼いて食事の支度をしていますが
食事を作ろうと検診前に一旦戻ってきた未希は
少しずつ家の中の歯車が食い違い始めていることに気づきます。
以降、テルは家事一切を引き受け、未希には手出しさせません。


いつものようにレントゲン検診に向かおうとしていた時、
テルが今すぐ帰ってこいって、と竜夫が未希を呼びに来ました。

慌てて帰宅すると、そこには新しい洗濯機があります。
「こんなもん、甲斐性のない女が使うものだ」
今すぐに返せ、とテルは言って
家の中に入っていってしまいます。

このままではいけない、このままではみんながダメになる、
そういう焦りが未希を駆り立てます。
医者を辞めるか? 岩田家を出るか?
その決断をする時が来た、とぼんやり思っていました。


作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り:奈良岡 朋子
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[出演]
三田 佳子 (岩田未希)
石野 真子 (中川佐智)
渡辺 徹 (中川邦之)
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大坂 志郎 (工藤清吉)
赤木 春恵 (工藤イネ)
菅井 きん (岩田テル)
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伊武 雅刀 (岩田剛造)
吉 幾三 (八木金太)
泉 ピン子 (村中ハル)
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制作:澁谷 康生
演出:布施 実

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