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2018年10月30日 (火)

プレイバックいのち・(33)生きがい

町立病院ができて半年、
そのあおりを受けた高原医院の業績は思うようにならず
昭和36(1961)年の秋には、
銀行から受けた融資の月々の返済も重荷になっていました。

岩田家の嫁として務めを果たしたいと考えつつ
診療所が立て直せる時期を待っていた岩田未希でしたが、
津軽での医療活動に未希なりの限界を感じて
親友・村中ハルの勧めに甘えて東京で開業する決意をします。

昭和36(1961)年11月のことです。

開院の日に合わせて、ハルは開院祝いの花輪を届け
ちんどん屋を呼び寄せて開院の宣伝をさせます。
派手な宣伝はしたらいけないことになっているので
困ったわ……と戸惑う未希です。


物件を見に来ていた未希が急患の男児を受け入れたわけですが
その母親が御礼を言いに来ました。
男児はその後すっかり良くなったようで、
今度は頭痛に悩む母親の義母を連れてきました。

血圧を測った限りでは異常はなく
血液検査と合わせて診断しましょう、と義母を帰します。
頭痛の原因は、老眼鏡をかけ始めたことによるものかもと話し
一度、メガネ屋さんで診てもらうように勧めます。

その後も次々と患者が来院し、未希は診察もしながら薬も出し、
会計もひとりでせねばならずかなりてんてこ舞いです。

東京の人はスーパーに買い物に来るように病院に来るようで
しかも神経性の病気や糖尿病など。
津軽の人たちの事情と病気とまるで違う、と目を丸くします。

朝8時半に開け、夜9時までぶっ通しで診察し続けた未希。
ようやく病院を閉め、ホッと一息つくのもつかの間
交通事故の急患が運ばれてきます。

救急病院ではない、と言ったところで通用するはずもなく
できうる治療を施すしかありません。
幸い骨折はしていなかったようなので縫合で処置します。

未希の多忙な一日は開院の日だけではなく
誠実な診療が患者を呼ぶことになったわけです。


年が明けて坂口家では、坂口一成・美代夫妻と
ハル、そして津田征子がおせちを囲んでいますが、
そこには未希の姿はありません。

心配したハルは高原医院に電話をしてみますが
鳴りっぱなしです。

未希は元旦から、ぜんそくの発作を起こしたおばあさん、
扁桃腺を腫らした男児らを診て来たのでした。
そんな未希に、ハルは厳しい表情で言い放ちます。
「そんなに金儲けがしたいの? いくらあったら満足?」

未希は、ハルがそんな風にしか
見てもらえないことに悲しみを覚えます。

未希は、もしも往診を断れば
これらの患者がどうなるか分かったものではないし
少しでも楽にしてあげたい、という一心で往診したのであって
金儲けだなんて考えもしなかったのです。

私は医者として放っておけなかったの、という未希の言葉に
ハルは何も言えなくなります。
そしておせちの重箱を差し出し、謝ります。
「ごめんね……言い過ぎた」


1年間という期限で開院したためか
必要最小限の医療器具でまかなおうとした未希ですが、

ひとりの高3女子の人工流産の相談をきっかけに
子どもを産めない環境と若い女性の未来を助けるために
流産させるための手術室がいると感じ始め
追加で手術室を作ってしまいます。


春になり、未希は忙しくも充実した毎日を送っていました。

春休みに入った征子、東京に集団就職している絹子と昭子を
ハルが高原医院に連れてきますが、
呼びベルを鳴らしても応答がありません。

問診に出てるんだ、と裏口から入る4人ですが
未希の部屋はかなりぐちゃぐちゃで荒れています。
4人で掃除しよう! ということになり、テキパキと片づけますが
足が2本……。

未希は往診に出ていたのではなく、貧血で倒れていたのです。
慌てたハルは、坂口に助けを求めます。
貧血とはいえ、かなり疲労がたまっているようで
やはり一人で大きな病院をこなすのは無理なようです。

昭子と絹子は、先の希望が持てない今の工場を辞めて
高原医院で働きたいと言い出します。
坂口やハルの後押しもあり、
未希は2人を預かることにします。


剛造が津軽から東京へ出てきました。
何でもりんごの商売でお世話になった主人が亡くなり
その葬式に参列するために出てきたのですが
ついでに高原医院を見ていくことにしました。

剛造は、工場に出稼ぎしていたはずの絹子が
受付でテキパキと働いていることに驚きますが、
未希が、手術が2件入っているからと
話もそこそこに手術室に向かう後ろ姿を見て

剛造は、未希がどこか違うところに行ったような
寂しい印象を受けます。
そして未希は二度と津軽に帰って来ないような予感が
剛造の頭をよぎっていました。


作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り:奈良岡 朋子
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[出演]
三田 佳子 (岩田未希)
石野 真子 (中川佐智)
渡辺 徹 (中川邦之)
小林 綾子 (津田征子)
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大坂 志郎 (工藤清吉)
赤木 春恵 (工藤イネ)
菅井 きん (岩田テル)
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伊武 雅刀 (岩田剛造)
野際 陽子 (坂口美代)
泉 ピン子 (村中ハル)
宇津井 健 (坂口一成)
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制作:澁谷 康生
演出:金沢 宏次

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