2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« プレイバックいのち・(32)東京へ | トップページ | プレイバックいのち・(33)生きがい »

2018年10月28日 (日)

大河ドラマ西郷どん・(40)波乱の新政府 〜孤独な盟友 大久保〜

世の中は大きく変わろうとしていました。

古くて煩わしい武士の世をとっとと終わらせようと躍起になる大久保利通に
ことを急ぎ過ぎては争いの元に必ずなる、と忠告する木戸孝允。
ただ大久保としては、たとえ不満の声が上がろうとも
改革を進めるためには手を緩めるわけにはいかないわけです。

しかし、やはり武士たちの不平不満が高まりつつあり。

それを打開すべく、利通と岩倉具視が勅書を携えて
鹿児島城まで下向してきました。
勅書には、島津久光は今すぐに東京へ上り
明治新政府に力を貸すように、と書かれていたのです。

久光は、ありがたいお言葉、といいながらも
誰もが分かる下手な芝居を打って、
ゲホゲホと咽せてみせてから、お話を断って退座していきます。


「仮病や! 仮病に決まっとるわ!」
まさかの、新政府へのオファーを蹴るという事態に
怒り心頭の岩倉ですが、新政府が成そうとしていることは
日本各地にある藩をやめ県に置き換えるという事業でして、

税の徴収権を持つ藩がそれぞれ独自で行っている政策を取りやめて
国が決めた政策をそのまま県に下ろし、
税も国が一括管理するすスタイルに変えたいわけです。
世に言う『廃藩置県』です。

欧米諸国と比べても見劣りしない強い国を作るためには
日本が急いで近代化をしていかなければなりません。
そして薩摩藩だけでも20万と言われる士族たちが不満を抱えて暴発しても
ヤル気を萎えさせるだけの強大な軍隊が必要ということになります。

西郷隆盛は、天皇守護のための軍隊「御親兵」を作ることを提案します。


明治4(1871)年2月、隆盛は熊吉を連れて東京へやって来ます。

新政府で、利通主催による隆盛の歓迎会が開かれますが
新政府のメンバーがみな、隆盛の参入を心待ちにしていたわけではありません。
目に見えるか見えないかのところで、主導権争いが繰り広げられていたのです。

そして隆盛提案の御親兵ですが、どの改革よりも早く着手し
どの改革よりも金をかけて実行すべしという声がある一方で
まさかの備えに金をかけるよりも、
産業に費やすべきだと根強い主張があるのも正直なところ。

どちらにしても、廃藩置県を早く断行し税収を早く得てから
その税収を産業に回せば、やはり御親兵事業を先行すべきなのですが、
そもそも廃藩置県を断行するのが難儀だ、という声もあります。


新政府は御親兵事業に着手、
全国から集めた8,000の兵隊を抱えることになりました。
御親兵が揃った今こそ、廃藩置県を断行する絶好の機会なのですが
やはり不平不満が噴出するのを恐れ、なかなか断行できません。

そのための御親兵だ、と利通は強く主張するのですが、
不平不満が出て鎮圧に金をかければ、それこそが一番の無駄遣いと
後藤象二郎や江藤新平たちが難儀を示しているわけです。

「簡単なこっちゃ。我らが質素倹約に務めればよか」
みな料亭の仕出しに舌鼓を打つ中、
隆盛は野菜や芋など簡素な昼ご飯です。


利通は木戸孝允に、自分に力を貸して欲しいと根回しします。
木戸は利通が断行する廃藩置県には賛成できないと考えつつも
このままでは土佐藩出身者と肥前藩出身者によって
新政府が牛耳られてしまう危惧を伝えると、しぶしぶ承諾します。

そしてついに明治天皇から、廃藩置県の詔が出ました。

後藤や江藤は、これはだまし討ちだと利通を激しく批難し
こんな政府やっちょられるか! と退出しようとする後藤たちに
足手まといだから辞めていただいて結構、と強気に出る利通ですが、

手を組むと言った木戸が、隆盛の閣議欠席を指摘すると立場を翻します。
御親兵は戦の英雄・西郷がいてこそ威力を増すものであり、
新政府に不満を持っているらしい西郷が、もし利通と仲違いなんかして
下野してしまったら、廃藩置県もできるわけがないのです。

「いやぁー、御親兵たちの調練を見入っとったもんで」
みなが利通を睨みつけ、ゾロゾロと退出しようとしたとき
隆盛がニコニコ顔で入ってきました。

後藤が、袂を分かつことになった、と説明すると、
隆盛は彼らにとって意外なことを言い出します。
「薩摩と長州だけではできん!」

廃藩置県という、不満が噴出するであろうことをしようとするとき
全国から集めたメンバーが決めたことでなければだめだ、と。
土佐と肥前が辞めてしまった新政府では、やはり薩摩と長州が
権力欲しさに考えたことだったかと言われるのがオチなのです。

みんながもう一度ひとつになって議論を戦わせる。
そこで出た膿は、すべて自分が引き受ける。
その言葉を聞いて、後藤や江藤は席に戻ります。


7月14日、諸藩の知藩事、留守居役が集められ
藩の解体とかつての藩主の解任、廃藩置県が断行されたのでした。

こうして日本は全く新しい形へと生まれ変わったのです。


明治4(1871)年7月14日、
明治政府がそれまでの藩を廃止して
地方統治を中央管理下の府と県に一元化した行政改革を断行する。

明治10(1877)年9月24日、
西南戦争で西郷隆盛が討ち死にするまで


あと6年2ヶ月──

(大河ドラマ『翔ぶが如く』では第31回「決意の門出」〜第32回「苦難の大変革」付近)


原作:林 真理子
脚本:中園 ミホ
脚本協力:三谷 昌登・小林 ミカ
音楽:富貴 晴美
タイトル映像・題字:L.S.W.F
語り(西郷菊次郎):西田 敏行
──────────
[出演]
鈴木 亮平 (西郷隆盛)
黒木 華 (西郷 糸)
錦戸 亮 (西郷従道)
桜庭 ななみ (市来 琴)
堀井 新太 (村田新八)
井戸田 潤 (桂 久武)
泉澤 祐希 (川路利良)
──────────
大野 拓朗 (中村半次郎)
塚地 武雅 (熊吉)
──────────
青木 崇高 (島津久光)
美村 里江 (大久保満寿)
高橋 光臣 (海江田武次)
迫田 孝也 (江藤新平)
浜野 謙太 (伊藤博文)
野村 万之丞 (明治天皇)
野村 万蔵 (三条実美)
北村 有起哉 (大山綱良)
玉山 鉄二 (木戸孝允)
内田 有紀 (ゆう)
──────────
笑福亭 鶴瓶 (岩倉具視)
瑛太 (大久保利通)
──────────
制作統括:櫻井 賢
    :櫻井 壮一
プロデューサー:藤原 敬久
演出:大嶋 慧介


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『西郷どん』
第41回「新しき国へ」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

« プレイバックいのち・(32)東京へ | トップページ | プレイバックいのち・(33)生きがい »

NHK大河2018・西郷どん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« プレイバックいのち・(32)東京へ | トップページ | プレイバックいのち・(33)生きがい »