バス停について本気出して考えてみた(259-1)
終点停留所の旅“たそがれ”第226弾です。
今回はF岡県M像市の
O島観光バス Gランシマールのバスルートをご紹介します。
訪問したのは、台風が過ぎ去ったばかりの9月のある平日。
離島なので、まずはO島へ渡ります。
出発はK湊港渡船ターミナルから。
乗る船の出航時間まで時間がかなりあったので、
フェリーの時刻表とバスの時刻表などいろいろにらめっこしていまして、
【K湊港11:15─旅客船「しおかぜ」→O島11:30】
O島でレンタサイクルを借りられたら自転車でバスルートを往復
自転車を借りられなかったらタクシーで砲台前バス停に移動したあと
バスに乗ってターミナルに戻って来る
【O島13:00─フェリー「おおしま」→K湊港13:25】
で行って帰って来ようと計画します。
バスで片道14分の距離なので、まあ地形によりけりですが
自転車で1時間半で充分戻って来れる距離でしょう。
意気揚々と船に乗り込むKassyですが、
台風一過で2〜3mの大波だったせいか、船が揺れに揺れまして。
経験したことのない、横揺れの激しい船旅でした。
行きは旅客船だったので、時間が短縮されて15分だったのですが
帰りはフェリーなので25分……。
ま、まてよ、行きでコレってことは、帰りはコレ以上ってことだよなぁ?
と少々怖じ気づいてしまったことは内緒です(笑)。
さて、O島に上陸いたしまして、無事にレンタサイクルも借りられたKassyは
K湊でいただいた“Gランシマール バス”のパンフレットの地図を見ながら
バスルートをトレースして、まずは一番奥の「砲台跡」バス停を目指します。
まずは最初のバス停「O島交流館」です。
島の施設だから、少しは古びた感じかと思ったら
ちょっとオシャレな建物でした。
やはり世界遺産に選ばれたことも関係しているのでしょうか。
風景はバツグンですね。
夏の空、夏の海って感じがします。
今日は平日だったので、N鉄バスは走っておりませんで
タクシー会社運行のミニミニバスがやってきました。
「O島観光館」から「沖津宮遙拝所」へ向かいますが、
「O島観光館」からすぐのところを左折し、島の内部に入っていきます。
途中でまた左折、そして途中から右折すると
「沖津宮遙拝所」にたどり着けるようです。
こういうバスルートを辿る旅だと、念頭に置いているのは
バスが走りそうな道幅を気にしながら、ということなのですが、
これが結局、アダになってしまいます。
2回目の左折のあと、右折するポイントなのですが
本来のバスルートの右折ポイントを通り過ぎてしまったのです。
あとで振り返ってみたら、ココが右折ポイントだったんですが
いかにもバスが“走らなさそう”な道幅だったので見落としていました。
でも緑の案内看板にはしっかりと「沖津宮遙拝所」って書いてありますね。
あっちゃー……永遠に続く坂道を、直進してしまいます。
でも途中で右折っぽい曲がり方をしたので、
間違いには気づかなかったのが致命的です。
民家もほとんどなく、車通りもなく
先ほど追い越していったミニミニバスとすれ違うこともなく
島の火葬場の脇を通り抜け、どんどん林の中へ……。
ここはどこだい。
とりあえず海には出られたけれど、現在地が把握できなければ
どの方向に進んでいいのかさっぱり分かりません。
Kassyはこの時、島の北端に出た! と思い込んでおりまして
実は同じ北端にある「砲台跡」はすぐじゃね? と期待していましたが、
「民宿つわせ」という施設を見つけて地図を再確認してみると、
なんと島の西端に来てしまっている模様……。
(左)赤線が正規のバスルート
(右)○印が右折ポイント、黄線がKassyが間違えて辿ったルート
西端から「砲台跡」へ向かうには、さらに島の内側へ、
またも永遠に続く坂道を登っていかなければなりません。
この時点で帰りのフェリーまで残り45分。
間に合うか?
((後半へ続く))
| 固定リンク
「バス・電車」カテゴリの記事
- THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(2019.11.02)
- 意外に難しい(2019.10.26)
- 「やっとで通った」(後)(2019.10.23)
- 「やっとで通った」(前)(2019.10.16)
コメント