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2018年11月18日 (日)

大河ドラマ西郷どん・(43)さらば、東京 〜盟友決裂 大久保の涙〜

10月14日、帰国した岩倉具視たちを交えた閣議が開かれます。
西郷隆盛は、自分が大使として朝鮮へ派遣されることに決まったと説明すると、
大久保利通が立ち上がり、隆盛を見据えて発言します。
「今一度考え直すべきだと。私は断固、承服しかねます」

前夜 岩倉と利通が綿密に打ち合わせして
隆盛を朝鮮に派遣させないために、シナリオを描いていたのです。
その“覆し”が始まったのです。

隆盛はそもそも、兵を引き連れずに一人で朝鮮に乗り込むつもりです。
誠心誠意尽くせば、相手も理解してくれる、と。
利通に言わせればそれが甘いわけで、
乗り込めば殺され、それが対蘭の火種となり得るのです。

利通は、朝鮮のことなどは捨て置いて
今は富国強兵を進めるべきだと主張します。

鉄道を日本の端から端まで通し、
製鉄所や造船所、生糸工場……ありとあらゆる工場を造り
軍備増強をして西洋列強と肩を並べる力を持つ。
そうなれば、朝鮮から使節を送ってくるぐらいに
日本が大きくなっている、と。

隆盛は、朝鮮に居留している2,000人の日本人の安否も心配で
一刻も早く救出に向かいたいわけですが、
それを利通は、(今は)見殺しにしろ、と言っているのです。

これ以上の議論は無駄だと、江藤新平が立ち上がり
岩倉と利通の参議罷免を求め、政府はまっ二つに分裂します。
狼狽える三条実美を見て、岩倉は隆盛を見据えます。
「西郷! 望み通り朝鮮に行って来い!」


岩倉が粘っていれば挽回の方策はいくらでもあったのに
ああなってしまった以上、自分たちの居場所はあの場にはありません。
利通は岩倉に、辞職を伝え去って行きます。
岩倉も三条に、辞職を伝え去って行きます。

ひとり残された三条。
胸を押さえて昏倒します。


10月18日、閣議のために政府に入った隆盛たちですが
岩倉が動揺した表情で駆け込んできます。
「三条はんがお倒れになった。今日の閣議は中止や」

それを聞き、三条邸に入る隆盛ですが
やはり対面も避けた方がいい病状で、
隆盛は政府の要として大事なお方なので
ゆっくり養生をしてください、と伝えてもらいます。

奥からガヤガヤと音がして振り向くと
三条がよろよろと出てきました。

自分が政府の要であるはずがない、と詫びる三条は
留守政府の時はよかった、と回顧します。
天皇、政府、そして国民が扇のように
一体になって幸せだった、と。

「大久保が……大久保が……恐ろしいことを企んでおる」
三条は隆盛に訴えます。


三条が倒れた今、
その太政大臣の役目は岩倉しか代われません。
利通は、岩倉に太政大臣代理として申請し
隆盛が朝鮮で戦を始めようとしていることを報告させようとします。

岩倉でも、嘘を天皇に言上するのはできないと頑に断ると
利通は言い方を変えて、報告させます。
「西郷が朝鮮で命を落とすかもしれません」

その報告を聞いた天皇は、
隆盛の朝鮮国派遣について否決するという決定を出します。
これにより、大どんでん返しが成ったのです。

10月24日、隆盛は政府を去る決意を固め
辞表を提出します。
それに続いて、江藤新平、後藤象二郎、板垣退助も
辞表を提出して下野します。


隆盛が住んでいる長屋に、木戸孝允が訪ねてきました。

まさか木戸まで政府を去るというのではないか、と
隆盛は柔和な表情で木戸に問いかけます。

木戸は、欧米使節団で思うような成果は全く挙げられず
おまけに留守中、長州勢が汚職にまみれてしまったことから
その責めを負うために辞職を考えているようです。

異国で悔しい思いをして来た木戸たちの
腕の見せ所はこれからだ、と隆盛は残留に説得します。
人は過ちを犯すもので、その過ちを認めて明日へどうつなげていくか
それで人の器量は決まってきます。

「その言葉、しかと胸に留め置こう」
木戸は隆盛と固い握手を交わします。


薩摩に帰る前に、隆盛は大久保邸に立ち寄ります。

利通は、自分には理想とする日本の体制があり
それを邪魔する者は排除する方針です。
“それを邪魔する者”が、つまり隆盛を指すと分かった時
隆盛はとても悲しい気持ちになります。

もしそうであるならば、周囲の者たちを巻き込んで
政府を去らせるなんて回りくどいことはせず
直接言えば、利通と隆盛のケンカで済んだ話なのです。

「何とでも言え。憎め。すべて覚悟の上だ」
利通はわざと目線を外し、冷酷なフリをしてみせますが
隆盛が、幼なじみの利通を憎めるわけがありません。

おいの負けじゃ、と隆盛は東京を去ります。

隆盛も利通も、この別れが
最後になるとは思っていませんでした。


明治6(1873)年10月23日、
西郷隆盛が参議を辞職、25日に受理される。

明治10(1877)年9月24日、
西南戦争で西郷隆盛が討ち死にするまで


あと3年11ヶ月──

(大河ドラマ『翔ぶが如く』では第39回「両雄対決」〜第40回「西郷、野に下る」付近)


原作:林 真理子
脚本:中園 ミホ
脚本協力:三谷 昌登・小林 ミカ
音楽:富貴 晴美
タイトル映像・題字:L.S.W.F
語り(西郷菊次郎):西田 敏行
──────────
[出演]
鈴木 亮平 (西郷隆盛)
黒木 華 (西郷 糸)
錦戸 亮 (西郷従道)
柏木 由紀 (西郷 園)
大野 拓朗 (桐野利秋)
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塚地 武雅 (熊吉)
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迫田 孝也 (江藤新平)
浜野 謙太 (伊藤博文)
村上 新悟 (山県有朋)
野村 万之丞 (明治天皇)
野村 万蔵 (三条実美)
玉山 鉄二 (木戸孝允)
内田 有紀 (ゆう)
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笑福亭 鶴瓶 (岩倉具視)
石橋 蓮司 (川口雪篷)
瑛太 (大久保利通)
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制作統括:櫻井 賢
    :櫻井 壮一
プロデューサー:小西 千栄子
演出:盆子原 誠


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『西郷どん』
第44回「士族たちの動乱」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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