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2019年3月 8日 (金)

連続テレビ小説おしん・青春篇(55)〜(60)

大正7(1919)年8月3日に、
富山県魚津の猟師の女房たちが天井知らずの米価の暴騰に
怒りを爆発させた米騒動はたちまち全国各地に広がり、
該当の騒動に参加した者は70万人を超えたといわれました。

 

東京でも8月13日に
日比谷公園の市民会館に集まった群衆が騒動を起こします。
おしんが、小夜の死を知って酒田に帰郷し
加賀屋を訪ねたその日のことでした。

 

現在の日比谷公園を訪れ、上野駅から日比谷公園への道を
夢中で走った当時の記憶を懐かしむおしんです。
おしんが想っている安田浩太は、貧乏人の世話をしていたから
米騒動の先頭に立っているはず、という直感が働いたのです。

 

当時の初任給で18〜25円の時代、
米一升が40銭から70銭へと跳ね上がっていくと
1ヶ月の給料で米半俵しか買えないとなると生活できないわけです。

 

結局、浩太とは会えずじまいでした。


長谷川たかのお店に、突然
白い制服に身を包んだ巡査がやって来て
おしんの身柄を日比谷署で預かっているから
身柄を引き取りに来い、と言って来ました。

 

おしんが米騒動で検挙されたと知り、たかは
慌てて迎えに行きます。

 

たかとおしんが店に戻ると、
先輩たちはみなおしんをシカトしています。
やはり同僚が警察に捕まったということは
たとえ容疑が晴れたとしても、迷惑を被るのです。

 

唯一の味方は、同じ下働きのりつだけでした。

 

たかは、米騒動を扇動するはずがないおしんが
理由なく日比谷公園に行くわけない、と考えていまして、
その理由をハッキリしてくれないと
雇い主としても心づもりが出来ないのです。

 

ただ、たかとしては、
おしんが日比谷公園に誰かを探し求めて行ったことも
おしんがその人と会えなかったことも大したことではありません。

 

おしんが酒田に戻ったとき、実はここの店を辞めたくて
その口実ではないかと疑っていたのです。

 

もう二度と店に戻ってこないのではないかと思っていたのですが、
おしんが酒田からの土産も持って来、貸した金も返したことで
おしんが辞めるつもりはないんだと理解しました。

 

人の話に戸は立てられないので、みな言いたい放題で
この先、とても辛く生きにくい日日になるわけですが、
それを吹っ飛ばすのは髪結いの腕だけだ、と叱咤します。

 

「おしん、日本髪はもうダメだよ」
ご時世なんだよ おしん、とたかは諭します。
髪結いとして食べていくつもりだったら洋髪を学べ、というのです。
日本髪のように型が決まっているわけではなく、自由なのです。

 

たかの店では、今さら
洋髪にシフトするなんて考えはないわけですが
おしんが洋髪を学びたいというのであれば、
その基礎ぐらいはたかにも教えることは出来ます。

 

 

昼間は髪結いの下働きをし、店を閉めてからたかに
髪結いの手ほどきを受けるのがおしんの日課となりました。

 

暇があれば、どんな洋髪が流行しているのか
洋髪店に調査にも出かけました。
大変な賑わいようで、待っている間に髪結いを見られるし
ふっと用事を思い出したような顔をして店を出てくれば
見学料はかかりませんw

 

ある日、洋髪希望の客が来まして、断ろうとしたところ
たかは「どうぞ」と言って客をお店に上げます。
そしておしんに髪結いさせるわけです。

 

りつが喜んで掃除中のおしんを呼びに来ます。
「おしん姉さん、お客さん第一号よ!」

 

おしんは、突然のチャンスに脅えながらも
客のオーダーをよく聞き、髪質を確かめて
コテを多めに使って髪を整えていきますが……。

 

コクリコクリと船を漕ぐ客にできあがりを知らせると
客は目を剥き出しにして
「こんな髪型!!」と怒り出してしまいます。
オーダーとは全く違う髪型だったみたいです。

 

おしんはショックで、かなり落ち込みます。
おしんとしては、オーダーは押さえつつ
その人の顔に合った髪型にするのが
一番いいのではないかという考えだったのです。

 

 

数日後、その女性客がやってきまして
おしんを指名してきました。
会う人会う人に「似合う!」「若い!」と言われて
とても喜んでいるようです。

 

しかしたかは、ウチは洋髪やってないんです、と
断ってしまいます。
どうしても、と引かない客に、たかは
おしんを行かせましょう、と提案します。

 

お断りしてください、と困惑するおしんに
たかはおしんの背中を押します。
「やってごらんよ。ダメならまたやり直せばいい」

 

 

その女性客は喫茶アテネで女給をしている染子で
店に出る前に髪を整えたいのです。
おしんは言われた通りにやって来て、
染子が似合う髪型に仕上げます。

 

この前の分も含めてお代は払うわ、という染子ですが
たかからお代のことは何も言われなかったので
そのまま帰って来たおしんですが、
それでいい、とたかは言います。

 

「おしんはまだ修行中だ。お代をいただこうなんて了見違いだ」
しばらくはまだ、稽古をさせていただいているというつもりで
お代は許可を出すまでいただかずにやるように言われます。

 

 

染子の宣伝が功を奏してか
アテネの女給が一人、また一人と
おしんに髪結いを依頼するようになっていきます。

 

字が書けるおしんを見込んで、
染子は時に恋文の代筆も頼んでおりますがw

 

しかし、その染子が想う男性が
遠い将来、おしんにかかわる人物になるとは
夢にも思っていませんでした。

 

 

大正7年の暮れが慌ただしく過ぎ、
大正8(1920)年が明けて、
おしんは19歳の春を迎えていました。

 

1月5日、新劇女優として一世を風靡した松井須磨子が
愛人・島村抱月の後を追って自殺し
女たちはその話で持ち切りです。

 

そんな恋愛がしてみたい、と言いながら
おしんに恋文の代筆を頼む女給たちの
手紙を出す相手は、みな同じ男性で
おしんとしては戸惑いつつ、秘密は固く守るのでした。

 

竜三、という、染子をはじめ重子と八重子、
女給3人に思いを寄せられる男性は
いったいどういう人物なのだろうと、
おしんは好奇心をそそられます。

 

しかし、同じ筆跡であるにもかかわらず
3人それぞれからの恋文を受け取った
その竜三の立場からすればどんなだろうと

 

始めは安請け合いで引き受けたものの
3人の女給たちに申し訳ないことをしたと
後悔するおしんでした。

 

 

ひと月ふた月と出髪を続けるうちに、
周辺の喫茶店の女給たちにも評判になり出したおしん。

 

修行中だから髪結い代を取らないのも物珍しく
何より型にはまらない自由なヘアースタイルが
新し物好きの女給たちに喜ばれたわけです。

 

そして恋文の代筆に着物の仕立てにと
雑用も引き受けてくるおしんに
先輩はおしんに説教もするわけですが、

 

たかは、おしんのその才能を見込んで
そろそろ家を出る時が来たようだ、と
おしんの独り立ちを認めます。
「これからだよ、おしん。これからがあんたの正念場だよ」

 

 

おしんの評判を聞き、どうしても髪を結ってもらいたいと
銀座の喫茶店の女給が言っているそうで、
竜三から頼まれて、染子がおしんに伝えに来ました。

 

染子がいいというので、アテネへの出髪は休ませてもらい
午後5時、指定された場所に向かうおしん。
そこに入れ違いで、
アテネにも出髪に出入りしていた女が出てきました。

 

「ここまで来て人の客を盗ろうってのかいっ!!」
頼まれてやって来ただけなのに、そう言われては
さすがのおしんもカーッと血が上ります。

 

途中で出てきた店の用心棒に暴行を受けて
地面に叩き付けられるおしんですが、
外から帰って来た女給がふたりを止めつつ
喫茶店に入って若旦那を呼んできます。

 

若旦那は冷静に仲裁に入り、
大丈夫? と女給はおしんの傷の手当てをしますが、
おしんがその女給の顔を見ると……。

 

「お加代さま……お加代さまでねえですか」
酒田の加代が、綺麗な洋服に身を包んで
そこにいました。

 

たまらず逃げ出す加代と、
必死に追いかけるおしんです。

 


 

作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り手:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
田中 裕子 (おしん)
東 てる美 (加代)
並木 史朗 (竜三)
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渡辺 美佐子 (たか)
大橋 吾郎 (圭)
乙羽 信子 (おしん)
──────────
制作:岡本 由紀子
演出:江口 浩之

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