大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(13)復活 ~国境越えた友情! 青春編が今夜完結~
金栗、敗退──。
大日本体育協会には、金栗四三の
ストックホルムオリンピックでの結果が
新聞記者・本庄からもたらされ
衝撃の、棄権という報告となりました。
日射病でした。
北欧であるストックホルムでも、日影でも30度の灼熱地獄。
68人中34人が途中棄権したわけです。
敗退から数時間後、ダニエルと共にマラソンコースを歩く。
レース中のこと、全く身に覚えなく、奇妙なり。
折り返し地点までやって来て、少しずつ記憶を思い出します。
教会の鐘の音、ラザロと競い合ったこと。
そして17マイル地点の運命の分岐点で、
幼い頃の四三少年の幻想と出会い走って行く方向へついて行ったのが、
コースとは違う方だったのです。
どうりでラザロは追いかけて来なかったのです。
コースを間違えたままフラフラ走る四三は
市民の、今まさにパーティが開かれていた家の庭に入り
後ろからついてきたランナーたちには正しいコースを教えつつ
四三だけは大きな木のそばで倒れてしまいます。
パーティをしていた市民たちは、慌てて
そこにあったレモネードを与えパンをくわえさせます。
そして木のそばで寝かされたまま、
ダニエルたちに発見されるのです。
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