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2019年3月17日 (日)

大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(11)百年の孤独

昭和35(1960)年・東京都知事室。

 

「ありました!」と岩田が持って来たのは
1912年に行われたストックホルムオリンピックの記録映画。
「1912瑞典ストツクホルムオリムピツク記録映畫」と
フイルム中央部に記載があります。

 

東京オリンピックの開会式映像を
世界の黒澤明監督が撮ることになり、
急きょ探させたのです。

 

 

明治45(1912)年6月23日・ストックホルム。

 

開会式の入場行進で使用するプラカードに記載する
日本の表記について、英式のJAPANがいいだろうとなりかけますが
金栗四三は、日本でなければ出場しないと反対を唱えます。

 

日本はオリンピック大会に初参加でもあり、
海外にも分かるようにJAPANの方がいいと圧倒的ですが、
四三は、だからこそ日本でないといけない、と説得します。
「双方一理」遅れて到着した嘉納治五郎は笑います。

7月6日、ストックホルムオリンピック開会式。
スタジアムの横の広場には初参加の日本選手も加えて
28か国、3,000人の代表が集まりました。

 

アルファベット順に並んだ選手団は
大スタンドを埋める2万人の拍手に迎えられ
堂々の入場行進です。

 

日の丸の旗を三島弥彦が、国名プラカードを四三が掲げ
京都帝国大学の田島錦治、治五郎、大森兵蔵が後に続きます。

 

一九十二年七月六日。快晴、快便。
ストックホルムオリムピック、開会式。
三島君が旗を持ち、私が標識をささげて立てば
あとに従う選手なし。たった二人の入場行進。

 

プラカードには、四三の意見も取り入れられ
ITALIAに続く、NIPPON表記となりました。
ローマ字表記でNIPPONと書けば
外国人にもJAPANの本当の国名を理解してもらえます。

 

観客席から「ニッポン!」「ニッポン!」の声が起こります。

 

ドラマ冒頭で探させた記録映画は、弥彦が持った日本の旗に
NIPPON表記と四三の姿は隠れてしまっているし、
歓喜を上げながら撮影した安仁子の写真では
今度は日本の旗で弥彦が隠れてしまっています。

 

 

短距離走の出場を控え、思い詰める弥彦。

 

実際、3週間前に日本へ投函した絵葉書には
戦意喪失し、もう国には戻らないかもという
実質的遺書がつらつらと綴られていました。

 

大森監督は、ひとりで外国人選手に戦をしかけようという表情の弥彦に
弥彦が立ち向かうのはタイムであって、外国人選手ではなく
むしろ外国人選手は同じタイムに立ち向かう同士と思え、と伝えます。
はっ、と我に返る弥彦。

 

元気になった弥彦は、胸を張ってグラウンドへ向かい
全力の走りを見せた結果、予選の組ではダントツのビリ。
しかし駆け寄った大森からストップウオッチを見せられて
満面の笑みで抱き合っています。

 

11秒8、確かに負けはしたものの
自己記録を塗り替える結果に満足そうな顔です。
「金栗くん、やはり日本人には短距離は無理なようだ」
弥彦は優しそうな笑みを浮かべて四三の肩を叩きます。

 

この日を境に、大森氏の病状は悪化する。
宿舎には、鉛色の重い空気、漂う。

 

三島は4日後、200m走りの予選に出場するもやはり惨敗。

 

 

東京浅草では、三遊亭朝太(美濃部孝蔵)が
7月16日、初めて高座に出ることになりました。

 

橘家円喬に弟子入りしてからというもの
小咄(こばなし)のひとつも教えてもらっていませんが、
円喬は、朝太には何かあるからと
席亭に頼んで出してもらうことにしたわけです。

 

朝太は、初高座の日までに
イメージトレーニングを繰り返しますが
どうも納得できるような出来ではありません。
焦って、酒をかっくらう朝太でした。

 

 

北欧には、マラソン予選まであと3日と迫った四三が
これまた焦って、気を鎮めようと押し花を始めます。
それでも落ち着かない四三は、弥彦にアドバイスを求めます。

 

プレッシャー。
西洋人は、その頭の片隅のもやもやをプレッシャーと呼ぶ。
プレッシャーを感じているのは四三だけではなく、無論弥彦も
そして西洋人も持っているわけです。

 

四三は、もやもやの正体さえ分かれば
澄み切った青空のように笑顔が満開になります。

 

 

七月十二日。三島氏の最後のレース、四百メートル予選。
病気の大森氏に代わって、コーチ役を仰せつかる。

 

5人中3人が直前で棄権し、
レースに出場したのは弥彦を含めて2人だけ。
2人だけの予選とは、わざわざ走る意味も
ないような気がしますが。

 

全力で走り、始めはリードするも追いつかれ
結局追い抜かれて2位です。
準決勝に進出は出来ますが、
「日本人に短距離走は無理です」と以降を棄権することにします。

 

 

七月十四日。快晴、快便。マラソン競技当日なり。

 

三島さんのように笑ってゴールばします!
そっだけは決まってます!
見とってください!

 

水浴びをしながら、決意する四三です。

 

 

※この物語は史実を基にしたフィクションです※

 

 

 

作:宮藤 官九郎
音楽:大友 良英
題字:横尾 忠則
噺(古今亭志ん生):ビート たけし
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[出演]
中村 勘九郎 (金栗四三)
阿部 サダヲ (田畑政治)
生田 斗真 (三島弥彦)
杉咲 花 (シマ)
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森山 未来 (美濃部孝蔵(語り))
峯田 和伸 (清さん)
松尾 スズキ (橘家円喬)
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松坂 桃李 (岩田幸彰)
松重 豊 (東 龍太郎)
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小澤 征悦 (三島弥太郎)
シャーロット・ケイト・フォックス (大森安仁子)
白石 加代子 (三島和歌子)
竹野内 豊 (大森兵蔵)
役所 広司 (嘉納治五郎)
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制作統括:訓覇 圭・清水 拓哉
プロデューサー:岡本 伸三・浅沼 利信
演出:西村 武五郎

 

 

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

 

NHK大河ドラマ『いだてん』
第12回「太陽がいっぱい」

 

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜
BS4K:午前9時〜

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