大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(16)いざベルリン
大正3(1914)年、2年後のベルリンオリンピックを目指し
マラソン一本で生きる覚悟を決めた我らが韋駄天。
嘉納治五郎の厚意により、東京高等師範学校の研究科に
籍を置いて練習に励むことになりました。
ただ、永井道明からの条件で、
新生活を始めるにあたり、東京高師の寄宿舎を出て
まずは暮らす場所を探さなければなりません。
金栗四三は、足袋の協力をもらっている
東京大塚の播磨屋・黒坂辛作の作業場兼自宅の2階を
間借りすることにします。
辛作が作った特別仕様の足袋で
四三がオリンピックに出場したことは知れ渡っておりまして、
最近では東京高師だけでなく、明治や早稲田の学生も
わざわざ購入しにやって来るほどです。
辛作は四三のために、ベルリンのような舗装路の多い場所用に
かかとの当て布を増やし、足首が動きやすくなるように
高さを少し低くするように工夫してみることにします。
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