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2019年4月19日 (金)

連続テレビ小説おしん・試練篇(91)~(96)

軍需景気が終わり、不景気が生活に影響を与え始めた

大正11(1922)年、田倉商会も経営に行き詰っておりました。

田倉竜三が最も力を入れ、最大の取引先であった洋服屋がつぶれ

他の店からも洋服の需要が落ち込んで生地の返品が相次いだのです。

 

羅紗問屋・田倉商会は大量の在庫を抱えることになり

納めた商品の集金も思うようにいかず、

竜三は身動きできなくなっていたのです。

 

おしんはその経営状態をなんとかしようと

再び髪結いに本腰を入れようとしていまして、

師匠のたかの店で再び雇ってもらうことになりました。

たかの店で、従来の日本髪に加え
洋髪も結えることになり、
おしんはそのお知らせ分を何枚も書き上げ
電信柱などに張り付けて告知することにします。
喫茶アテネへの出髪ですが、
なるだけ訪問するようにはするものの
必ずできると約束するものではなく、
染子たちは店に出向くよりほかになさそうです。
田倉商会の社員に暇を出したことで、
お店の信用にかかわり
布を仕入れるのなら信頼のおけるところから、と
田倉商会への受注は日に日に落ちていきます。
洋髪希望の客は、初日には来ませんでしたが、
おしんの書いた広告が功を奏し
2~3日もすると、徐々に客が増え始め
その客が次の客を紹介するといういい流れに。
おしんの新しいスタートは上々でしたが、
その嬉しそうなおしんをぶぜんとしてみていた
竜三の顔は、おしんには見えていなかったのです。
おしんがたかの店に通うようになって1ヶ月、
おしんの腕が見込まれ、
客が客を呼んで次第に増えてきました。
客が多くて出髪にも行けなくなるほどで
たかは、洋髪を少し手伝うかね、と笑います。
おしんのおかげで客足が戻りつつあるので
その感謝の気持ちも含まれているようです。
一度は店を閉じることまで考えたたかでしたが、
やる気にさせてくれたおしんに、感謝なのです。
たかが洋髪もやるようになってから
客足もさらに増えました。
従来の客が戻ってきたのです。
昔の活気を取り戻そうとしていました。
髪結いの仕事を終え、田倉に帰ると
竜三がふとんをかぶってふて寝していました。
源右衛門が言うには、先日の大口取引の件で
納品した商品を二束三文でたたき売り、
ドロンを決め込んで蒸発してしまったとのことで
それが竜三によっぽど堪えたのだそうです。
源右衛門は、これを機に
佐賀に帰るように勧めてほしいと言いますが
そんなわけにはいかないおしんは、竜三に
元気を出してもらおうと叱咤します。
「明治生まれの女性ってそうなんだろうな、亭主に献身的でさ」
宿泊しているホテルの客室で、ブランデーを飲む圭は
おしんおばあちゃんはすごい、と感心しています。
しかし、おしんに言わせればそんな女性は
男性には困った存在にしかなりません。
自分が働いて食べていけるなら、竜三や源右衛門には
のんびりしていてほしかったと本気で信じていましたが、
そもそもはそれが間違いだったのです。
男の気持ちが全く理解していなかったのです。
源右衛門は、待っている時間がもったいないと
封筒貼りの内職をやりだしました。
おしんと源右衛門はお互いに思いやり
お互いにできることをやっているわけですが、
肝心の竜三は、うっぷんがたまっていったのか
酒を浴びるように飲んで酔いつぶれ、
挙句には財布を忘れたと言って支払いを拒んでいます。
支払い能力がないと青ざめる源右衛門をなだめ
おしんはどうにか支払ってもらい、
あとの生活のことについては
翌日以降に考えることにします。
おしんには、仕事がうまく運ばない
竜三の気持ちは分かっていました。
しかしその寛大な気持ちが
却って仇になることには気づいていません。
春になり、たかの店はたかとおしん以外に
新しく結い手を雇い入れるほど忙しくなっていました。
一方で田倉商会は相変わらず開店休業状態で
竜三が商売の意欲を全くなくしてしまっていたのです。
おしんの窮状を知ったたかは、
おしんが遊ぶ金ならなんとか工面したいものの
働かない旦那の遊興費となると話は別なのです。
ちょっとつまづいたぐらいで放り出すようでは
生活は成り立ちません。
「見込みがないようじゃ、別れることだって考えなきゃ」
たかも若いころに同じようなことで
煮え湯を飲まされているからこそ
言いたくないこともズバリ言うことができるのです。
今夜も竜三は酒をたくさん飲んで酔っ払っています。
喫茶アテネに入った竜三は、
無礼講だ! 酒を持ってこい! と威勢よく言い放ちますが、
そんな竜三を見ていて染子は黙っていられません。
竜三が飲み歩いているその金は、
おしんが食べる間も惜しんで稼いできたお金なのです。
それを分かっていて、
目の前で酒を飲ませるわけにはいきません。
竜三は染子に手を上げかけますが、
何も言い返すことはできません。
家に帰った竜三は、服を仕立てているおしんに
封筒貼りをする源右衛門に怒りが爆発します。
甲斐性なしの夫にあてつけるように
内職をしなくてもいいだろう、と。
誰も生活を支えてほしいと頼んだ覚えはありません。
そういった顔で亭主を見られても、
気分がいいわけがありません。
それが嫌なら別れてもらっていいのです。
青ざめるおしん。
源右衛門は竜三の発言を詫びますが、
おしんは、自分が身を引いたほうが、とつぶやきます。
「やはり、佐賀に戻られたほうがいいのかもしれない」
竜三のために田倉家を支えていると思ってしてきたことが、
竜三のプライドを傷つけているのであれば
おしんは黙って身を引くしかありません。
そんなとき、おしんは
竜三の子を身ごもっていることに気づきます。
すでに別れるつもりでいたおしんは、まさかと思い
どうか間違いでありますようにと祈るばかりでした。
妊娠となると、別れはあきらめなければなりません。
父親のいない子にするわけにはいかないのです。
今のおしん・竜三夫婦では、一緒にいればいるほど
お互いを傷つけあって、いる意味がありません。
とかく妻に稼ぎがあると、
夫婦はそういうふうになりやすいのです。
普通の女と一緒になってまともに働いてくれる男でも
妻に稼ぎがあるとついつい甘えてしまう。
自分が働かなくても食べていけると
どんなことをしたって妻子を養っていかなきゃという
根性をなくさせてしまうのです。
どんなにいい男でもいつの間にか甲斐性なしにしてしまう。
「しっかりおしよ、おしん」
子供が生まれるなんてこんなに幸せなことはありません。
元気を出すように励ますたかです。
おしんはたかの話を聞いて、髪結いをやめると言い出します。
おしんが髪結いをやめると夫婦ともに
稼ぎがなくなりますがそれは覚悟の上です。
いま夫婦にとって大切なのは、
おしんが働くのをやめることなのです。
髪結いをやめたことを竜三に伝え、
今後は夫を頼って生活していきます、と宣言したおしん。
竜三は、ここを引き払って佐賀へ帰ろうと言いますが
まだつぶれていない田倉商会を生かして
どうして東京で夫婦で暮らさないのかと疑問を投げかけます。
しかし、という竜三に、おしんは
お腹の赤ん坊のことを話します。
「もう、離婚できないんです」
おしんは、わざと1日中のんびり暮らしていました。
たちまち生活は窮迫してきましたが、
それでもおしんは働きませんでした。
夫婦でどん底まで落ちる時を、おしんは待っていたのです。
いよいよ田倉家に金がなくなりました。
おしんは明るく、お腹がすくだけだから寝ましょ、と言い
竜三は血相を変えて金になりそうなものを探しますが、
すべて質屋に行っていて、ホントにお金がありません。
竜三は、何か思いついたようで
雨の中を血相を変えて飛び出していきます。
夜、竜三は帰ってきました。
佐賀にいるときに面倒を見た小作のせがれが
いま東京にいて大成功を収めているらしく、
その男に事情を説明して頭を下げて融通してくれたのです。
源右衛門は小作のせがれと聞いて
顔を真っ赤にして怒りますが、背に腹は代えられません。
源右衛門もおしんも子どもも
飢え死にさせるわけにはいかないのです。
今回は人に金を借りましたが、
捨て身になって商売をする。
借金も返す。
その意欲で、竜三は再起を決意します。
<hr />
作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り手:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
田中 裕子 (おしん)
並木 史朗 (竜三)
今福 将雄 (源右衛門)
──────────
渡辺 美佐子 (たか)
大橋 吾郎 (圭)
乙羽 信子 (おしん)
──────────
制作:岡本 由紀子
演出:江口 浩之・一柳 邦久

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