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2019年5月17日 (金)

連続テレビ小説おしん・試練篇(115)~(120)

大正12(1923)年9月1日の正午2分前、

関東地方南部を激しい地震が襲いました。

震源地は相模湾北西部で、マグニチュード7.9。

今からちょうど60年前(※)のことです。

(※:放送当時 今日現在96年前)

 

「やっぱり遭っちゃったのか、関東大震災に」

上野の西郷隆盛像を前に、圭はつぶやきます。

 

おしんおばあちゃんは、この時のことを思い出すだけでもつらかったし

つらさは人に話したところで到底分かってもらえるものではないから

誰にも話さなかったわけです。

 

当時のおしんには、明日はどうなるか、ひと月先はどうなるかさえも分からず

今、こうして思い返すことさえも考えつかないほどでした。

ここ上野公園は、当時避難してきたところで思い出深い場所なのです。

「地獄だったねえ、あの頃は」

いろいろな流言が飛び交い、それをいちいち真に受けて
上野の山を下りたら何をされるかわからないと思って
おしんと田倉竜三夫婦は家にも帰らずにずっと避難していました。
それが9月3日にもなると、火災も落ち着いたということで
夫婦で山を下り、田倉商会に戻ってみることにしました。
焼け跡はすさまじく、何もかも灰になってしまいました。
この中に源右衛門がいると考えると、おしんは今すぐにでも
焼け跡をかき分け、助け出したい衝動にかられますが、
竜三に引き留められます。
おしん! と呼ぶ声に振り返ると、
髪結い長谷川のたかと弟子のりつが駆け寄ってきました。
たかはおしん夫妻を探しつつ、新たに作った工場の惨状も見てきました。
見るも無残な焼け野原になっていたそうです。
たかとりつは、今は知り合いの家に身を寄せているそうで
焼け出されたおしんたちを呼ぶために
毎日ここに夫婦を探しに来ていたそうです。
しかしおしんは、源右衛門のお骨を拾うまでは、と申し出を断ります。
そして健も、おしんたちを探しに来てくれていました。
何かの足しに、といろいろ道具を都合して持ってきてくれています。
焼け跡から源右衛門を探し出し、おしんとたか、りつ、健で手を合わせます。
そこに、新しく建てた工場を見に行った竜三が戻ってきました。
竜三には、だれの言葉も届いていないようでした。
おしんはようやく、自分たちが置かれている状況を把握しつつありました。
「佐賀に帰ろう」
竜三はぽつりとおしんにこぼします。
田倉商会の土地を担保に金を借り、工場を建てたわけで
その収益が望めぬ今、借金を返す宛てがないのです。
しかしおしんは、佐賀・田倉本家の母、清には嫁と認めてもらえていません。
だからこそ東京で踏ん張るしかないのですが、
竜三はもう東京はいやだと、
なんとしてでも佐賀に帰る方法を模索しています。
そこに現れたのは、ふじでした。
東京はまるで地獄のようだと聞き、いても立ってもいられませんでした。
酒田の加賀屋のくにが、おしんが心配だからと若い男をつけて
東京までの汽車賃も負担して送ってくれたのです。
健は、おしんとふじのためにほぼ無傷の家を用意してくれます。
竜三は、佐賀へ帰る意思は崩していませんが
おしんはどんなことを言われたって、
佐賀にだけは帰りたくないのです。
それはいけない、と諭すふじに、
自分の始末は自分でつけると言い張るおしん。
放っておいてけろ、と叫ぶおしんに
ふじは思わず平手打ちします。
竜三とおしんのふたりであれば何をしようと勝手ですが
今は雄の父親と母親なのです。
雄を片親にすることだけは、
なんとしても避けなければなりません。
今夜出る船で佐賀に帰ることになりました。
おしんはたかとりつにあいさつに出向きます。
たかはりつの家でしばらく厄介になるそうで、
なんとしても元の場所で店を立て直すのだとがぜんやる気です。
避難者を無償で輸送する軍艦に乗って、東京を後にします。
ふじは山形への帰り道に加賀屋に立ち寄り
おしんと竜三、雄が無事であったこと、
竜三のふるさと・佐賀へ向かったことを報告します。
加賀屋の現在は、帰ってきた加代が旦那以上に加賀屋を取り仕切り
くにとしてはもういつお迎えが来てもいい、という状態です。
おしんにとって佐賀は遠く、
やっとたどり着いた田倉本家の敷居もおしんには高いものでした。
義父・大五郎だけはおしんを大歓迎で出迎えてくれますが、
義母・清や義姉妹たちは、おしんを一瞥しています。
おしんは、なぜか足がすくみます。
どんな生活が始まるのかと、背筋に冷たいものが走っていました。
長男家族と末妹へのあいさつも済んだところで、源右衛門の話になりますが、
清に言わせれば、そもそもは子供を預けて外出することが間違いであり
子供を母親がおぶっていれば、源右衛門は身軽で逃げることができたのに、と
清のおしんへの風当たりは想像以上に強いものでした。
竜三とおしんには蔵を与えられますが、
長男夫婦のことを考えれば仕方ないことではあります。
大五郎は、源右衛門のことで頭を下げるおしんを励まし
エールを送ってくれます。
その日の夜は、竜三が帰省した祝いの席です。
とはいえ、おしんの膳がありません。
おしんはあくまで三男の嫁なので、
下働きの女たちと同列なのです。
7歳から奉公に出されたおしんは、食事や針仕事などひととおりはできます。
しかしそれを手伝わせては、清に何か言われてたまったものではない、と
裏方の仕事をされては迷惑です、と言われてしまいます。
三男の嫁の仕事は、それはそれである、と。
竜三とおしんの食い扶持ぐらいは自分たちで稼いでもらわないと、と
夫婦には開墾してもらいたい土地を与えられます。
夫婦にはこれからそこを開墾し、作物を作らなければなりません。
田倉家では敵だらけ、そんなことを思いながら
畑に出れば、小作の耕造の美しい妻・佐和と仲良くなって
お互い助け合って生きていきます。
佐和は実は女郎で、耕造が受け入れたらしいのですが、
村ではつまはじきにされているようなのです。
しかしおしんは、よく気が付く優しい佐和にいい印象しかなく
それを伝えると、清に反抗されたといい顔をされません。
おしんおばあちゃんと圭は、
有明海にまでやってきました。
圭はまさか九州の有明海まで
やってくるとは思っていませんでしたが
佐和との思い出が、たちまちよみがえってきます。
佐和には、結婚した女性の証である丸髷を結ってあげます。
佐和はとても喜んだわけですが、佐和だけがよろこんだわけではなく
村の者がおしんに、自分も髪を結ってほしいと言ってきたわけです。
清は、田倉の嫁が元髪結いだったと自分からいいふらしたと大激怒ですが
おしんは、田畑を耕す今の仕事よりは、
髪結いをやったほうがよっぽど金になるからと
出髪に行かせてほしいと清に談判します。
清の怒りに火に油を注ぐ結果となってしまいました。
おしんと清の考え方の違いから生まれたわけですが、
これが二人の溝をより深く大きくしてしまいます。
<hr />
作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り手:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
田中 裕子 (おしん)
泉 ピン子 (ふじ)
並木 史朗 (竜三)
東 てる美 (加代)
ガッツ 石松 (健)
香野 百合子 (佐和)
長谷 直美 (篤子)
──────────
高森 和子 (清)
小林 千登勢 (みの)
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渡辺 美佐子 (たか)
北村 和夫 (大五郎)
長岡 輝子 (くに)
大橋 吾郎 (圭)
乙羽 信子 (おしん)
─────────
制作:岡本 由紀子
演出:小林 平八郎

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