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2019年7月12日 (金)

連続テレビ小説おしん・自立篇(163)~(168)

大正14(1925)年の冬も深くなっていました。

 

農民運動の活動家・安田康太ですが、
加代が言うには、酒田にやってきているそうです。

 

おしんや加代と出会ったころは、
警察にもその活動を悟られないように
隠れて動き回らなければなりませんでしたが、
現在ではだいぶ緩くなっています。

 

今回、酒田に庄内支部ができたそうで
周辺の地主たちとも対面し、
課題を成果につなげようと必死のようです。

 

農民運動の代表が浩太で、地主代表が加代の夫で。
縁というものは不思議なものです。

 

ただ、加賀屋と話し合いを持つと分かっていて
加代にアクションがないのなら、加代と復縁したいとか
そういう気持ちはまったくない、ということが分かるわけで、
加代はそういう点では少しがっかりしています。

佐賀では田倉竜三に再婚話が続いています。

 

しかし竜三はおしんの夫でありますので
はっきりと断ったはずなのですが、
清はいまだに明子との縁談をあきらめてはいません。

 

今日はそのお見合いの日なのですが、
竜三は頑として見合いを受けようとせず
清は何としてでも見合いをさせようと躍起で
相手方にも不審がられる始末です。

 

清が竜三に見合いを進める第一の理由は
佐賀を出奔して1年も経過するのに
おしんから手紙の一通もよこしてこないというのが大きく
すでに竜三は捨てられた身であると言うわけですが、

 

その実は、おしんからの手紙や、おしんの消息を問い合わせていた
山形の実家、東京の髪結いたかからの手紙すらも清自身が抹殺していて
シャットアウトしているものだから、手紙など届きようがないのです。

 

 

おしんの店に、偶然浩太がやってきました。

 

もちろん加賀屋を訪ねれば加代の消息は分かると思ったし
若旦那と対面した時点で、加代は幸せな家庭を築いているのだから
改めて連絡を取る必要もないな、と思ったのは正直なところですが
浩太がこの店におしんがいることは全く知らなかったのです。

 

しかし、今のおしんには浩太はまったく会いたくない人でした。
夫と別れ、子供とふたりで酒田で暮らすいまのみじめな暮らしを
見られたくなかったのです。

 

 

山形からおりきがやってきて、ささやかな正月の祝いです。

 

おりきは確かに竜三からの手紙をおふじから受け取って
字の読めないおふじのために文章を読んでやり、
字の書けないおふじのために代筆して先月送付しているとのこと。

 

と考えれば、竜三はおしんの消息を知りたがっているわけで、
おしんのことを見捨てているわけではなさそうだ、という結論になります。
おしんも佐賀に何通も手紙を送っているので、消息自体分かろうものですが
それが竜三に通じていない。

 

となれば、だれがなんのために?

 

 

おしんと雄の面倒は自分が見る、と
酒田から浩太が竜三に宛てて手紙を送ります。
その手紙を確認した清は、おしんが別の男と一緒になるつもりらしいから
早く別れて結婚しろと話を持っていくわけですが、

 

義姉の恒子が、おしんからの手紙を破り捨てたものを
一枚一枚裏張りして復元してくれておりまして、
その手紙の束を竜三に手渡します。

 

そこで初めて竜三は、おしんからの手紙が届かなかったこと
消息を訪ねる手紙もすべて届かなかったことを理解します。

 

 

「佐賀からだ…竜三さんから!」
一年以上ぶりに手にした竜三の手紙は
何枚にも便せんにつづられていました。

 

おしんは、胸を熱くしていました。

 

竜三は、雄に何か買ってやってくれと
為替20円を同封してくれていました。
そして写真を送ってほしいとありました。

 

佐賀で干拓の仕事をしている竜三は
酒田で飯屋の主人になれるような人ではありません。
竜三は佐賀で、そしておしんは酒田で
それぞれ頑張って生きていくしかないのです。

 

 

店で酒に酔い、刃物を振りかざして暴れる客がいました。

 

おしんは果敢にもその客に、ここは自分の店だと叫び
この店で自分を突き刺すか、外に行って続きをするか選べと迫ります。
大男たちはもちろん外に出ようとするのですが、こんどは
代金を支払ってから外に出て行けと正当な理由を要求するのです。

 

ひと段落ついたら、安心した弱腰の男に抱きつかれて絡まれて
おしんも適当にあしらって相手しています。

 

そんな行動の一部始終を見ていた浩太は
やはりおしんはこういう飯屋をするべきではないと反対を唱えます。
一番いいのは、佐賀から干拓事業を捨てて竜三が出てくることなのですが、
それはおしんの気持ちをなおいっそう重くのしかかってきます。

 

 

加代がおしんの店にくる前に、加賀屋からみのがやってきます。

 

今は加賀屋を夫に任せているものの、やはり夫婦は一緒に過ごしてこそだから
加賀屋に戻ってくるように説得してくれないか、ということでした。
おしんも、開店したばかりの手伝いとして加代を受け入れはしましたが、
加代の親切に甘えて半年、本当はもう一人立ちしなければなりません。

 

加代は、いつまでもおしんの店を手伝いたいという気持ちでいっぱいです。
加賀屋のために自分を犠牲にし続けてきた人生だったので、
自分の好きなようにすごしたい、というのが第一だったのです。

 

そんなとき、浩太がおしんの仕事を見つけてきました。
浩太の故郷である三重県の伊勢で上がった魚を安く入手し
店よりも安く、そして新鮮なまま売り歩く仕事です。
魚の行商です。

 

 

「お加代さま…どうか加賀屋のいい若奥様になられて」
おしんは、自室に閉じこもった加代の部屋の障子を開けないまま
別れの挨拶を伝え、出ていきます。

 

食器や釜を集め、お品書きをはがし、撤収の準備を始めていたころ
おかよが一升瓶をもってやってきてくれました。
浩太もどうせいるだろうから、3人で別れの盃を、ということです。

 

酒田で出会った3人が、再び酒田で出会い、酒田から旅立ってゆく。
今度はまたいつ会えるか分からない旅でした。

 


 

作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り手:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
田中 裕子 (おしん)
並木 史郎 (竜三)
東 てる美 (加代)
──────────
北村 和夫 (大五郎)
小林 千登勢 (みの)
高森 和子 (清)
渡瀬 恒彦 (浩太)
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制作:岡本 由紀子
演出:江口 浩之

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