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2019年8月25日 (日)

大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(32)独裁者 ~~

まーちゃんこと田畑政治率いる水泳の日本選手団は、
「全種目金メダル」獲得を目標に善戦。
あいにく全種目とはなりませんでしたが、
みんな納得のいく結果でした。

そんな日本選手団を、
東京駅で待ち構える日本人の歓声に驚き、
そのまま日比谷公園に移動して行われた
選手団の報告会に出席します。

事件は、その選手控え室で発生しました。
東京オリンピック招致の中心人物である、
東京市長の永田秀次郎です。
「あなた…なぜ金メダルを取ってこなかったんだね」

その言葉に、まーちゃんも、そして岸 清一も、
永田市長に食って掛かります。

そしてこれが最後と思っていた前畑は、
全力を尽くした結果だと満足していたのですが
あまりに回りが「悔しいね」「惜しかったね」というものだから
自分には4年後大会があることを思い知らされたのです。

前畑は、その翌朝から、
10分の1秒を削るための努力をはじめます。
それは、一種のノイローゼのようなものでした。

昭和7(1932)年9月29日、大日本体育協会会長・岸 清一は、
昭和天皇に、ロサンゼルスオリンピックの成果を
ご進講申し上げるという大役を仰せつかります。

さらに、東京オリンピック招致についても、
ドイツのヒトラーは五輪不要論者なので、ベルリン大会がなくなり、
ローマ大会が繰り上がり、案外やすやすと東京オリンピックが第12回大会に
収まるかもしれない、との推測を申し上げますが、これは観測が甘すぎました。

体育協会に呼ばれたまーちゃんは、
そこで杉村陽太郎という男を紹介されます。
嘉納塾出身で柔道6段の杉村は…、

昭和8(1933)年2月、ジュネーブで開かれた国際連盟総会で、
日本は満州事変に関して世界各国から糾弾され、
全権を託されていた松岡洋右が退席。
日本は国連を脱退することとなり、
杉村も国際連盟事務次長の職を失ったのです。

4月、まーちゃんは社長令嬢の酒井菊枝嬢と結婚します。
料理の腕前も申し分なく、まーちゃんの話をつまらなさそうに聞いてはいますが、
まーちゃんが退社するまで帰ろうとしない、不思議な女だったのです。

 

永田の後任として、牛塚虎太郎が東京市長に就任。
5月、嘉納治五郎は、IOC総会に出席するためにウィーンへ旅立ちます。
そして杉村陽太郎が日本人として3人目のIOC委員に任命。
これで日本が持つ票が3票になるので、
東京オリンピック実現にぐっと近づくことができます。

喜びあれば悲しみもあり、
残念ながら岸 清一会長は10月29日に急逝。
IOC委員には、後任として副島道正が選出されます。

翌1934年、アテネで開かれた総会から帰国した治五郎は、
東京オリンピックの実現可能性について悲観的になっていました。
しかしそこはうっちゃり…いや背負い投げの嘉納治五郎、
いきなり極論を言い出します。
「譲ってもらうというのはどうだろう?」


※このドラマは、史実を基にしたフィクションです。


作:宮藤 官九郎
音楽:大友 良英
題字:横尾 忠則
噺(古今亭志ん生):ビート たけし
──────────
[出演]
阿部 サダヲ (田畑政治)
中村 勘九郎 (金栗四三)
綾瀬 はるか (池部スヤ)
麻生 久美子 (酒井菊枝)
桐谷 健太 (河野一郎)
斉藤 工 (高石勝男)
林 遣都 (大横田 勉)
三浦 貴大 (野田一雄)
大東 駿介 (鶴田義行)
上白石 萌歌 (前畑秀子)
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森山 未来 (美濃部孝蔵・語り)
神木 隆之介 (五りん)
荒川 良々 (今松)
仲野 太賀 (小松 勝)
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永山 絢斗 (野口源三郎)
きたろう (牛塚虎太郎)
イッセー 尾形 (永田秀次郎)
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リリー・フランキー (緒方竹虎)
皆川 猿時 (松澤一鶴)
加藤 雅也 (杉村陽太郎)
塚本 晋也 (副島道正)
岩松 了 (岸 清一)
薬師丸 ひろ子 (マリー)
役所 広司 (嘉納治五郎)
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制作統括:訓覇 圭・清水 拓哉
プロデューサー:岡本 伸三・吉岡 和彦
演出:大根 仁

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆
NHK大河ドラマ『いだてん』
第33回「仁義なき戦い」

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