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2019年9月13日 (金)

連続テレビ小説おしん・太平洋戦争篇(211)~(216)

昭和18(1943)年秋。

 

文化系学生の徴兵猶予が打ち切られ、
20歳になっていた雄は、
大学生活半ばで京都の下宿を引き払い
伊勢の両親の家に帰って来ていました。

 

学生の間だけは兵隊に取られることはないと
信じていたおしんには思いがけないことで
もう雄を失ったような心境ですが、
少しの辛抱だ、と竜三はおしんを励まします。

 

夜、おしんは雄の部屋を訪ね
“軍国の母”のような、お国のためにという立派なことはいえないが
雄が納得できる生き方ができるのであればそれでいい、と諭します。
雄の人生は雄だけのものだから、と。

それから1ヶ月、雄は冷静に
気持ちの整理を付けようとしているようでした。
おしんも初子も入隊のことには一切振れず、
ついに入隊の12月1日がやってきました。

 

盛大な壮行会に無意味さを感じていた雄は
壮行会の中止を願い出て、誰にも見送られることなく
ひとりそっと出発して行きました。

 

 

入隊した雄は、
親兵としての教育を受けることになりますが
おしんたちにはその様子は伝えられないまま、
昭和19(1944)年の5月になっていました。

 

おしんが待ち望んでいた、雄からの手紙が届きます。

 

みなさんお変わりありませんか
僕も元気ですからご放念ください
来たる5月30日、面会が許されました
お忙しかったらわざわざ来てくださるには及びませんが
ひとことお知らせ致します

 

大喜びのおしんは、仁と希望と初子も連れていこうとしますが
彼らには彼らで軍事工場での奉仕があるので休ませられません。
それを理解している初子はおしんとおはぎづくりに勤しみますが
おしんは竜三に黙って、初子を連れていきます。

 

聞けば、幹部候補生となった雄は
陸軍予備士官学校に入校することになるようです。
夜通しで作ってくれたおはぎをほおばる雄を見て
顔が綻ぶおしんと初子です。

 

家族が満州に行っていて、面会に来れないという
川村という男にもおはぎを分けてあげ、
お互いに切磋琢磨して頑張っている姿が想像できます。

 

面会時間はあっという間に終わりました。

 

 

7月7日、サイパン島が陥落してしまいます。

 

サイパン島は日本本土を爆撃するために
アメリカ軍が狙っていた場所で、サイパン島を拠点に
空襲が始まる可能性が高くなってきました。

 

特に伊勢は軍事工場も多く、標的にされる恐れもあるので
竜三は、9歳の末娘・禎を疎開させた方がいいのではないかと
おしんに提案しますが、猛反対を食らいます。

 

ちょうど帰って来た禎によると、今日も級友が2人
疎開のために転校していったそうで、
竜三は佐賀の実家に行くかと尋ねてみますが
禎は家族一緒でなければ帰らないと強い口調です。

 

 

雄から手紙が入り、面会の許可を得たものの
みな忙しいだろうからと知らせなかったとのことです。
おしんはピーンときました。
雄はどこかに派遣されたのではないか、と。

 

隣組の組長をやりながら、夫が軍の仕事をしていて
横流ししてたいそうぜいたくな暮らしをしていると
陰口を叩かれる一方で、

 

雄の所在について陸軍少佐の亀次郎に問い合わせするなど
だから陰口を叩かれるんだよっ!! と言いたくなることを
平気でするおしんです。

 

雄はすでに学校を離れ、海路を南へ向かっているそうです。
軍の機密では、手紙で知らせられることもほとんどできないので
伝えられるのはここまでで精一杯なのです。

 

ただ、アメリカ軍が上陸する危険性について亀次郎が言及すると
禎を疎開させるべきかもしれないとやっと心を決めていました。
しかし禎はそばを離れたくないと駄々をこね、
さてどうしようかと途方に暮れていました。

 

 

そんな禎をなんとか説得し、伊勢から3時間ぐらいの
桜井トキ家に身を預けることになった禎。
トキは面倒見のよさそうな柔和な表情で
禎を迎え入れます。

 

くれぐれもよろしく、と挨拶を済ませると
おしんは禎の方を見ずに急ぎ足で立ち去ろうとします。
自分が奉公に上がるときは感じなかった、親としての心が
いま、1人娘を手放す悲しさにつながっているのかもしれません。

 

 

そして仁までも、神風特攻隊にあこがれて
少年飛行兵に志願することを決意してしまいます。

 

おしんは、命を粗末にするのではないと仁を平手打ちしますが
そんなことで心が折れる仁ではありません。
おしんが隠しておいた生活費を持ち出し、
三重海軍航空隊の少年飛行兵に志願して家出してしまいます。

 

「無駄だよ。仁の好きなようにさせてやりなさい」
竜三も力なく答えます。

 

これまでいろいろな苦労をして来たおしんにとって、
雄、仁、禎の3人の子どもを手放してしまった今が
一生で一番辛いときでした。
しかし戦争の厳しさはまだまだ序の口だったのです。

 

 

昭和20(1945)年が明けました。
慌ただしく毎日が過ぎていき、窓ガラスという窓ガラスには
飛散防止のためのテープが米の字に貼られ、
庭には大きな防空壕を作りました。

 

そんな時、禎がひとりで帰って来ました。
禎のおかゆは一膳しか割り当てず、
あとは家族でお腹いっぱいに食べてしまったり、

 

風呂は入れてもらえないし、着物も洗濯してもらえない。
禎の頭にはシラミがたくさんついています。
知らなかった……、とおしんは禎を抱きしめますが、
竜三は明日には帰るように、と甘やかすことは許しません。

 

 

7月の夜、空襲警報が出ました。

 

サイレンの響き渡る中、竜三は隣組の見回りに走り
おしんと初子、希望の3人は水をたくさん用意しますが
その時に爆撃を受け、家に火が燃え移ります。

 

おしんは竜三の怒鳴り声にも応じず
雄や仁、禎が笑顔で戻って来れるように家を守りたいという
執念だけで一生懸命に火を消していました。

 

 

竜三がいちから作り上げた練り工場と縫製工場も爆撃を受け
初子や希望が働きに出ている工場もやられてしまいました。
みんな失業だ、と力なく笑う家族に、
追い打ちをかける広報が届きます。

 

雄の死を知らせるものでした。

 

竜三は、雄が生まれたときのことを思い出していました。
山形からはおしんの母親のふじが出産の手伝いに来てくれて
まだ源右衛門も健在で、とても幸せな日日でした。

 

おしんは、雄が生きていると思って待ち続けるつもりです。
それがおしんの生きる支えでもありました。

 

 

広島と長崎に新型爆弾が落とされたと聞いたのは
それから1ヶ月もしない8月のことでした。

 

仁から手紙が届き、
少年飛行兵として1番手に選ばれたそうで
いよいよ出発の時がやってきました、とありました。

 

その日、8月15日、重大発表があるとのことです。
「いよいよ戦争が終わるらしい」
戦争が終わるということがどういうことなのか、
おしんにも考えがつかないことでした。

 


 

作:橋田 壽賀子
音楽:坂田 晃一
語り手:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
田中 裕子 (おしん)
並木 史朗 (竜三)
長島 裕子 (初子)
──────────
制作:岡本 由紀子
演出:吉村 文孝

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