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2019年11月24日 (日)

大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(44)ぼくたちの失敗 ~開催直前! 事務総長解任騒動~

昭和37(1962)年、東京オリンピックを2年後に控え
その前哨戦として、ジャカルタで開かれる
第4回アジア競技大会ですが、
開幕前にとんでもないルール違反が発覚します。

開催国インドネシアが、政治的に対立する
台湾とイスラエルに招待状を送っていなかったのです。

これがスポーツ界にとどまらず、国際的な政治問題に発展。
マスコミは、もし日本が参加したら東京オリンピックは
取り上げられるかもしれないと報じます。

「中止だ中止! と言ったら、さぞかし困るでしょうねえ」
まーちゃんこと田畑政治は、
オリンピック担当大臣川島正二郎をためしますが、
僕はどちらでもかまわんよ、と開き直られます。

仮に参加したとして、IOCに糾弾されて
除名なんてことになるかもしれません。
東京オリンピックをとりあげられるかもしれない、
という噂を持ち出します。

不参加にしたって、アジアへの戦後補償という問題があります。
日本政府はこのことに心血を注いできたわけですが、
ようやく反日感情が払しょくできつつあるというのに
また日本はアジアから嫌われる存在になってしまいます。

「で、どうするんだ事務総長」と、川島は
すべての判断をまーちゃんに委ねます。

川島の顔を立てるのではなく、選手のために、
また、アジア民族の祭典を心待ちにしている
インドネシア人のために
「出ますよ」とまーちゃんは短く答えます。

8月24日 午後3時、日本選手団は参加を表明。
開会式のわずか数分前のことでした。

競技が始まると、日本選手団は初日から好成績を連発。
しかし、日本のマスコミが報じたのは、
大会参加を決断したことへのバッシングでした。
誰がこの責任を取るのか、戦犯探しが始まりました。

「東京オリンピックに暗雲か」
「JOCの優柔不断 田畑事務総長に非難の声」
金メダルを取ったことなど全く取り扱わず
このような文字が躍る新聞ばかりです。

まーちゃんはそのことにいら立ちを隠せませんが、
東京からかかってきた国際電話に救いの手を求めます。
台湾もイスラエルも出場できないなら、大会の名目を変えるのが常とう手段だ、と
元同僚で国会議員の河野一郎がアドバイスします。

台湾もイスラエルも出場できないのなら、
正式な競技大会ではなくなるので
“親善大会”といったように、
大会自体の趣旨を切り替えるのです。

まーちゃんとインド代表のソンディが先頭に立ち、
インドネシア組織委員に大会の名称変更を迫りますが、
オレたちの大会にケチをつけるとは太ぇ野郎だ、と
インドネシア国民の反発を食らいます。

それどころか、数千人のデモ隊が
インド大使館を取り囲み、火を放ち、
代表のソンディは国外逃亡してしまいます。
おかげでまーちゃんにも警護がつくようになりました。

9月4日、第4回アジア競技大会閉幕。
日本はなんと、155個のメダルを獲得する大活躍!
むろん、総合第1位です。
しかしまーちゃんの戦いはここからが本番でした。

「あれは! 親善試合だったんだよ!」
つい口を滑らせて言ってしまったまーちゃんは
発言を猛批判され、翌日には撤回。

度重なるまーちゃんの失言に、国内外から批判の声が上がり、
川島が音頭を取って、まーちゃんはついに
国会に参考人として召喚されてしまいます。

国会議員の執拗な質問攻撃に、
まーちゃんの考え方が次第にずれていくのを
まーちゃん自身、感じずにはいられませんでした。

 

これまで続く批判の嵐に、
オリンピック組織委員会会長の津島寿一が
会長職を辞する、と言い出します。
「条件がある。田畑も一緒に辞任させてもらいたい」

ここから組織委員会は、川島が敷いたレールの上を
走るだけの集団となってしまいます。
まーちゃんとともにオリンピック招致に命を削った東 龍太郎でさえ
今では川島の言いなりになってしまっています。

10月2日、田畑政治事務総長、解任。

「命より大事なオリンピック取り上げられて
自分の敷いたレールを知らないやつが走る。面白くねえよ」
そんなまーちゃんに、岩田や松沢たちが集まり、
俺のオリンピックを完成させなきゃ! という気分にされてくれます。

 

いよいよ、古今亭志ん生と五りんの二人会の日。
すなわち、志ん生復活の日であります。
しかし、「足袋に出ます」との置手紙を残し
五りんが消えてしまいます。

 

※このドラマは、史実を基にしたフィクションです。


作:宮藤 官九郎
音楽:大友 良英
題字:横尾 忠則
噺(古今亭志ん生):ビート たけし
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[出演]
阿部 サダヲ (田畑政治)
松坂 桃李 (岩田幸彰)
麻生 久美子 (田畑菊枝)
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森山 未来 (語り)
神木 隆之介 (五りん)
荒川 良々 (今松)
川栄 李奈 (知恵)
池波 志乃 (りん)
小泉 今日子 (美津子)
──────────
桐谷 健太 (河野一郎)
浜野 謙太 (三波春夫)
萩原 健一 (高橋是清(回想))
──────────
松重 豊 (東 龍太郎)
皆川 猿時 (松沢一鶴)
井上 順 (津島寿一)
薬師丸 ひろ子 (マリー)
浅野 忠信 (川島正次郎)
役所 広司 (嘉納治五郎(回想))
──────────
制作統括:訓覇 圭・清水 拓哉
プロデューサー:岡本 伸三・吉岡 和彦
演出:大根 仁

 

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『いだてん』
第45回「火の鳥」

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