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2019年12月 1日 (日)

大河ドラマいだてん 東京オリムピック噺・(45)火の鳥 ~東洋の魔女に危機! メダルどうなる~

「なぜ俺が辞めなきゃならんのだ?
俺が辞めたらオリンピックはどうなるんだよ!!」
複数の職員に腕をつかまれ、強制的に退出させられるまーちゃんこと田畑政治。
東京オリンピックを2年後に控え、事務総長の職を追われます。

そんなまーちゃんのもとに、忘れものですよ、と
岩田幸彰や松澤一鶴たちが東京オリンピックの会場模型を手に
慰めに家にやって来ました。

もうオリンピックには関わらん、としょげているまーちゃんに
岩田までも、辞める意向を示します。
しかしまーちゃんは、自分が敷いたレールを走ってほしいし
自分が蒔いた種を、岩田に刈り取ってほしい、と引き留めます。

岩田は、嘉納治五郎の形見である懐中時計を預かり、岩田家を後にしますが
菊枝とあつ子は、ふさぎこんでいる父を見ていられず、
また遊びに来て話相手になってほしいと頭を下げます。

まーちゃんが組織委員会を正式に去る日がやってきました。
そして、オリンピックから身を引いた男がもうひとり。
オリンピックの記録映画の監督だった黒澤 明です。
「田畑さんのいないオリンピックに情熱を失いましたので」

まーちゃんの後任として事務総長に就任したのは、
与謝野晶子の次男で外交官の与謝野 秀です。
オリンピックを一つの足掛かりとして経済大国へと駆け上がる日本。
川島正次郎はその道筋を整え、政治の世界へ戻っていきました。

東京オリンピックまであと2年 昭和37(1962)年10月。
日紡貝塚女子バレーボール部が世界選手権で
宿敵ソビエトを下し、世界一になりました。
世界中のメディアが彼女たちを『東洋の魔女』と呼ぶようになります。

そんな矢先、バレー部の監督・大松博文が突然の辞意表明。
それを聞いたまーちゃんは、大阪の練習会場に駆けつけます。

世界選手権でソ連を倒して世界一になってしまったがために
彼女たちの青春を、婚期を奪ってどうするのか、と
批判も受けるようになってしまい、
大松はすっかりしょげてしまっているのです。

まーちゃんは大松を説得しますが、
どうもその会話がかみ合わず、説得は不調に終わります。

 

東京オリンピックまであと1年7ヶ月・昭和38(1963)年3月。
まーちゃんが仕掛けた丹下健三設計の
国立代々木競技場の工事が着工します。
ポスター第三弾も完成し、いよいよ盛り上がってきました。

東京都知事の東 龍太郎は、二選目を狙う表明をしましたが
オリンピックに向けての昼夜を問わない突貫工事に
批判が集中しています。
それに加え、まーちゃんを裏切った形となったので、居場所がありません。

熊本から出てきた金栗四三は、昔のように東京市中を走り回りますが、
日本橋の上に首都高速環状線ができ、日本橋を覆い隠してしまって
東京の川が塞がれたことに、表情はたちまち暗くなります。

 

オリンピックに向けて、コンパニオンの選考会が続けられています。
その中に、体操着姿のおじいちゃんがひとり。
面接官の岩田は、それをまーちゃんにも知らせて爆笑していますが、
よくよく話を聞いてみると、聖火ランナー希望者のようです。

何かを思い出したまーちゃんは、
そのおじいちゃんが足袋姿で、坊主頭と聞いて
四三であることに気づきます。

岩田は、四三から託された紙きれをまーちゃんに持ち帰ります。
それは、四三が現役時代に日本全国を走り渡った足跡だったのですが、
まーちゃんはそれをヒントに、聖火ランナーは
日本全国走らせよう! と計画を練り直します。

沖縄で聖火を4つに分け、西日本地方を日本海側から、西日本地方を太平洋側から、
東日本地方を日本海側から、東日本地方を太平洋側から東京に集め、
皇居前で聖火をひとつにし、競技場まで運ぶ、というストーリーです。

着々と準備が進む中、渉外部長の岩田は、
ローマオリンピックの83ヶ国参加を上回る
世界105ヶ国に招待状を送付します。

 

岩田がアフリカ諸国に直接オリンピックの説明に行っているとき、
まーちゃんは大阪日紡に向かっていました。
完全に抜け殻になっている大松を
説得するためです。

あと2年戦って、選手たちの青春を犠牲にしてほしくない、と
大松は考えているのですが、
選手たちは、今が、この練習が青春だと考えているから
まったく苦には感じていないのです。

「辞めるか続けるか、自分で答えを出せるだけでもありがたいと思え!」
自分の意思にかかわりなく、辞めさせられたまーちゃんらしい言葉です。
まーちゃんはもうオリンピックの表舞台には立てません。
だからこそ、その思いを大松に託しているのです。

大松は、選手ひとりひとりの目を見て、鬼の形相になります。
「俺が全員嫁に行かしたる! 俺についてこい!」
練習再開です。

 

オリンピックまであと1年・昭和38年10月。
組織委員会は、五輪の五色の飛行機雲を大空に走らせたいと
航空自衛隊に協力を仰ぎます。

ブルーインパルス機長の松村治英は、
やってもいいけど面白くない、と難色を示します。
「青空に5つの輪っか、どーんと描いて見せましょう!」
思いがけない提案に、岩田と松澤はあっけにとられています。

 

12月31日の大晦日です。
東京五輪音頭を歌う三波春夫のステージで
五りんが踊っているのがテレビに映し出されます。

 

※このドラマは、史実を基にしたフィクションです。


作:宮藤 官九郎
音楽:大友 良英
題字:横尾 忠則
噺(古今亭志ん生):ビート たけし
──────────
[出演]
阿部 サダヲ (田畑政治)
中村 勘九郎 (金栗四三)
松坂 桃李 (岩田幸彰)
麻生 久美子 (田畑菊枝)
安藤 サクラ (河西昌枝)
徳井 義実 (大松博文)
──────────
森山 未来 (語り)
神木 隆之介 (五りん)
荒川 良々 (今松)
池波 志乃 (りん)
小泉 今日子 (美津子)
──────────
増子 直純 (黒澤 明)
浜野 謙太 (三波春夫)
──────────
松重 豊 (東 龍太郎)
皆川 猿時 (松沢一鶴)
薬師丸 ひろ子 (マリー)
浅野 忠信 (川島正次郎)
役所 広司 (嘉納治五郎(回想))
──────────
制作統括:訓覇 圭・清水 拓哉
プロデューサー:家富 未央・大越 大士
演出:一木 正恵

 

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『いだてん』
第46回「炎のランナー」

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