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2020年1月 7日 (火)

プレイバック信長・[新] (01)ジパング

1585年(天正13年)3月23日
キリシタン天正少年使節が
ローマ教皇グレゴリオ13世に謁見した
日本人が公式にヨーロッパを訪れたのは
これが史上はじめてである──。


 


バチカン宮殿・帝王の間で、教皇と使節が対面します。


「申し上げます。東の果ての国、ジパングの施設が
教皇様に尊敬と感謝の意を表するため
3年におよぶ長旅をして、ただいま到着いたしました」
「おおわが子よ、わが子よ。よく来た、よく来た」


イエズス会宣教師・フランシスコ=ザビエル神父が
日本へ第一歩を記してから36年目のことでした。

 


原作・脚本:田向 正健


音楽:毛利 蔵人
演奏:東京コンサーツ


テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
作詞:田向 正健
合唱:東京混声合唱団
独唱:久岡 昇
テーマ音楽指揮:尾高 忠明


監修:松田 毅一
時代考証:鈴木 敬三
建築考証:内藤 昌
衣装考証:小泉 清子
振付・所作指導:猿若 清三郎


馬術指導:田中 茂光
    :間宮 光弘
殺陣・武術指導:林 邦史朗
邦楽:杵屋 正邦
笛指導:鳳声 晴雄


題字:渡辺 裕英
──────────
協力:岐阜県
  :岐阜市
  :山梨県 小淵沢町


語り:ランシュー・クリストフ


 


[出演]


緒形 直人 (織田信長)


菊池 桃子 (帰蝶)


高橋 惠子 (るい)


的場 浩司 (池田恒興)


二谷 英明 (平手政秀)


広岡 瞬 (斎藤義竜)
長谷川 明男 (織田信光)


塚本 信夫 (内藤勝介)
三上 真一郎 (森 可成)


辻 輝猛 (織田信友)
菊池 孝則 (織田信次)
児玉 謙次 (青山与三右衛門)
永野 典勝 (斎藤孫四郎)


中井 啓輔 (堀田道空)
狭間 鉄 (梶 真八郎)
戸塚 孝 (寺沢又八)
山本 寛 (斯波義統)


宮寺 康夫 (安祥長家)
村上 幹夫 (春日丹後)
加世 幸市 (織田信康)
川島 正人 (兵頭平左衛門)


木村 直雄樹 (伊東マンショ)
長崎 真純 (千々和ミゲル)
植松 良介 (原マルチノ)
竜 飛雲 (ヤジロー)


テリー・オブライエン (ザビエル神父)
アントニオ・カンテリーニ (グレゴリオ十三世)
ファビオ・ブッソーティ (メスキータ神父)
カルロス・モリーナ (トルレス神父)
アルメイダ・ジョワリ (フェルナンデス修道士)


池上 尚吾
新井 一典
佐野 和敏
船戸 健行
夏井 貴浩
田 公雄


おやま 克博
堀 光輝
杉原 貴志
川本 俊一
荒木 誠
大舘 光心


 


宇津井 健 (林 通勝)


篠田 三郎 (稲葉良通)


田中 健 (佐久間信盛)


本郷 功次郎 (佐久間盛重)


鈴木 瑞穂 (坂井大膳)


フランク・ニール (ルイス・フロイス)


山根 隆明 (信長(十四歳))
森田 洸輔 (信長(六歳))


内山 眞人 (信行(四歳))
大友 大輔 (信行(十二歳))
榎本 夕希 (帰蝶(十四歳))


村田 泰則 (信広(十三歳))
坂本 徳志 (恒興(十三歳))
黒谷 加菜子 (りゅう(八歳))
西野 まり (りゅう(十五歳))
アダム・ロビンス (フロイス(八歳))


山本 郁子 (まつ)
山本 恵美子 (きみ)
青山 知可子 (よね)
山本 則子 (みね)
三谷 幸子 (かな)


若駒スタント部
久世七曜会
鳳プロ
早川プロ
東京宝映


劇団いろは
劇団ひまわり
劇団東俳
丹波道場
望月太八社中


 


林 隆三 (織田信秀)


船越 英二 (織田信定)


芦田 伸介 (斎藤道三)


平 幹二朗 (加納随天)


 


制作:八木 雅次


美術:田島 宣助
技術:大沼 伸吉
  :横山 一夫
音響効果:平塚 清


撮影:三浦 国男
照明:野下 清
音声:近藤 直光
記録・編集:阿部 格


制作著作:NHK
共同制作:NHKエンタープライズ


制作統括:渡辺 紘史
──────────
制作協力:NHKアート
    :NHKテクニカルサービス


 


演出:重光 亨彦




さかのぼること45年前、天文9(1540)年。
尾張国・那古野城の大広間を、女物の着物をうちかけて
まるで蝶のようにはしゃいで走り回る吉法師。


織田家当主として戦に出ている父・織田信秀の代わりに
那古野城のお留守番というお役目の吉法師ですが、
いたずらが過ぎ、世話役はほとほと困り果てております。


 


父・信秀は6月6日、
三河安祥城の戦いで出陣しています。
その戦には、重臣として林 通勝、平手政秀、
佐久間盛重、佐久間信盛、織田信光もいて
織田方は総力戦でかかっているともいえます。


そんな中、本陣の信秀の後方にいて
卦を用いて占いをしているのが加納随天。
信秀の最も重用する家臣です。


「安祥城一気に落とさねば、長引きまする」
随天の言葉に大きくうなずく信秀は、
敵の敗走に乗じて城まで攻め込みます。


 


三河安祥城を落とし、夜に那古野城に戻った織田軍。
しかしそれを聞いた吉法師は、どこかへ隠れてしまいますが、
織田家嫡男の出迎えがないことぐらい、信秀はすぐ気づきます。
「織田家の嫡男が、父親を出迎えられないでどうする!」


織田信秀は、尾張国の半分を収めている守護代・織田大和守の家臣であり
織田三奉行のひとりに過ぎなかったのですが、
それがいつしか力をつけ、守護代をしのぐ実力を身に着けていったのです。
戦に勝てる者だけがのし上がれる時代でした。


信秀は、長男の織田信広に今回奪った三河安祥城を与えます。
尾張国内の不穏な動きや、隣国の斎藤道三や今川義元が刺激され
織田領内に攻め込むとすると、真っ先に狙われるのは安祥城です。
信広は命をとして守り切るつもりです。


 


吉法師ですが、昼間に堂々と土の上で昼寝をしていたとかで
激怒した信秀は館に連れ帰り、性根をただすと折檻です。


しかしそこに信秀の父・織田信定がやってきて、
今から清州城に出向き、安祥城の戦の報告を守護代にせよという。
織田家当主は自分なのだから、耳が痛くなる説教なのですが、
信定は信秀を刀で叩きのめします。


「吉法師……天を畏れること、忘れるな」
吉法師は、神や悪魔を畏れるよりも、
人間やおばけを恐れてそだったようです。


 


この年の冬、6歳の吉法師は那古野城の城主になりました。
それまで城主であった信秀と家族は新しく築いた古渡城に移るので、
父母や姉、弟たちともお別れとなります。
わが子を強く育てるための教育の一環です。


吉法師の家老として、盾とも剣ともなれと命じられたのは
林 通勝、平手政秀、青山与三右衛門、内藤勝介です。


 


天文16(1547)年、信長が14歳になるころ。
父・信秀はますます力をつけ、他国に攻め入ることが多くなりましたが
数が増えるにしたがって負け戦も多くなりました。
この時に攻め込んだ斎藤道三との戦いでも、敗れたのです。


「織田信秀、元気は良いが若い」
美濃国・稲葉山城では、
戦を終えた斎藤道三がぼつりとつぶやきます。


しかし信秀は、尾張領内の津島や熱田の港を制圧しているので、
物流からの税で懐が厚くなっているはずです。
いずれは信秀が尾張一国を手にするのも時間はかかるまい、と。


手は打ってある、という道三ですが、
それを義龍や家臣たちには教えようとはしません。
言葉をひとつ吐けば、千里をかけめぐるというのです。
「裏切りは、そのようにして始まる」


 


守護の斯波が古渡城城下に火を放ったとの知らせを受け、
ついに斯波も斎藤方と手を結んだか、と信秀は兵をかき集めて出陣していきます。
信長は外で槍のけいこをしていて初動が遅れ、いったん那古野に戻りますが
そのまま救援に古渡城に向かいます。


その姿に斯波軍はあっという間に引いたようですが、
その代わりに弟の勘十郎は信長にべったりです。
遠回しに、兄よりも強い顕示欲を示したい勘十郎ですが、
そんな勘十郎を信長自身は非常にうっとおしく感じています。


ふざけ合いがいつしかエスカレートし、
お互いに取っ組み合いになりますが、最後は平手政秀に引き離されていきます。
信長は、生まれた時から母の愛情を浴びた勘十郎が許せなかったのです。
「勘十郎…忘れるな! いつかお前を殺してやる!」


 


尾張国守護・斯波義統が頂点にいて、
清州城城主である守護代の織田信友がいるわけですが、
勝手に他国を攻め人質を取るような信秀の傍若無人ぶりは目に余ります。
よって、今回もそれをいさめるべく城下に火を放ったのです。


守護、守護代とその家臣である坂井大膳に呼び出しを食らった信定は
古渡城に戻ってありのままを信秀に伝えますが、
守護家、守護代家に従順たれ、という教えとは真逆のことを言い出します。
「こうなったら清州へのあいさつは無用じゃ。明日にでも清州を攻めよ」


しかし、信秀は信定の意見には賛同しません。
内なる敵を早期に統一し、外なる敵に向くという信定に対し
外なる敵と手を結び、内なる敵を消す、という信秀。
無論、外なる敵とは斎藤道三です。


随天の卦によって、織田は北の美濃に向かうことになりました。


斎藤家には平手政秀が名代として向かい、道三の娘と
信秀の息子・信長の結婚がまとまります。
道三の娘・帰蝶が尾張の信長のもとに嫁入りに入ったのは、天文17(1548)年。
14歳の花嫁です。


 


天文18(1549)年8月15日・鹿児島。
砂浜を、黒い修道服に身を包んだ宣教師がよろよろと歩いています。
この日、イエズス会のフランシスコ=ザビエル神父が鹿児島に上陸したのです。


ザビエルは、日本からの最初の手紙にこう記しています。
『この国の人は礼節を重んじ、よい性質を有し、悪意がない。
彼らの名誉心は特別に強烈で、彼らにとっては名誉がすべてである。
国民は一般に貧しいが、武士の間でも平民でも貧しさを恥と思っている人はいない』


 


3年後・天文21(1552)年・春、信長のうつけぶりには拍車がかかり、
家臣団はみなどう勇めればいいのか頭を抱えるほどの大問題であります。
妻の帰蝶はというと、こちらはこちらで傍若無人、わがまま勝手に過ごしていまして
家臣団を顎で使われて、林 通勝も正直面白くはありません。


そんな時、織田家を揺るがす大事件が発生します。
病に侵された信秀が倒れたのです。
「誰か……誰か……信長……」

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