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2020年2月23日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(06)三好長慶襲撃計画

天文17(1548)年・秋。

都で随一の権勢を誇っていた管領・細川晴元と、
その家臣で、力をつけてきた三好長慶が
京の覇権を巡り、一触即発の緊張状態にありました。
主君を家臣が討つ、下克上が横行していた都は、
不気味な静けさに包まれていたのです。

家臣の松永久秀の陣所を訪れた三好長慶は、京の様子を久秀から聞き取りします。
晴元は、はなから長慶が明日にでも摂津から都へ軍勢を進めると疑っていて、
人を疑うその性格を長慶は鼻で笑いますが、
今こうして長慶はお忍びで摂津から入京しているので、
それを知った者たちはみな、驚くだろうと久秀は笑います。

明智光秀の頼みを受けて、鉄砲の分解をしてみた伊平次は
しばらく遊女屋に入り浸っておりました。
そうしていると、隣の部屋から聞こえてくるひそひそ話で
いろいろなことが見えてくるわけです。

万里小路家での連歌の会で長慶と久秀が襲撃される…。
幼馴染である伊平次は、光秀に情報を流します。
摂津からお忍びで入京しているため、供の数が少なく
襲撃するにはもってこいだ、と。

光秀はさっそく三淵藤英の館に向かい、襲撃計画のことを話します。
京の安寧を狙うなら、ただちに万里小路家に向かわねばなりませんが、
しょせん細川家の内輪もめだからと手を出さないつもりの藤英です。

光秀は、将軍は武士の頭領であるからこそ、
京の都に安寧をもたらすべく、ひとこと
「争うな」と言えばいいだけなのだ、と
気持ちの通じない藤英に怒って帰ってしまいますが、
当の将軍・足利義輝が、そのやりとりを聞いていました。

 

予定通り、連歌の会が始まりました。
「いとはやも 天のとわたる 雁金や」「かなたこなたに なき渡る声」

「きく人の 遠つ松山 波越えて」「月に孤影の 愁いとむらう」
その間にも、長慶を狙う刺客は音もなく近づきつつあったのです。

一気に乱入する無数の刺客に立ち向かう久秀、
駆けつけた細川藤孝に光秀が応戦します。
後からふたりを追ってきた藤英が合流し、
用意した馬で長慶と久秀をとにかく逃がします。

民家に身を潜めて様子を眺めていた晴元は、
供のものがわずかだからきっと襲撃は成功すると思っていたのに
目の前を馬で逃げていく姿を見て、扇を床に投げつけます。
「しくじりおって!」

 

肩に傷を負った光秀は、望月東庵のところに向かいます。
傷は浅いと思っていたら出血が止まりませんで、
その道中で高熱を発して気を失ってしまったらしく、
気が付けば東庵の家で寝かされていました。

駒の話によれば、光秀は2日間ずっと眠っていたようで、
それはもう駒が必死に看病をしてくれたわけで、
光秀は礼を言いますが、駒はどこかうれしそうです。
「ずっとおそばにいますから。変だけれど、ちょっと楽しゅうございます」

10日後、藤孝が光秀を訪ねてきました。
万里小路家で窮地を救ってくれた光秀に、久秀が水あめを進呈し
くれぐれもよろしくと礼を言っていたのだそうです。
久秀から藤英を介し、藤孝が代理で持ち込んだものです。

藤孝は、光秀のようなまっすぐな武士は面白いと評し、
京のため、将軍のためにも、美濃には帰らず
しばらく京に滞在してはと思い切って提案しますが、
美濃も同じ、一つにならねばならないと、光秀は申し出を断ります。

 

天文17年の末、美濃の斎藤利政は西美濃の大柿城を急襲。
かつて大柿城は利政が押さえていましたが、
今は織田信秀に奪われていたのです。

大柿城周辺は有数の穀倉地帯であり、交通の要衝でもあり、
大柿城奪還は利政の宿願であったわけです。
末森城から大軍を率いて斎藤方の背後につこうとした信秀ですが、
結局城を守り切ることはできませんでした。

戦のことを東庵から聞いた光秀は、傷も癒えていないのに美濃に帰ります。
もちろん、そんな光秀をひどく心配する駒は、美濃までついてくるわけですが(笑)、
光秀が駒を無理やりに京に帰せば、光秀にも京に戻ってもらうと言われ
言いくるめられた光秀は、駒の美濃ゆきを認めざるを得ません。

雨に降られれば空き家に泊まり、近くの村から藁を借りてきて光秀に使わせます。
しかし駒が寒い思いをしているのにぬくぬくと寝ていられない光秀は
駒を隣に座らせて、藁を一緒に使うことにします。
初めは躊躇する駒も、光秀の言われるがまま隣に座ります。

光秀が意識を取り戻す前、枕元で駒が今様を歌ってくれていたのですが、
駒が言うには、孤児になった後、5~6歳のころに
伊呂波太夫という旅芸人一座に拾われて
そこで育てられながら各地を旅していたという過去を教えてくれます。

焚き火が、消えかかっています。


作:池端 俊策
脚本協力:岩本 真耶
音楽:ジョン・グラム
語り:市川 海老蔵
題字:中塚 翠涛
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[出演]
長谷川 博己 (明智十兵衛光秀)
門脇 麦 (駒)
谷原 章介 (三淵藤英)
向井 理 (足利義輝)
眞島 秀和 (細川藤孝)
山路 和弘 (三好長慶)
国広 富之 (細川晴元)
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高橋 克典 (織田信秀)
吉田 剛太郎 (松永久秀)
堺 正章 (望月東庵)
本木 雅弘 (斎藤利政(道三))
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制作統括:落合 将・藤並 英樹
プロデューサー:渡邊 美咲
演出:大原 拓

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
第7回「帰蝶の願い」

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